帳場の山下さんの魚河岸日々雑感

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滞りなく終了

2011-06-17 04:28:00 | 河岸のおはなし


昨日の告別式をもって、社葬は滞りなく終了。
親戚などの葬儀に参列するのと違って、社員の一人として裏方につき、案内状やら生花やらお香典の計算やらと、何もかもが初体験で、大人の勉強させていただきました。

会長は老年に差し鰍ゥっていたとはいえ、天寿というには若すぎ、現役時代を共に闘った仲卸の仲間達、幼なじみという言葉をこういう年齢まで保てることがとても羨ましく思える地元江戸っ子のおじ様たち、そしてすっかり小さくなってしきりに涙をぬぐっていらした会長のお母様などなど、しんみりとする葬儀でありました。


営業の男の子たちは、店ではャPットのいっぱいある作業服に長靴、事務所ではTシャツかャ鴻Vャツにジーンズ、あるいはサーフパンツからすね毛にょっきりといったラフないでたちなもんだから、礼服を着るだけでやたら新鮮。
てか、それを想像してる時からワクワクしてたんだが(バカ)、想像どおり、ほぉ……キマるじゃん、などと、こんな時に不謹慎にも見惚れてしまうんであった。
若いオノコの礼服姿はいいのぉー ポ オバチャン目線……。
ま、若いといっても大体がアラサーあたりだが。

いつもはパチンコかキャバクラの話題で盛り上がってるようなダラダラした男子たちなんだが、礼服で集団でいると、ちょっとなんだかオッと思う。
ま、ヤクザの若頭風のヤツもいるが(^^;
しかしそれも含めてキマッてるじゃーん、と萌え萌え(*^^*)
ネクタイを締めるのが慣れてないもんだから(普通の社会人じゃないな……)事務所に唯一あるトイレの鏡に皆でひしめきあって、悪戦苦闘しているのも、なんとも可愛いのであった。


出棺の時、彼ら総出で会長の眠る白木の棺をしずしずとかついでいる画は、うーん、更に不謹慎かな、でもなんだかやたら美しく、ウチの男の子たちもなかなかどうして悪くないじゃないの、と胸がじーんとしたんであった。

いつもは冷静沈着な社長(会長の息子さん)が、最後の挨拶で言葉を詰まらせたのも、来るものがあった。

これからは皆で頑張っていかなきゃね。



ねえ、のえち



「……」