元旦の能登半島地震の傷が癒えない状況下で、9月の豪雨でも大きな被害を受け、地震と水害のWパンチを食らった石川県輪島市。ボクは10月に2回、仲間と一緒に輪島市の復興ボランティアに参加し、微々たる力にしかなれませんでしたがお手伝いをしてきました。
輪島の復興は先が見えない! - タケ・タケ・エヴリバディ!
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再び輪島へ!日帰りボランティア! - タケ・タケ・エヴリバディ!
元旦の地震被害に続き先月の水害被害を受けた石川県輪島市に、先週に引き続いて災害復興ボランティアに行ってきました。先週の記事はこちら↙️です。輪島の復興は先が見えな...
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で、昨日のこと。「チーム中越」の一員として、この秋3回目の輪島へのボランティアに行ってきました。昨日も早朝(というか深夜)3時半出発、夜の9時過ぎに帰宅という強行軍の日帰りボランティアです。ですが今までの2回が「土砂の片付け」などの肉体労働系のボランティアだったのに対して、今回はちょっと趣向の異なった内容のボランティアでした。
はい。これが今回の活動の告知ポスターです。輪島市の鳳至(ふげし)小学校のグラウンドに建てられた仮設住宅の談話室で、仮設住宅で暮らすお年寄りに「足湯」のサービスを行うというもの。実は「チーム中越」の女性陣が継続して取り組んでいるボランティア活動なのですが、運転手とサポートスタッフとして男手が必要ということで、今回ボクとKさんの2人にお声がかかったのです。
はい。こんな感じで、仮設暮らし皆さんに足湯に浸かってもらったり、手足のマッサージをしたりしながら話をしたりして、心を少しでも解(ほぐ)していただこうというのが、今回の「足湯ボランティア」の目的です。その内容からも、ボクら男性陣はサポートメンバーであることがご理解いただけますよね。やはり活動には得意分野と苦手分野があります。
現地の運営スタッフの方が、「プライバシーには配慮してほしいですが、ネットやSNSに仮設住宅や避難所での暮らしについて情報を拡散し、多くの人に現状を知ってほしいです」とおっしゃっていたので、今回もボランティアの様子の画像や仮設住宅の名前などもブログの中に載せさせていただいています。ご理解くださいね。
この仮設住宅が建てられているのは鳳至小学校のグラウンドで、すぐ隣の小学校の体育館はまだ避難所になっていて、避難所生活を送っている方も多くいらっしゃいました。ちなみにこの小学校は既に別の場所に移転しており、そこでは輪島市内の6小学校すべて集まって教育活動を行っているそうです。足湯会場になった仮設集会所には、ホワイトボードにこんなメッセージもありました。
ボクら男性陣は、足湯のためのお湯を沸かしたり用具を洗ったりなどのサポート業務をしていたのですが、自然に集会所に集まってる人たちと雑談をする時間も多くなりました。ここに集まっているのはほとんどが高齢の女性で、地震のこと、津波のこと、土砂災害のこと、家族のこと、避難所生活のこと、仮設住宅への入居のこと、将来への不安など、いろいろなことをボクらに饒舌に話してくださいました。おしゃべりすることで、少しはストレス解消になればいいな…と思いました。
ただね。いろいろな不安や不満、問題点もたくさんあるようです。至近距離内に「仮設住宅」と「避難所」があり、それぞれの場所で異なる立場で生活する人達がいるというのも難しい問題です。また、集会所で住民同士やボランティアを相手におしゃべりをして、少しでもストレスを発散できる人はそれでもいいですが、中には仮設住宅の狭い四畳半から出てこない(これない)人もいるわけで(特に男性)、「それも大きな課題です」と現地の支援スタッフの方はおっしゃっていました。
掲示板には、ボランティア等によるいろいろなイベントや炊き出しなどのポスターも貼られていました。これから寒くなりますが、住宅に引きこもらずに身体を動かしたり積極的に他と関わることでエネルギーをもってほしいな…と思いました。
今回始めてこういうスタイルのボランティアに参加させてもらいましたが、ボク自身もとても勉強になりましたし、自分自身の未熟さも感じました。ボランティア参加への声をかけていただいた「チーム中越」の女性部の皆さん、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。