山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

匿名Aだらけ

2015-10-27 12:54:59 | 声優A子の犯罪
次回公演「声優A子の犯罪」(構成脚本◎さかもとまり)は寺山修司「レミング」のオマージュであり、唐十郎「少女都市の呼び声」への第一歩となる作品である。
と、台本の冒頭に書かれている。

オマージュはパクリとは違う。寺山修司と唐十郎の間に「事件」という接着剤を用いる。
この事件は「私は犯人ではない。」事実から始まり、「私が殺した。」虚構が作られる。
監視カメラは操作され、事実を編集すればもう一つの「現実」という「虚構」が作られてしまう。
劇中劇が一人歩きを始めると、どこまでが劇でどこからが現実なのかわからなくなる。いわゆる「俳優」が慢性病に陥りやすい「多重人格」というやつだ。

今回は実験的なことを随所に試みる。
例えば、一人の役者には「台詞は覚えるものではない。」を仕掛ける。諸々は未だ秘密である。

近日中にTPO(時・場・目的)が発表されます。
同時にこの公演に関わる新人さんも募集します。
来年秋の東京公演、3年後のブラジル公演など、活動範囲を広げ続けます。
未だ死ねない。日々ドラマチックに!