劇団夢桟敷「週刊月曜日」
〈第10号 2022.03.14発行〉
https://yumesajiki.jimdofree.com/
【熊本はまん延防止最期の日3.21につき、控えめな告知】
「桜を見る会(笑)」👈笑えない人はどうもすみません。
時 3月21日 春分の日
14:00-17:00
場 熊本市北区八景水谷公園
熊本電鉄八景水谷駅下車
車で来られる方は駐車場有り
※手弁当でお願いします。要マスク。
自然発生は偶然に集まったこととします。…何の陰謀論もありません。
★
■遊戯療法(7)
ユメかウツツかマボロシか
登場人物
ネーム=サイレントキラー
(年齢性別不詳)
日常の人前ではおとなしいが、暗闇にスポットが当たると発光する人。
ト 現段階はキャラクターが抽象です。語り過ぎないように心がけています。
サイレントキラーは分裂しながら増殖する。
フィクションの自覚はあるのだが、嘘をついているとは思っていない。
嘘つきは嘘の自覚なし。誤魔化し続けると虚実混同になる。
物語に生息する人物だから、職業病とも診断される。
夢と現実の境が曖昧になる病。
劇の人か、劇中の人か?狂ったように憑依する。
症状は舞台に立つ女優俳優によく見られる。
本気の証拠。嘘ではないがフィクションである。
それは一人で何役もこなすようになってからのこと。
ある時は世界の美術品を盗む大泥棒。
又ある時は飲まず食わずのホームレス。
王様と乞食…。怪人と呼ばれる。
大泥棒はホームレスに盗んだものを分け与える。
盗みの犯罪は「正義」を唱えたくなるものだ。都合の良い「悪」か。
ハテナ渦巻く。
ハテナの老若男女は拡散する。
これも夢、あれも現実。
立場変われば「現実的ではない」とか「それは夢」と言って諦めることを進めるようになる。
どっちもどっち。さぁ、お立ち会い。
まず夢だ。
大富豪と貧乏人を同時に「喜びと悲しみ」を使い分けなければならない。
言い換えれば、同時に役が重なる。
これがサイレントキラーの年齢性別不詳の意味不明の意味。
舞台で悪役は3日やったらやめられない。魅力的よ。(笑)
役者と乞食は…。辛いよ。(笑)
何が喜びで、何が悲しみか。
喜びの時に泣き、悲しみの時に笑う。
感情の逆表現は照れ隠し。カッコ良く。
偽善や偽悪が戯れる。カッコ良く。
逆表現や偽善偽悪は歪みの表情と言えるのだろうか?
狂気に見えるか?
怒りが行方不明になったのだろうか。
嬉し泣き、自虐の笑い…。
こころのヒダは複雑怪奇に満ちる。
サイレントキラーは悩まない。悩まないから悩ましい。
痛くも痒くのない無症状が最大の武器だからだ。
気づいた時は手遅れのThe end!
ところがドラマの終わりは見えない。
つづきがあるように幕が閉じる。
誰が言ったか…
「フィクションはリアルの嘘でも花が咲く」
花は痛くも痒くもあり、生きている。
オーラは単純明快な迷言。
いつの時代でも〈迷言〉や〈名言〉に振り回される。
数の暴力は恐ろしい。
時として無名の〈言〉に立ち会うこともあり、しかしサイレントキラーにはセリフがない。
役者、肉声あるのみ。
劇団夢桟敷の次回公演「遊戯療法」メモより。
尚、映像部門(短編)と舞台演劇部門の二部構成を予定しています。
出演者募集中。