劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇と諸々

週刊月曜日 第10号

2022-03-14 09:36:18 | 2020-2022 日記

劇団夢桟敷「週刊月曜日」

〈第10号 2022.03.14発行〉

https://yumesajiki.jimdofree.com/

 

【熊本はまん延防止最期の日3.21につき、控えめな告知】

「桜を見る会()👈笑えない人はどうもすみません。

時 321日 春分の日

  14:00-17:00

場 熊本市北区八景水谷公園

  熊本電鉄八景水谷駅下車

  車で来られる方は駐車場有り

手弁当でお願いします。要マスク。

 自然発生は偶然に集まったこととします。何の陰謀論もありません。

 

 

遊戯療法(7)

 ユメかウツツかマボロシか

 

登場人物 

ネーム=サイレントキラー

(年齢性別不詳)

日常の人前ではおとなしいが、暗闇にスポットが当たると発光する人。

 

ト 現段階はキャラクターが抽象です。語り過ぎないように心がけています。

 

サイレントキラーは分裂しながら増殖する。

フィクションの自覚はあるのだが、嘘をついているとは思っていない。

嘘つきは嘘の自覚なし。誤魔化し続けると虚実混同になる。

物語に生息する人物だから、職業病とも診断される。

夢と現実の境が曖昧になる病。

劇の人か、劇中の人か?狂ったように憑依する。

症状は舞台に立つ女優俳優によく見られる。

本気の証拠。嘘ではないがフィクションである。

それは一人で何役もこなすようになってからのこと。

ある時は世界の美術品を盗む大泥棒。

又ある時は飲まず食わずのホームレス。

王様と乞食。怪人と呼ばれる。

大泥棒はホームレスに盗んだものを分け与える。

盗みの犯罪は「正義」を唱えたくなるものだ。都合の良い「悪」か。

ハテナ渦巻く。

ハテナの老若男女は拡散する。

これも夢、あれも現実。

立場変われば「現実的ではない」とか「それは夢」と言って諦めることを進めるようになる。

どっちもどっち。さぁ、お立ち会い。

まず夢だ。

 

大富豪と貧乏人を同時に「喜びと悲しみ」を使い分けなければならない。

言い換えれば、同時に役が重なる。

これがサイレントキラーの年齢性別不詳の意味不明の意味。

舞台で悪役は3日やったらやめられない。魅力的よ。()

役者と乞食は。辛いよ。()

 

何が喜びで、何が悲しみか。

喜びの時に泣き、悲しみの時に笑う。

感情の逆表現は照れ隠し。カッコ良く。

偽善や偽悪が戯れる。カッコ良く。

逆表現や偽善偽悪は歪みの表情と言えるのだろうか?

狂気に見えるか?

怒りが行方不明になったのだろうか。

嬉し泣き、自虐の笑い

こころのヒダは複雑怪奇に満ちる。

 

サイレントキラーは悩まない。悩まないから悩ましい。

痛くも痒くのない無症状が最大の武器だからだ。

気づいた時は手遅れのThe end

ところがドラマの終わりは見えない。

つづきがあるように幕が閉じる。

誰が言ったか

「フィクションはリアルの嘘でも花が咲く」

花は痛くも痒くもあり、生きている。

オーラは単純明快な迷言。

いつの時代でも〈迷言〉や〈名言〉に振り回される。

数の暴力は恐ろしい。

時として無名の〈言〉に立ち会うこともあり、しかしサイレントキラーにはセリフがない。

役者、肉声あるのみ。

 

劇団夢桟敷の次回公演「遊戯療法」メモより。

尚、映像部門(短編)と舞台演劇部門の二部構成を予定しています。

出演者募集中。