山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

GW つれづれ

2010-05-06 23:52:06 | モノローグ【エトセトラ】
子ども劇を作る準備

このGWは、ひとり部屋に閉じこもって台本(子ども劇用)を完成させるつもりだった。
「命」をテーマにしたもの。
私の住む熊本は、西南の役の戦場でもあり、それを調べるところから始めたのだったが・・・。

あ~、やるせない。

昔からそうだったが、私は勉強嫌いである。
目が遠くなり、活字がぼやけて見える。
資料をまとめるのが苦痛だ。

他のことをしたくなる。・・・草むしりをする。長くは続かない。



私の地域の小学・中学校では合唱など、音楽・美術の発表はあるようだが、劇の発表はない。
今から13年前、私がPTAの役員をしている時に数年間、学校内で演劇発表のお手伝いをさせてもらったことがある。
その時は校長先生の一存で体育館の借用が許可され、支持して下さる先生方と形は整ってきたが・・・。
学校では「ゆとり教育」の真っ最中で、状況が合っていたのだろう。
ところが、校長先生が変わってから、外部団体との関係は教育委員会や行政との許可が必要!ということになり、年間の予算に組み込まれることが条件とされるようになった。
私としてはボランティア感覚で活動していたつもりだったが、・・・。

地域と学校が連携して子どもたちとつながる!
6月からスタートする「子ども劇を作る。」は、いわば実験的な試みとして再チャレンジする。



劇の物語は、私の家の近くにある八景水谷(はけのみや)公園が舞台となります。
近所の子供たち(小学4年生~6年生)が20名ばかり集まってくる予定。

公園の生き物調査で集まってきた子どもたち。
この公園では、ミドリ亀(外来種)が多く生息しており、元来いた石亀が絶滅の危機に瀕しています。
生態系の変化を調査しているのです。
そこへ不思議老人が現る。一見、ホームレス老人だが、・・・。
その老人は琵琶法師である。
西南の役・田原坂の戦いを歌い始める。

♪雨は降る降る 陣羽(じんば)は濡れる
越すに越されぬ 田原坂

この戦いでは敵味方関係なく負傷者を助けた人たちがいました。
日本赤十字の精神、発祥の地です。



歴史の劇が、今の子どもたちの目線でどのように展開されていくのか・・・。
ファンタジーを取り入れて「命」に挑戦!

発表は11月。じっくり、子どもたちと遊びますよ。

大きい

具合が悪いという訳ではないが・・・リハビリをしていた。
ヒアルロン酸不足で関節の油が切れていたのだった。
とにかく、ヒアルロン酸を飲んで関節を動かし、筋肉を作るように運動をする。
これが今の私のリハビリテーション。そして楽しみのひとつ。

体重が3kg増えた。只今、75kg。ジャンプすることが苦痛だが、引力を強く感じる。引力には逆らわない方が良い。

メタボっていうのは国によってスケールが違う。日本のメタボは可愛いもんだ。ちっちゃいちっちゃい。
米軍兵士の集団とアトランタ空港で遭遇したが、奴らの大きさは150kg以上、象の群れ。私の二倍は優にある。
砂糖の国ブラジルでもお相撲さんのような黒人たちと遭遇した。彼らは肉をぺロりと1kg以上食べる。豪快だ。

私は大きいものを見ると興奮する。憧れる。今でも大きい人の前ではコンプレックスを抱く。

大きくなりたい。

だが、自分の体を自由に操りたいものだ。軽やかに飛びたい!と思うこともある。最近、息切れもするし・・・。



5月5日、母93才のお見舞いに行って来た。熊本から200km離れた下関へ走った。
昨年の夏に脳梗塞で倒れ、今は右半身不随、言語障害。ずっと入院している。
何も喋れない。食べるものは直接チューブで胃に流し込んでいる。
見えているのだろうか。聞こえているのだろうか。
呼び掛けても反応が弱い。意識が朦朧としているのだろう。
だが、微かに唇で微笑んだり、目を開いて追いかけてくれる。

わかっているのだ。

何もできない体になっても、大きいものを感じる。

宇宙だ。