山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

「ねじ式」Vシネマin豪雨

2011-06-13 23:40:31 | 「ねじ式 復活」2011
この3日間の雨量は熊本市内で400mmを超えたとニュースで伝えていた。
「ねじ式」撮影日。雨天決行ではあったが、あまりにも激しい雨が気になって朝から車で様子を見に走った。側溝の下水が溢れ出ている。今にも道路陥没である。昨夜は雷鳴も響いていた。・・・撮影中止どころか、闘志むき出しになった。日常が異常である。

■6月12日(日)豪雨!

約束通りam11:00、メンバーが河原町に集まった。雨に打たれて色っぽい感じ。みずみずしい。
この日は河原町アートの日。他の出店者も集まっている。火事や台風があると張り切るタイプの人たちがいるように、私たちと同類だとわくわくする。
この日、熊本市役所では豪雨警報を発令していたらしい。それは知らなかった。
水も滴るいい男と女たちばかり。しかし、滴りすぎた。びしょ濡れである。
一応、撮影会場は問屋街通路で屋根付きではあるが、何せ古い街、雨漏りが酷い。

通路の人たちへの質問に答えるインタビューを準備していたのだが、屋根の雨音がうるさくマイクに声が届かない。急きょ、お店の中でのインタビューに変更する。
ギャラリーADOで展覧会をしているアメリカ人とオーストラリア人のイケメンさんたちなど。
ユーモアーが通じて楽しかった。
シナリオでは「イシャは何処だ。」の答えになるのだが、撮影では「あなたにとって夏の日のリアリズムとは何ですか?」などに応えるもの。当然、会話はチグハグになる。これが狙いだった。

現場の即興とシナリオを合わせて編集する。撮影された映像を見て編集を組み治す。このようなやり方で「ねじ式」を半ばドキュメントしようと企んでいたのが・・・、雨そのものが予定の場所をも変更し即興的に雨の降り込まない場所探しに手間取ることもあった。雨を利用するしかない。貪欲さが新しい発想にスイッチを切り替えることができた。まだ頭は柔らかい。

テレビ局の「アートの日」取材もされていた。それを取材する「ねじ式」班。不思議な光景だった。
一般の方々を巻き込んで圧倒的多数、つまり群衆のダンスを試みたかったのだが、それは実現できなかった。スペースがとれない。予定では駐車場スペースだったのだが、出演者はともかく、一般の人を濡らす訳にはいかない。ここに私の小市民としての良心はあった。ダンスは関係者のみの20名に止まる。
次の路上パフォーマンスで実現させよう!
群衆のダンス!あくまでも暴動ではない。役者たちが煽動するパワー実験である。

pm4:00には当日撮影予定分が終了した。正直、足腰と脳がパンパンで破裂しそうになっていた。
ギャラリーADOにて、喉の渇きを覚えてビール小瓶を2本飲み干す。1本は手羽先村さんのおごり。この年になっておごってもらえるとは!
うん?食事を取り損ねていた。・・・みんな腹を空かしていただろうと気付くが後の祭り。

仮面工房さん、ダンスのmamiちゃんとdaisukeさん、朝方まで仕事をして徹夜で駆けつけてくれたビデオ補助のtakahasiさん、念仏のharu君(劇団「魂」)、
劇団夢桟敷はいつものメンバー+新人のまなみ~、カレンちゃん、お母さん・・・皆さん、本当にお疲れ様でした。
そして協力してくれた町の方々に感謝致します。

お疲れ会はpm7:00よりオシャレな異国ムード溢れる南国居酒屋で乾杯する。思いっきり呑めた~。
いつも飲み会になると私の傍に近寄らないのだが、仮面工房さんと肥後ちゃんが寄ってくれた。まぁ、酔いが回ると席が入り乱れるのだが、最初はいつも不安になる。
帰りは国道3号線は大渋滞だった。何があったのだろう。今でも謎である。
未だ撮影は残っている。青年が海から上がってくる場面と海へ帰る場。そして産婦人科の場。今週の木・金で撮影する。

(注)写真は撮影終了後に時間が余ったのでプリクラを撮って遊んだ。マッタク・・・。
尚、ビデオばかりに集中していたので写真の記録がない。もしかしたら町の人が撮ってくれているかも?


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