ブラジルの日(仮称)計画会議

「ブラジルの日」(仮称)計画会議
1月5日(火)18:00-22:00

2018年のブラジル公演(2009年に続いて2回目)に向けて、今年の7月に熊本市国際交流会館にて「ブラジルの日」(仮称)を実施し、移民政策、プロミッソン市植民成功の歴史など認識を深め、ブラジル文化のご紹介、交流を深めるためのイベント計画会議を行いました。
今年はリオでオリンピックも開催される。貧困層の不満も抱えながら、世界はブラジルへの関心は高まります。

今から100年以上の昔、日本は富国強兵の政策の下、アジア太平洋、南米へ「富」を求めて世界市場を広げようとしていた時代です。
欧米の世界植民地に追いつき列強諸国の仲間入りを果たそうとしていた。
国内においては移民に参加した人々を棄民と差別や偏見も生まれました。
あたかも「金の成る木」(コーヒー)が移民の人々を豊かにし、日本へ富を運ぶ箱舟のように思われていました。しかし、現実は？地獄が待っていたのです。
黒人奴隷のように扱われ、マラリアの病気で多くの人々が亡くなりました。
生き残った人々は荒地を開拓し、日本農民の勤勉さで歯を食いしばり長い時間をかけてブラジルから認められていきます。
朝鮮半島や中国、アジア諸国のように日本軍が侵略したものとは経緯は異なるものの第二次世界大戦では日系移民の人々をスパイとみなされ、再び苦難の歴史が繰り返されます。

今や移民の時代から4世5世の時代に入り、成功者たちはブラジルへの富の貢献者とも認識されている。

私たちがブラジルで公演をする目的は学びの視点もあります。
時あたかもプロミッソン市政100周年、熊本県人会60周年の節目の2018年。
劇を地球の反対側に持って行く意義は計り知れないものがあります。
劇である故に虚実入り乱れることになりますが、この乱れがブラジル在住の日系社会に癒しになってもらえれば幸いです。

今日の会議は公演成功のためのイベントと位置付けます。より多くの方々の支援や賛同で支えられます。
私たちもブラジルのことを知ってもらえるための活動として交流を図ります。