山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

三枚目「女優」誕生

2013-11-04 23:38:02 | 遊戯療法~レミングより
「遊戯療法」で登場する看護ふ/(1)赤井犬彦と(2)東田まなみ
この二人は照明スタッフの仕事を兼ねながら舞台出演になる。
つまり診察室は照明を操作する場所として丸見えという訳だ。
わざと見えない場面を作った。
看護ふ(1)(2)の女優は闇の中で危険な関係になる。
それは見えない舞台を見てのお楽しみに!
稽古場では実際、照明を落としてやってみた。いける!どう転んでもいける。

稽古初めに「まなみ~、今回は三枚目でいこう!」と言ってやった。
宝塚女優の夢破れる、とがっかりするのではないかと思っていたが、本人は簡単に受け入れてくれた。
これは意外だった。説得するのに時間がかかるのではないかと思っていたのだが。
方針が決まれば話は早い。
あれもできる、これもできる、である。妄想は膨らみ、稽古場で形にしていける。
赤井犬彦は男であるが女優として扱う。
今度こそは「イケメン俳優でやろう!」と言っておいて一度もやらせなかった。
裏切られることには慣れっこになってしまった男だ。男が女優とは?
自分で好きにやるとバケモノになる。失礼、彼は怪物としての素質を持っている。

三枚目はゲイ達者でなければならない。公演当日ギリギリまでプレッシャーをかけよう。
今、構成を大幅に変更中。
妥協はしない。お客さんのためです。
ちなみに、次回の稽古からは「中途半端はやめて」になる。
合言葉は「世界の涯まで連れてって」である。ギリギリを狙う。