山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

「人間ですからね。」

2014-10-19 23:53:18 | キッズ劇2013-2014講座
「小学生だから、子供だから」と言ってナメたらダメですね。
今回は台本に書かれていることをよく質問してくる。「意味ワカラン」では済まなくなった。
「鬼畜米英(キチクベイエイ)!」や「お国のために死ね。(オク二ノタメ二シネ)」の台詞の意味を問われる。
戦争中に軍が国民や兵隊に「そう言って敵の国と戦っていたのだよ。」と言うと「信じられない。」と返ってくる。
休憩時間に私がタバコを吸いに出て行くと、ある子がついて来て「どうして戦争なんかしたんだろう?」と問われた。
キッズ劇「ロボット物語」は戦争をテーマにした劇ではないが、子供たちの小さなこころの中で「戦争」に対するハテナが大きく広がってきているようだ。
実は台本を作る前に子供たちに「ロボット」のイメージを何気なく聞いていた。
私のような戦後まもない昭和で子供ながらに思い浮かべていたロボットとそう変わらないのだと気づいた。
つまり、「鉄腕アトム」(手塚治虫)、「鉄人28号」(横山光輝)、「8マン」(桑田次郎)の漫画と重なっている。 
「空を飛ぶ。」「リモコンで操作する。」「鉄でできている。」等など。
違うところと言えば、ロボットが生活の中に入り込んでいるところか。介護ロボット、癒し系ロボット、ルンバのような掃除ロボット・・・軍用ロボットも知っていた。
ロボットはフィクションではなくなっている。
発表会まで10日余り。
人間とロボットの違いを自分で考え始めると、この劇の面白さや怖さもあると思う。

清水公民館講座キッズミュージカル
発表会は11月1日(土)清水公民館ホール「市民の集い」 午後1時より。

No.65東京公演「透明人間◎火の君、鳥の物語」
12月6日(土)7日(日)スペース早稲田。ご案内です。

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