小さな旅を愉しむための情報PLUS

生活圏での小さな旅を愉しむために、暮らしの歴史に目を向けた情報発信を目指します。

南アルプスと中央アルプス😐😐😐まだ春遠き冬の姿を見せている

2022-02-20 17:00:00 | 四季

厳しい冷え込みと降雪の一週間だった。「春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに」(「春よ、来い」)や「明日 春が来たら 君に逢いに行こう」(「明日、春が来たら」)を何となく心に浮かべながら、厳しい冬の姿を見せる中央アルプスや南アルプスの山々を眺めた。

 ❖ 木曽山脈(中央アルプス)  再掲(写真は更新)
長野県の木曽谷と伊那谷を眼下に南北に連なる山脈で、「飛驒山脈(北アルプス)」「赤石山脈(南アルプス)」とともに日本アルプスと呼ばれる
◇ ◇ ◇
最高峰は「木曽駒ヶ岳」(標高2,956メートル)で、2020(令和2)年3月27日「中央アルプス国定公園」に指定されたが、「飛驒山脈(北アルプス)」は1934年(昭和9年)12月4日「中部山岳国立公園」に、「赤石山脈」は1964年(昭和39年)6月1日「南アルプス国立公園」に指定されている。

 ❖ 空木岳  再掲(写真は更新)
「空木岳(うつぎだけ)」(標高2,864メートル)山頂一帯は花崗岩の岩場とその砂礫地だが、「木曽山脈(中央アルプス)」では「木曽駒ヶ岳」(標高2,883メートル)に次いで標高の高い山で、深田久弥「日本百名山」に選定されている。
◇ ◇ ◇
伊那谷側から春の残雪を眺めると、頂上だけが満開の「卯木(ウツギ)」の花のように美しく残って見えることから、山名になったと言われている。

 ❖ 南駒ヶ岳  再掲(写真は更新)
岩場の山として人気があるという「南駒ヶ岳(みなみこまがたけ)」(標高2,841メートル)は、木曽山脈の主稜線にあって、北の「空木岳(うつぎだけ)」から南の「越百山(こすもやま)」(標高2,614メートル)へ続く南北の縦走ルートになっているが、雪形「五人坊主」は、古くから農事暦として農耕の目安に用いられて来たという。
◇ ◇ ◇
稜線下に広がる「摺鉢窪カール」縁で、現在も山肌が大きく崩れ落ちる「百間ナギ」と呼ばれる大規模崩落地を抱えている
◇ ◇ ◇
南に仙涯嶺(せんがいれい)」(標高2,734メートル)が連なり、「摺鉢窪カール」北には「赤椰岳(あかなぎだけ)」(標高2,798メートル)と、さらに「田切岳(たぎりだけ)」(標高2,730メートル)が連なる。

 ❖ 赤石山脈(南アルプス)  再掲(写真は更新)
「長野県」「山梨県」「静岡県」に連なる山脈で、我が国第2位の高峰「北岳」(標高3,193メートル)や山脈名来由の「赤石岳」(標高3,121メートル)など9つの3,000メートル超峰があって、10の山が「日本百名山」に選定されている
◇ ◇ ◇
「赤石山脈(南アルプス)」の山容は、険峻な「飛驒山脈(北アルプス)」に対し、なだらかな山が多いとされるが、比較的新しい隆起で浸食が進んでいないためだと考えられているという。現在も世界有数の年間4ミリメートルほどの隆起速度で隆起が続いているという

 ❖ 仙丈ヶ岳  再掲(写真は更新)
「赤石山脈(南アルプス)」主稜線上にあって、3000メートル超峰最北端の山(標高3,033メートル)だが、多くの高山植物が見られる比較的なだらかな女性的な山容で、「南アルプスの女王」とも呼ばれるという。
◇ ◇ ◇
深田久弥「日本百名山」、岩崎元郎「新日本百名山」、田中澄江「花の百名山」「新・花の百名山」に選定されている。
◇ ◇ ◇
「北沢峠」(標高は2,032メートル)まで交通の便が良く、多くの登山道も整備されていて、我が国3,000メートル級の山の中では登頂しやすいと言われている。

 ❖ 北岳 
「北岳(きただけ)」は、深田久弥「日本百名山」、田中澄江「新・花の百名山」に選定されている山梨県南アルプス市にある標高3,193メートルの山で、知名度において「富士山」(標高3,776メートル)とその差は大きいが、我が国第2位の高峰だ。
◇ ◇ ◇
「赤石山脈」の北部に位置して、その南稜線上には「間ノ岳(あいのだけ)」(標高3,190メートル)「農鳥岳(のうとりだけ)」(標高3,026メートル)など「白根山系」の山々が連なっている。
◇ ◇ ◇
山体は中生代(約2億4800万年前から約6500万年前まで)の地層の堆積岩から構成されているという。

 ❖ 甲斐駒ヶ岳 
全国に18あるという「駒ヶ岳」の名前を持つ山々の中で最高峰の「甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)」(標高2,967メートル)は、なだらかな稜線が連なる「赤石山脈」にあって、例外的に峻険な山容で、深田久弥「日本百名山」、岩崎元郎「新日本百名山」、田中澄江「新・花の百名山」に選定されている山だ。深田久弥は、「日本の十名山を選べと言われたとしても、私はこの山を落とさないだろう」と絶賛したという。

 ❖ 荒川岳  再掲(写真は更新)
「荒川岳(あらかわだけ)」は、深田久弥が「日本百名山」に数える「悪沢岳(わるさわだけ)/東岳(ひがしだけ)」(標高3,141メートル)と南に連なる「中岳(なかだけ)」(標高3,083メートル)「前岳(まえだけ)」(標高3,068メートル)の「荒川三山」とも呼ばれる三つの山の総称で、一帯は氷河によって削られた地形であるカール(圏谷)が数多く見られるが、山頂にかけて森林限界のハイマツ帯で、高山植物のお花畑が広がり、ライチョウの生息地としても知られている。

 ❖ 赤石岳  再掲(写真は更新)
深田久弥「日本百名山」、岩崎元郎「新日本百名山」に選定されている長野県と静岡県にまたがる標高3,121メートルの山で、山名は山体を構成する「ラジオラリア板岩(赤色チャート)」に由来すると言われるが、南アルプスの山脈名「赤石山脈」来由の山でもある。
◇ ◇ ◇
南アルプスでは、「富士山(ふじさん)」(標高3,776メートル)に次ぐ高峰「北岳(きただけ)」(標高3,193メートル)や「間ノ岳(あいのだけ)」(標高3,190メートル)「悪沢岳(わるさわだけ)」(標高3,141メートル)に次ぐ標高だが、国内では氷河の痕跡がある最南端の山で、北の「小赤石岳(こあかいしだけ)」(標高3.081メートル)から「赤石岳(あかいしだけ)」(標高3,120メートル)の山頂にかけて森林限界のハイマツ帯で、高山植物のお花畑が広がり、ライチョウの生息地としても知られている。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿