昨日観た映画。
「ショージとタカオ」
後処理もあるので、今日あたりはまだ映画に行けないかなと思ったが、仕事が終わった時間が、夕方一回きりのこの映画の時間にちょうどよく合ったので、エイッと行ってきました。
ずっと予定していたのが流れていたので、最終日に間に合って良かった。
読み終えるのにおっそろしく時間がかかった「猫鳴り」
私はクライマックスや結末を盗み読みしつつ(一人で読んでるんだから盗み読みでもないんだけど)、ああ、あの展開まで経過を辿っていくのか、などと安心して読み進めるヘンなクセがあるのだが、これに関しては、あの結末に至るのかと思うと辛くて、特に第三部になってからはちっとも進まず、ため息をついては本を閉じ、また数行前から辿り返す繰り返し。
猫を題材にしたものはつい手が出てしまうけど、どんなに途中、猫との幸せな生活が綴られても、そのラストは大抵猫との別れ。「ノラや」もさんざん泣きながら読んだが、つまりそうなると最後の印象の方が強く残ってしまって、辛くなる。それなのにやっぱり手が出てしまう。まるでのえちとの別れを予行演習しているような気分になる。マゾかよ、と思う。考えたくないのに、なんだろう。
でも、凄く辛いのに、凄く良い本だった。
のえちにもモンくらい長生きしてほしいな。長生きの点だけで言えば……。