聖書では、
最初、アダムとイブから、
人類が誕生した・・・となっている。
ということは、
アダムとイブが、
子供を作ったとしても、
残りの人類は皆、
近親相姦によって、誕生した・・・ということになる。
母親と息子、
父親と娘、
姉と弟、
兄と妹・・・・
そういうカップルがセックスをして
人類が繁栄したわけだ。
でも誰も、
そういうことは言わないし、
現在では、
近親相姦はタブーになっている。
むろん、近親相姦は遺伝学上、
しない方がいいに決まっているが、
でも、たまたまそういうことをしたとしても、
深刻に悩むほどのことでもないと、
常々、俺は思っている。
俺が笑っちゃうのは、
源氏物語だ。
光源氏は、
近親婚をしたことで
悩んでいる。
すごく悩んでいる。
光源氏は上流階級なので、
生活の苦労などをしたことがないため、
我々とは悩みの種類が違うことはわかるが、
でも正直、光源氏の悩みは、俺には半分は同情できない。
同じ上流階級でも、釈迦の悩みは、
人間の根源にかかわるものなので、
これは100%理解できる。
上流階級に生きているから、幸福とは限らない。
(「半沢直樹」の銀行員たちも「出向は地獄」のように、
勝手に象徴化している。
外の世界から見たら、とても滑稽なことだ)
頭がいいから幸福とは限らない。
(その証拠に、頭のいい人は、自殺者が多い)
美人だから、幸福とは限らない。
(統計によると、むしろ不幸な方が多い)
キンシンソウカンで、ぐだぐだ悩むよりも、
栄養を摂って、
シンキンコウソクに気をつけた方がいいと思う。