山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

エピソード 17 工藤慎平

2016-09-06 10:40:01 | 九州「劇」派2016
古きは縄文の世より「最近の若い衆はなっとらん!」と長老より戒められていたらしい。その長老も若い頃、長老から戒められたのだろう。長い時間をかけて若者に対する戒めは連鎖してきた。
島国日本は村社会である。村の秩序を守るための文化が歴史的にある。それは国家として村が大きくなった頃より「天皇」の権力や権威によって歴史観が村びとたちによって共有されてきたからか。権力や権威に対して逆らいたくなるのが若者たる所以の筈。叩かれ、村から排除され、それでも起き上がり、風のように旅をする。
「少女都市からの呼び声」には「最近の若い衆はなっとらん!」精神が色濃く流れている。時を超え、胸を張り、堂々と転がる。保守的なぶよぶよの肉体から転げ落ちた男が登場する。痛々しい美しさがある。それが田口である。
田口を演ずるは工藤慎平。札幌市出身。永遠の発展途上。九州「劇」派ではド真ん中を背負う宿命がある。

■■九州「劇」派■■
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
■Website 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
■予約フォーム https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha

東京公演■Space早稲田演劇フェスティバル2016参加
10月21日(金)19:00
10月22日(土)13:00//17:00
10月23日(日)13:00//17:00
場) Space早稲田(東京都新宿区早稲田町74 ビューロー早稲田B1)
前売3000円//当日3500円

熊本公演■熊本演劇フェスティバル参加
12月9日(金)19:00
12月10日(土)13:00//17:00
12月11日(日)13:00//17:00
場) 花習舎(熊本市東区東本町1-62 3F)
前売2000円//当日2500円