山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

めも■スタッフワーク

2013-11-13 23:35:47 | 遊戯療法~レミングより
稽古場に着くとクドシン(出口君役、舞台監督)が舞台図面と照明図のプリントを全員に配布していた。
小さな劇団故、出演者もスタッフワークを担当している。
全員が舞台全体のことを理解して劇作りに臨むをモットーにしているが、得意不得意の分野はある。
「めんどくさい」は劇団では通用しない。
そもそも演劇自体「めんどくさい」ものであり、「こんなことまでやるのか」を好んでやれるようになるまでには時間はかかる。
つまり、職人気質「ものづくり」のセンスがあると舞台製作の作業も楽しくなる。
そう言っている私自身、マルチタレントではなく、とりわけ美術に弱い。立体的に描くことができない。
人間を描写する際に何かが欠ける。頭と手足はあるが胴体が欠ける。頭足人になってしまう。子供の絵である。
幸い、劇団員の中から美術が得意な者が必ずいる。音楽や小道具、衣裳などについても得意な者がいるから助かる。
最近ではパソコン技術も要求される。
私が学生の頃はレコード盤で音を出していた。それがオープンテープに代わり、カセットに代わる。最近までCD、MDを使っていたが、今はパソコンをアンプやミキサーに繋いで音出しをするようになった。
原稿もパソコンで書くようになった。鉛筆やボールペンの減り方が少なくなった。反面、漢字を忘れる。
気をつけなければならない。機械や先端技術に溺れるとロボット化するではないか。
ロボット演劇?とんでもないことだ!
古い人間と思われるでしょうが、手作りの血や肉がオドル演劇を作ろう!

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