綿あめプーさん&あるび

綿飴ぷーさんの「けやきの会」(長岡市にある障がい者関連団体)と白馬山麓の実家の話題&アルビッレクスサポ日記

我が死後も かく盆教の 通り雨 (施食会)

2014年08月15日 | 白馬岳の麓


例年8月15日は実家の盆行事です。

毎年右往左往しながら一日が終わりますが、
今回、初めて行事全体が時間通りにスムーズに流れ、私も余裕を持って一日を過ごせました。
記録の意味もあるので整理しておきます。

朝はお墓参りに。
今日は8時過ぎくらいに行きました。



持参するのは、お花、お団子、菓子、ろうそく(3本)、線香2巻き、お茶、お水







正面左側が、20年ほど前に、墓を移設した際に、祖先からの霊(お骨)を集めたもの、
右が、山岸豊後の塔。
読めなくなりつつありますが「塔」と彫ってあります。
以前、祖父に「墓は信濃大町にある」とお聞きしました。

左右に居並ぶのは、歴代の墓です。
原則、夫婦で1墓建立してきたようです。
これらの墓には魂は残っていないので、線香やろうそくを上げず、お参りもしません。





墓地の入り口にある馬頭観音や六地蔵は最初にお参りして、
自分の家のお墓の後には、墓地にある親戚含めすべてのお墓にお参りします。
とは言っても、山の中のことですから、13基しか残っていませんが。


さて、自宅の仏壇の様子です。



33回忌を迎えていない、位牌を並べます。

これは、住職がお経をあげる際に読むので、順に並べます。

その後、午後からの準備をして、近い親戚の家にお参りに行きます。
新盆を迎える家は必須です。


床の間の掛け軸を替える。



午後のの施食会の準備をする。



これに、小盆と割り箸1膳
忘れてはいけない住職用の座布団。


さて、午後からは菩提寺、鬼来山常法寺( 長野県北安曇郡小谷村北小谷来馬) に伺います。



たまには、山門から行こうと上がっていったら、
護持役員の松澤さんとばったり会いました。



お互いに写真を撮りあって。




13時15分から施食会が始まり14時くらいに終了しました。





読経後、新盆を迎える方から焼香、総代・護持役員はじめ参列者の焼香、住職の法話があり、新盆の家に塔婆が渡されます。

今日は施食会の最中から雨が降り始めました。

父の最後の句です。亡くなるひと月ほど前に詠んだ句で、その年は6月に弟を亡くしていました。
思えば、当時父はまだ元気で施食会にも出ていましたが、自分の死を予感するものがあったのかもしれません。







大所に帰り、15時くらいに住職が到着、当家で読経の後に、15時半からの「御堂」で施食会。











また、当家に戻って、しばらくお茶を飲みながらお話し、17時くらいにお帰りになられました。

しきたりで、以前は当家でお食事をとっていただいてましたが、最近は飲酒運転もまずいですし、
私も当日中には長岡まで戻りますので、数年前から、住職のご家族分のオードブルやお寿司をお持ち帰りいただくようにしています。

毎年お盆の行事になるとオヤジを思い出します。














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