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山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

カウントダウン開始

2016-01-20 00:07:52 | 声優A子の犯罪
1月19日(火)寒い夜。
公演までテンカウントである。
立ち上がれ!倒れて立ち上がるは劇団夢桟敷のスタイルだ。
今日からはキメキメで行く。演出の顔が民主主義から独裁に変わる。なんちゃって、そう簡単にはいかないよー。キメキメのメモだけは完成した。演出ノートである。
このノートを公演日までに出版するつもりだったが、読み返してみるに公開できるものではないと判断しました。
公演が終わってから、じっくり読み物として完成すべし!
今は只、全力で公演に向けて劇を完成させることに集中する。

「声優A子の犯罪」(予告編)
https://www.youtube.com/watch?v=4z8iyX7ZvT4

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「事実から出発して虚構へ」

学生演劇の頃(1968年~70年代前半)、大真面目に「リアリズム」に対する批判の劇を語り合っていた。(注;残念ながら批判は劇としては反映されず、理論の枠で満足していた。いわゆる青年の頃の独特なオナニーに過ぎなかった。)
ロシアで花開いたプロレタリア(労働者階級)演劇に対する批判だった。
スターリンはソビエト共産党のための文化芸術を政治的に利用し、党を批判する個人、団体に対して粛清と弾圧を加えた時代が続いた。
世界では反スターリン主義の運動も巻き起こる。

青年時代に経験 学習したことは一生に影響するものだと思う。どんなに歳を重ねてもそう簡単に変わるものではない。
ある意味、青年時代に培われたことは一生を決定する!と言いたいのだ。言い過ぎだろうか?

この劇は「声優のアイコ」(昏睡強盗事件'15)を参考に作られている。
只今、裁判中であり、本人は認めていない。
裁判記録によれば「多重人格」による犯罪が争点になっており、犯罪史上、稀なケースとして扱われている。

劇では劇中劇か、現実と妄想が入り乱れる。そのネタとして「レミング」(寺山修司)と「少女都市からの呼び声」(唐十郎)を混入した。
いかにも小難しい劇に思われるかも知れない。
大丈夫です。劇はサービス精神旺盛ですよ。

夢桟敷ファンの方々にとっては記憶に残るものとなるでしょう。