タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹林や自然と共に生きる」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

3度目の輪島へ!災害ボランティア!

2024年11月19日 | 徒然なるままに

元旦の能登半島地震の傷が癒えない状況下で、9月の豪雨でも大きな被害を受け、地震と水害のWパンチを食らった石川県輪島市。ボクは10月に2回、仲間と一緒に輪島市の復興ボランティアに参加し、微々たる力にしかなれませんでしたがお手伝いをしてきました。

 

輪島の復興は先が見えない! - タケ・タケ・エヴリバディ!

今年の元旦に大きな地震(能登半島地震)に見舞われた能登地域。その復興がなかなか進まない状況下の9月に、被災地だった輪島市が今度は河川氾濫の大被害を受けました。TV...

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再び輪島へ!日帰りボランティア! - タケ・タケ・エヴリバディ!

元旦の地震被害に続き先月の水害被害を受けた石川県輪島市に、先週に引き続いて災害復興ボランティアに行ってきました。先週の記事はこちら↙️です。輪島の復興は先が見えな...

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で、昨日のこと。「チーム中越」の一員として、この秋3回目の輪島へのボランティアに行ってきました。昨日も早朝(というか深夜)3時半出発、夜の9時過ぎに帰宅という強行軍の日帰りボランティアです。ですが今までの2回が「土砂の片付け」などの肉体労働系のボランティアだったのに対して、今回はちょっと趣向の異なった内容のボランティアでした。

はい。これが今回の活動の告知ポスターです。輪島市の鳳至(ふげし)小学校のグラウンドに建てられた仮設住宅の談話室で、仮設住宅で暮らすお年寄りに「足湯」のサービスを行うというもの。実は「チーム中越」の女性陣が継続して取り組んでいるボランティア活動なのですが、運転手とサポートスタッフとして男手が必要ということで、今回ボクとKさんの2人にお声がかかったのです。

はい。こんな感じで、仮設暮らし皆さんに足湯に浸かってもらったり、手足のマッサージをしたりしながら話をしたりして、心を少しでも解(ほぐ)していただこうというのが、今回の「足湯ボランティア」の目的です。その内容からも、ボクら男性陣はサポートメンバーであることがご理解いただけますよね。やはり活動には得意分野と苦手分野があります。

現地の運営スタッフの方が、「プライバシーには配慮してほしいですが、ネットやSNSに仮設住宅や避難所での暮らしについて情報を拡散し、多くの人に現状を知ってほしいです」とおっしゃっていたので、今回もボランティアの様子の画像や仮設住宅の名前などもブログの中に載せさせていただいています。ご理解くださいね。

この仮設住宅が建てられているのは鳳至小学校のグラウンドで、すぐ隣の小学校の体育館はまだ避難所になっていて、避難所生活を送っている方も多くいらっしゃいました。ちなみにこの小学校は既に別の場所に移転しており、そこでは輪島市内の6小学校すべて集まって教育活動を行っているそうです。足湯会場になった仮設集会所には、ホワイトボードにこんなメッセージもありました。

ボクら男性陣は、足湯のためのお湯を沸かしたり用具を洗ったりなどのサポート業務をしていたのですが、自然に集会所に集まってる人たちと雑談をする時間も多くなりました。ここに集まっているのはほとんどが高齢の女性で、地震のこと、津波のこと、土砂災害のこと、家族のこと、避難所生活のこと、仮設住宅への入居のこと、将来への不安など、いろいろなことをボクらに饒舌に話してくださいました。おしゃべりすることで、少しはストレス解消になればいいな…と思いました。

ただね。いろいろな不安や不満、問題点もたくさんあるようです。至近距離内に「仮設住宅」と「避難所」があり、それぞれの場所で異なる立場で生活する人達がいるというのも難しい問題です。また、集会所で住民同士やボランティアを相手におしゃべりをして、少しでもストレスを発散できる人はそれでもいいですが、中には仮設住宅の狭い四畳半から出てこない(これない)人もいるわけで(特に男性)、「それも大きな課題です」と現地の支援スタッフの方はおっしゃっていました。

掲示板には、ボランティア等によるいろいろなイベントや炊き出しなどのポスターも貼られていました。これから寒くなりますが、住宅に引きこもらずに身体を動かしたり積極的に他と関わることでエネルギーをもってほしいな…と思いました。

今回始めてこういうスタイルのボランティアに参加させてもらいましたが、ボク自身もとても勉強になりましたし、自分自身の未熟さも感じました。ボランティア参加への声をかけていただいた「チーム中越」の女性部の皆さん、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

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仏壇じまい

2024年11月17日 | 徒然なるままに

今年3月で常勤の仕事を退職したボクは、今年の最優先ミッションとして「父が建て住んでいた家の片付け」に取り組んでいます。ボクらもかつて住み、今の住居と隣接しているこの家。父が逝去してもう15年になるのですが、父母の代のみならず祖父母やそれ以前の代からの遺物も多く残る、わが家の歴史がたっぷり詰まった家なんです。父の死後、「ボクが退職したら片付けるぞ!」と家族に宣言して、ずっと後回しにしていたんですよ。面倒くさかったしね。今年になって始めたその片付けの様子を、このブログで何度か記事にしてきたんですが、覚えている方はいらっしゃいますか?

 

粗大ゴミ - タケ・タケ・エヴリバディ!

3月末に常勤の仕事を退職したボクは、4月から時間を見つけては「ある一大ミッション」に取り組んでいます。それは「父が昭和40年代に建てた家を片付けて」→「解体す...

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ボクの解体グッズ - タケ・タケ・エヴリバディ!

3月末で43年間のサラリーマン生活に終止符を打ったボクにとって、令和6年度に目処をつけたい大きなミッションに「15年前に亡くなった父が住んでいた家の片付け」がありま...

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その片付け作業もほぼほぼ目処がついて、ようやく「来年になったら解体工事を始める」計画について、業者との打ち合わせを行う段階までこぎつけました。片付け作業は「あと1割以下」で終了する段階まできたのですよ。

でも、その残り1割が厄介なのです。実は最後に残った片付けの対象は、「仏壇」と「神棚」なのですよ。

わが家はボクが8代目。江戸時代の寛政年間に、初代が本家から分家して以来200年以上の歴史があります。その本家(もう既に家は断絶しています)というのが、以前にブログでも紹介した有名人を輩出している旧家でね。詳しくはこちらをご覧ください。

 

第六十九銀行と山田権左衛門 - タケ・タケ・エヴリバディ!

長岡藩の「三傑」の1人である三島億二郎について、昨日のブログで取り上げました。昨日のブログの内容は、「長岡の復興のために身分を超えて話し合うメンバー『ランプ会』...

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シリーズ「米一万俵」④:大旦那様と八百政家のルーツ - タケ・タケ・エヴリバディ!

わが家(八百政家)は江戸寛政期から続く家で、ボク(八百政)が8代目になります(残念ながら8代で終わる予定です。9代目は埼玉在住。)。わが家の仏壇にしまってある家譜...

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まぁそんなことで、(おそらく)江戸時代から引き継がれていると推測される仏壇が、今もご覧のように仏間に鎮座しているわけです。さすがにこれを燃えるゴミと燃えないゴミに分別して、市のゴミ回収に引き取ってもらう勇気はボクにはありません。菩提寺の住職にも相談し、「仏壇じまい」のお経をあげていただいて仏壇や先祖代々の位牌等は処分し、新たに小さな位牌を作ることにしました。

先日その「仏壇じまい」の儀式を行うため、菩提寺の住職からわが家においでいただいてお経をあげていただきました。わが家の歴史とご先祖様に思いを馳せながらね。「仏壇じまい」は無事に終了し、ようやくこれでボクの肩の荷も下りました。

これで天下晴れて8代目・八百政が、先祖代々受け継がれてきた仏壇を処分いたします。でも、過去帳と御本尊(かけ軸)はちゃんと保管しておくし、小さいけれど新しい位牌も作りますからね。ご先祖様、勘弁してくださいね。なんとか今年中に仏壇と神棚を片付けて、来年の家の解体にこぎつけたいと思っています。

ところで、住職と一緒に仏壇の抽斗(ひきだし)の中を整理していたら、すごいモノが出てきたんですよ。この続きは、数日後にまたブログ記事で

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雲が美しい!

2024年10月30日 | 徒然なるままに

秋が深まってきました。朝晩の冷え込みに「そろそろ炬燵(こたつ)を出そうかな?」なんて思う今日このごろです。そんな季節ですが、日中の天気がいい時間帯は絶好の「ランニング日和」となります。平日は基本的に昼間の勤務がないボクにとって(アルバイトは水曜が夕方から夜、土日は午後。しかも週に1〜2回です)、この季節の天気がよい昼間の時間帯は「さぁ!走ろうか!」って気持ちが湧くんですよ。

昨日のこと。「”いずもざきマラソン”のリカバリーをもう少ししようかな?」とも思ったのですが、あまりの天気がよいので信濃川の土手のお気に入りコースをヤワヤワと走ることにしました。そしたらまぁ、空を見上げるとまるで「雲の芸術」です。

思わず、しばらく雲の鑑賞に時間を費やしてしまいました。「ひつじ雲(高積雲)」ですよね、これは。

気持ちよく6kmちょっとを走り、ランナー専用SNS「Run-Trip」に写真と記録を投稿。これがボクのランニングのルーティーンなんですよ。では、昨日の投稿画像をどうぞ。あら、6.66km。ゾロ目ランでしたね。タイムはリカバリー中にしてはボクとしては速いペースでした。

いやぁ〜!雲が美しいです!ホントに美しい!

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再び輪島へ!日帰りボランティア!

2024年10月23日 | 徒然なるままに

元旦の地震被害に続き先月の水害被害を受けた石川県輪島市に、先週に引き続いて災害復興ボランティアに行ってきました。先週の記事はこちら↙️です。

 

輪島の復興は先が見えない! - タケ・タケ・エヴリバディ!

今年の元旦に大きな地震(能登半島地震)に見舞われた能登地域。その復興がなかなか進まない状況下の9月に、被災地だった輪島市が今度は河川氾濫の大被害を受けました。TV...

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今回の輪島行きも、早朝3時半に出発して21時帰宅の「日帰り弾丸ツアー」です。前回とは異なるメンバーですが、全員が「チーム中越(中越市民防災安全士会)」の顔見知り。今回は安全士会会長のKさんや、能登へのボランティ参加が通算50回以上というベテランのMさんも一緒でしたので、より安心して移動や作業に取り組むことができました。

ボランティアセンターで輪島社協のスタッフの方からマッチングを受け、三重や大阪からのボランティアさんとともに、「川の氾濫による土砂撤去(屋外)」の作業に取り組むことになりました。必要な資機材を軽トラに積み込み、ボラセンから3kmほど離れた作業場所に移動です。

今回の作業に伺ったのは、氾濫した川の土手から10mほどの近くにあるお宅でした。2m近くの高さまで川の水が浸水し、家屋の1階部分にも土砂が入り込んだそうです。家の中の泥の撤去はほぼ終わり(床下の洗浄はこれから)、外回りの土砂の撤去に今回ボランテイアの協力を依頼したとのことでした。

ボクらが撤去に取り組んだ土砂は粘土質であり重いのに加えて粘着質だったので、作業は結構大変でした。それでも一緒に作業した三重県の若者と世間話などもしながら、午前と午後を合わせて5時間ほどの作業に取り組みました。もちろん、休憩も随時とりました。

家の前には水に浸かった乗用車が放置されていたり、

撤去された流木の集積場があったりして、水害被害の悲惨さを再認識させられました。ボラセンの方から「被災者のプラーバシーは守ってほしいですが、世間の方が輪島の被害を忘れてしまわないないようにSNS等で情報の発信もどうぞ」というお話もありましたので、今日の記事でも被災地の画像を公開させていただきました。

ボランテァイアセンターに戻ってきて、使った資機材や長靴を洗っている様子です。粘土質の泥はなかなか水で洗い流せず、苦労しました。はい、あとは帰路につくだけです。

重労働でお腹も空いたので、「途中で夕食を食べて帰ろう」ということになりました。北陸自動車道の有磯海SA(富山県)で、初めて「富山ブラックラーメン」なるものを食べました。うん、なかなか美味いじゃないですか。肉体労働で疲れた身体に、ラーメンのスープが染みました。

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輪島の復興は先が見えない!

2024年10月18日 | 徒然なるままに

今年の元旦に大きな地震(能登半島地震)に見舞われた能登地域。その復興がなかなか進まない状況下の9月に、被災地だった輪島市が今度は河川氾濫の大被害を受けました。TVニュースや新聞等でその被害状況を知るにつけ、現地の皆さんの痛手は大変なものだろうなぁ…と心を痛めておりました。

ボクは6月に輪島市の手前にある穴水町で、地震災害の復興ボランティアに1泊2日で参加しました。地震発生から半年経っているにも関わらず、その復興の遅れには腹立たしさを感じたことが記憶に新しいです。

 

穴水町の災害ボランティア - タケ・タケ・エヴリバディ!

昨日(6日)と今日(7日)の2日間、能登半島の穴水町で災害ボランティアに参加してきました。今回はボクが所属する地元の市民活動団体の仲間7人との参加です。「あれ?...

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輪島市はこの地震被害に加え、9月にさらに水害被害ですからね。ボクも「地震と水害のダブルパンチを受けた輪島市をなんとか支援したいなぁ」という思いはあったのですが、輪島市は能登半島の先端です。新潟県から現地に行くには、6月に行った穴水町よりもさらに遠いわけですよ。「日帰りはきついよなぁ」「高速代や宿泊費、ガソリン代もかかるし、ボランティアに行くのもハードルが高いよなぁ」と思っていたのです。

ところが今月のこと、ボクが所属する「中越市民防災安全士会」の(ゆるやかな)上部団体である「チーム中越」から、輪島でのボランティアへの参加要請がありました。「高速料金は減免」「レンタカー代とガソリン代は『チーム中越』が負担」という好条件です。こういう情報を待っていたんですよ。早速ボクは手をあげて、「輪島での復興支援ボランティア」に参加することにしました。平日でもOKですよ。だってボクは無職だし(アルバイトは週1〜2回)。ただね。午前3時半に出発し帰宅は午後9時過ぎというのは、ちょっと年寄りには強行軍です。

レンタカーに4人で乗り込み、長岡を出発して5時間。ボクらは「輪島市災害たすけあいセンター(ボラセン)」に到着しました。被災地の写真を撮ることはあまり推奨されていないので、ちょこっとだけね。元旦の地震で被害を受けた下のような光景が、輪島の街中にはまだまだ残っていました。

そこに9月の水害ですからね。TVニュースで見た仮設住宅が水害で床上浸水した現場なども、目の当たりにしました。ひどい状況が、まだまだ町のいたる所で見られます。土砂や流木が片付けられていないところも多かったです。

「たすけあいセンター」で作業用具を軽トラに積み込み、ボクらは割り当てられたお宅の復興支援に向かいました。

ちょっと宣伝をしますね。ボクらが所属する「チーム中越」のユニフォーム(ビブス)です。オレンジ色で目立ちますよね。アルビレックスみたいでしょ?

「チーム中越」についてもちょっと説明しますね。新潟県中越地域は、平成16年の「7.13水害」と「中越地震」、その後も「中越沖地震」や「豪雪」など、度重なる災害で被災し、その度に日本中や世界中から支援を受けて復興を遂げてきました。

この中越が経験した被災から復興、そして持続可能な地域づくりへとつながる一連の知見は、とても貴重なものです。その知見を次の被災地の復興に役立てることは、われわれの責務です。こういった考えを基に災害復興支援等に取り組んでいるのが、われわれ「チーム中越」なのです。エヘン。

今回「チーム中越」のメンバーとして輪島にやってきた、ボクら中越市民防災安全士会のメンバーは4人です。石川県内の企業から派遣された他の4人とともに、水害で床上浸水と土砂の流入を受けたSさん宅の「床下の泥の掻き出し作業」に取り組みました。

床下にもぐっての作業は結構きつくてね。すぐに腰が痛くなります。それに水分を含んだ泥(砂)はけっこう重いんですよね。スコップや十能などで掻き出した泥を、土のう袋に詰めて外に運び出します。

それを軽トラに乗せて所定の災害ごみ集積所まで運搬するのですが、あまりの重さに軽トラの後ろのタイヤが歪んでしまい(空気圧のせいじゃないよね?)、とても運転しづらかったです。10月の作業ですが、汗びっしょりです。

町のあちこちでは、こんな看板も見ることができました。まさに「がんばろう能登!」「がんばろう輪島!」です。これは「たすけあいセンター」前の商業施設内のフードコートで昼休みに撮影したんですが、ここには「輪島の朝市」のおばあちゃんたちがいくつかテントで店を出していて、ボランティアに来た人たちがお土産を購入していました。ボクもばあちゃんたちと世間話をしながら、海産物の干物をおみやげに買って帰りました。

午前2時間半+午後2時間半の作業(休憩+片付けも含む)を終え、支援に入ったお宅の床下の泥はほぼ片付きました。作業が終わった8人のメンバーで記念撮影です。いやぁ〜疲れましたね。皆さん、お疲れ様でした。ただもっと疲れたのは、この後の帰路5時間の運転でした。2人の交代で運転したのですが、さすがに早朝(というか深夜)3時起きでしたのでね。

ボクら「中越市民防災安全士会」は4〜5名を1グループとして、10月中に「チーム中越」として輪島の復興支援ボランティアに5回参加することになっています(今回のボクらは第2陣でした)。ボクは来週、もう1回参加する予定です。「能登や輪島はまだまだ大変な状態だ!」ということを皆さんにも知っていただきたくて、今回のブログで紹介させていただきました。「選挙どころじゃないぞ!」って思っている人たちは大勢いると思います。

コメント (2)
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