地球外に生命体が存在するのか?・・・実は、宇宙について私は詳しいことは知らない。星座についても乏しい。
しかし、今、取り組んでいる演劇「かぐや」(作・夢現)は微妙に宇宙と関連しているのである。知らないよりは知っていた方がいい。
私の宇宙観はSFX、「物体X」や「未知との遭遇」等々のような幼稚なもの。つまり専門外。
ところで「月光仮面」を知っているか。月よりの使者である。
エイリアンについて、次回公演では必要に応じている。
SFの世界では、このような妄想や人間の想像力によって侵略を防ぐために人類がエイリアンと戦っていく構造が定番化されているように思われる。
アメリカでは「スーパーマン」のように、地球を救うエイリアンも存在する。日本では「月光仮面」や「ウルトラマン」のことか。
だから、エイリアンを侵略者と決めつけることはできない。
だが、大航海時代の西洋文明のように新しい地を求めて先住民を殺略した歴史もあり、人類の本能はエイリアンたちを恐れている。これは外部へ支配を拡大する時の裏返しの恐怖、あるいは防衛本能や危機意識とも言える。
☆
竹から生まれる?この女性=かぐやはエイリアンだと位置付けているのである。
あるいは、かぐや=月の子を堕胎された胎児の復讐劇?・・・黄泉の世界から生き返るゾンビ。
怪物たちが登場するメルヘンとは?・・・
日本の昔話を現代に置き換えて、宇宙論と「家族」「恋愛論」まで話が広がる。
演劇エクスプレス☆流星群(大阪より)と夢桟敷の交流公演に向けて、私たちは「かぐや」で臨む。
共通認識は、エイリアンは自分の内部に存在する!である。
これからの役作りに自分の中のエイリアン探しがハジマル。
かぐや【5】稽古
■10月14日(木)熊本市清水市民センター
稽古場ではビタミンCの香りがする。水分補給はみかんだった。ビタミンは血液にとってサラサラで気持いい。値上がりしたタバコも美味い。さて、クドシンである。台詞を喋る時、ヨダレや汗が飛び散る。これが良い。
かぐや【6】稽古
■10月15日(金)亀井公民館
余談ではあるが、前回の発表会「劇☆イメージの展覧会」の延長として公演体制を組むこととした。二つのチームに分ける。テーマは「エロスと暴力」。・・・座長は夜中の3時過ぎまで「かぐや」台本と闘っている。
かぐや【7】稽古
■10月16日(土)武蔵ヶ丘教会
劇団内ワークショップ。イメージトレーニングではあるが、「かぐや」の部分として実践的にススメル。部分稽古は全体に大きく影響することがある。サキとコータ君に新劇だったらどんな演技になる?をしたら笑えた。
かぐや【8】稽古
■10月17日(日)武蔵ヶ丘教会
オープニングが固まりつつある。この日は舞台美術について検討する。まだ流動的ではあるが、夢桟敷らしいものにはなりそうだ。つまり、リアルじゃないもの。・・・センスが問われる。ましまん、ヒゴちゃん、口も手も出せ。