カオス(混沌)は〈無人島〉に人類が漂着した時から始まった。
原始共産→奴隷制度→封建制度→資本主義…村は巨大な「国家」を作り上げた。
群れから逸れた漂流者はサバイバル生活を送る。混沌から逸れ、混沌に辿り着き、混沌に生きる。
生き残るための「国家」は他の「国家」を支配する企みが始まる。…戦争の繰り返しだった。
既成概念を疑い問い続けた寺山修司さんは、この時代をどう見ただろうか?
無人島の2メートルから18メートルまでの歴史を綴った。
私には彼のドラマ作術が〈魔〉術の「国家編」に思える。
STORY(物語)がもう一つのHISTORY (歴史)として現れる演劇の装置を発見したのだった。
41年を迎えた劇団夢桟敷はTERAYAMA PROJECT 準備中である。
ニンゲン「寺山修司」に迫る作業に入る。…只今、潜航中。