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百田尚樹の『海賊と呼ばれた男』上・下を読んだ。百田文学は作者の特殊な世界観があるので、『永遠のゼロ』以外は読んでいないが、帰国した次男が帰国の際、飛行機の中での時間つぶしに買って読んだと言って置いていったので、名古屋行きの列車の中で読んだ。映画『海賊と呼ばれた男』を観ているのでおおよそのストーリーは知っている。映画よりもさらに詳しい部分はあるようだ。いずれにしても、店主の心意気に感じて残業もないし定年もないというような働き方が“素晴らしい”という書き方である。店主が“愛国心”のかたまりのように描かれているあたりにも特殊性を感じてしまう。それでも売れまくったということなのだから、人の心には入りやすいのだろうか?
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