山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

KAGUYA No.3スタート

2011-06-19 23:37:58 | No.56「KAGUYA」
身長3mのジャックについて・・・

映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1994年に日本で公開されたディズニーアニメ)で登場するジャック(パンプキン・キング)は青年女史なら誰でも見覚えがあるようだ。子どもの頃に見た記憶に残るアニメであるらしい。言われてみれば、ジャックのキャラクターは私の家では灰皿としてあった。キャラクターとして日常の雑貨にも溢れている。
それを知らなかったのだから、私は時代の波から取り残されている。そもそもアニメに興味がないものだから接しても記憶からは薄れる。「古い男とお思いでしょうが。」・・・。

日頃お世話になっている(キリスト教会の礼拝堂を稽古場として提供して下さっている武蔵ヶ丘教会)牧師さんの動く手作り人形がジャックをモチーフにしていた。なんと身長3メートルである。そのジャックを背負うようにまとい、人間の動作と連動する仕掛け。手足、首が動く。

6.11「さよなら原発」パレードで牧師さんはジャックになって練り歩いていた。
反原発を訴える気持で私もそのパレードに参加したのだが、ジャックに心奪われた。劇で使えないだろうか!思いが湧くと実行したくなる性格である。早速、牧師さんに相談するとOKだった。

狙いは7月10日に催される河原町アートの日。持ちネタ「KAGUYA」妖怪物語に登場させよう。
劇団夢桟敷は年末の旅公演まで「KAGUYA」を煮詰めていく方針。
昨年の12月「大阪ー熊本エクスプレス」で上演した「かぐや」(作:夢現)を5月にも改訂版として河原町ギャラリーADOで上演した。
「KAGUYA」は第3弾として改定しつづける。これより、公演やイベント(市街劇)として取り組む。


■6月18日(土)武蔵ヶ丘教会



超新人=KARENちゃんが稽古場に通って来るようになった。期待の超新星である。中学1年生。稽古場には弟の小学3年生のRyunosuke君とお母さんも。
親の血を引く兄弟よりも~、義兄弟~♪・・・劇団は一家である。

昨年に引き続き、11月に発表会(清水公民館講座「子ども劇を作る」)で「かぐや姫」短編ミュージカルを予定している。子ども劇POPSである。KARENちゃんを子ども劇のリーダーにしようと、公民館講座で募集をかける前に劇団夢桟敷として仕込んでおきたいと思っている。
新たにジュニア部門を受け皿として開設中である。昨年「不思議の森」に出演した子どもたちも加わってくるであろう。牧師さんの息子たち、中1、小6、小3にも呼びかけた。

劇団員たちが夕沈ダンスの復習と進化を試みている。KARENちゃんの筋は良い。YUKAちゃん(現在、東京でタレント修行中)退団後のニューアイドルとして、私は鼻の下を伸ばしながら育てたい。お爺ちゃんによる健全育成。私の楽しみは増え続けている。

稽古終了後、座長、田中幸太と3人で指宿の薩摩焼酎「純黒」を呑む。芋焼酎の中でも格別に美味い。犬彦さんの親戚のおばちゃんから頂いた。大感謝。


■6月19日(日)武蔵ヶ丘教会

稽古前の午後、旗揚げメンバーである海幸大介と河原町にアンテナショップを出店する打ち合わせ会議をする。今月中にはメドが立つであろう。
私は町を丸ごと劇場化する夢を持っている。大きく出たが、秘策があるからここまでは言える。私を信じれば人生が楽しくなる。人生一回。かつお山かけ丼は599円。オチなし。

 



今日の稽古で新人KARENちゃんを座敷童子、東田まなみを雪女として「KAGUYA」ではワンポイントとして付け加えることを確認する。
ちょっと変更することで演出的には大幅な改定版になる。つまり「かぐや」第3弾は新作のように変貌する。秋から冬にかけての旅公演は第56回公演の延長ではなく、第57回へステップアップするからカウントを上げよう。イベント参加(市街劇)は実践的関連事業になる。

MAMIさん、DAISUKEさんのダンス指導の稽古となった。7月10日の河原町アートの日では両氏ともにダンスプログラムで参加する。
稽古の様子を眺めながら、この稽古そのものを一般参加者とともに「ワークショップ」としてやれないだろうかと思った。だが、熱い夏。しかも野外である。歩行者天国のストリートでおこなう。熱射病が怖いが、どうだろうか。

ダンス指導の両氏より劇団夢桟敷スタッフ(ダンス部門)として了承を得た。
徐々に層が厚くなってきている。
一時中断していた劇団内講座も再開しようと思っている。まずは劇作講座としてマンツーマン形式による。条件は短編でもよいから「脚本を書く」から始める。
テキストとして稽古場で使用するから、脚本の書き方教室のようなつまらない講座にはならない。今や役者が書く時代の到来也。役者の劇作家・演出家の登場を劇団内で待つ。



PS余談。
今日は「父の日」。サキが料理持参する。伊丹の冬馬が麦わら帽子を送って来る。ユウムからはタバコを1本恵んでもらった。この10年、父という意識がなくなっていた。意識不明?