山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

新視点・阿部定の劇

2012-03-05 03:52:55 | 阿部定2012
「阿部定」を猟奇殺人事件とは思わなくなった。これは偏見である。
イチモツを切り取ったところにスポットを当てれば、あるいは表現するところを性描写に絞り込むと「阿部定事件」は、これまで扱われたセンセーショナルな事件のように見える。
実はそうではない。・・・この事件は今でも謎めいている。

真実は阿部定、その人ひとりしか知らないのである。・・・秘密をあの世まで持って行ってしまった。

劇はそれを解明することだろうか。
私は謎を投げかける。謎が新たな謎を生産する。それは、劇を見ている観客の想像力によって「もひとつの阿部定事件」を幻想することが可能なことだと思うからだ。
幻想すること。自分の中に幻想を浮かび上がらせることができる。このようなことが、劇との出会いの喜びであり、感動がある。
知的なことではなく、感情的なことだと気付き発見することが出来る場所。





今回、出演する役者のことを書こうと思ったのだが、ダラダラ書けなくなった。

夢現、肥後丸.、赤井犬彦、東田まなみ・・・怪優である。
KAREN・・・カワイイ。アイドルである。



以下、イメージ映像です。(1)~(3)の順番に見て頂ければ嬉しいです。
映像編集は大阪事務所のKOJIMAです。
「サダ~」イメージ映像(1)
「サダ~」イメージ映像(2)
「サダ~」イメージ映像(3)


次回公演のイベントサイトご案内
猫目ACT-01←企画集団 猫目おろちのサイトです。

「サダ」イメージ映像試作(メモ)

2012-03-02 14:32:34 | 阿部定2012
「サダ~」イメージ映像試作が大阪事務所の小島さんから送られてきました。

映像での出演は、夢現/坂本咲希/肥後丸.、そして特別ゲストとしてきちくるおの球体人形。
舞台本編では3場面でナマ舞台と映像のコラボレーションとして流れます。

怪奇猟奇殺人事件としての「阿部定」が詩的なイメージで綴られます。
舞台では感情の弛緩を意識しているために喜劇的な場面を追求します。

尚、映像出演の三女優は猫目ACT-01公演以降、「阿部定・三部作」として新たにシリーズ化します。公演スケジュールは4月以降に発表。
まずは第一弾!3月30日(金)~4月1日(日)、熊本市河原町、テント芝居で幕が開きます。
(注)4月1日(日)は午前11時より午後1時まで、河原町問屋街歩行者天国にて路上パフォーマンスもおこなわれます。
劇団夢桟敷では寺山修司の「市街劇ノック」をテキストに上演。
来年企画の「テラヤマ没後30年」へつづくものとして決行致します。