タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

チャイルドシート問題について警察に問い合わせた!

2022年05月04日 | 徒然なるままに

GWに埼玉に住む長男一家が帰省してきました。長男と嫁、それに3歳の孫娘の3人です。わが家はボクと妻の2人暮らしですので、GW期間中にみんなでお出かけする時には、「大人4人+3歳の孫娘」という構成で自家用車で出かけることになります。ここでボクらの頭を悩ませたのがチャイルドシート問題です。まずは、この問題を簡潔に整理しておきましょう。


●ボクの車は5人乗り乗用車です。この車に「大人4人+子ども1人」が乗車するのに「チャイルドシートをどうするか?」っていうのが、この問題の核心です。
●もし「チャイルドシートを後部座席に付ける」と、後部座席の半分はチャイルドシートで占有されます。残りのスペースに大人2人が座ることは困難です。みんなが1台の車には乗れません。
●では「チャイルドシートを助手席に付けるか?」ということになるわけです。確かに後部座席に大人3人が座れますが、「助手席に子どもを1人で乗せるってどうよ?」という問題が発生します。安全面から不安です。しかも運転するのが祖父ちゃん(ボクです)の場合、「隣の助手席に子どもが1人で乗っていて、必要に応じてその世話もしなければならない」というのは極めて不安です。
●いろいろ調べてみると、道路交通法に「乗車定員の範囲内にもかかわらず、チャイルドシートを設置することで全員が乗れなくなる場合は、チャイルドシートの設置が免除される」っていう行があるらしいです。これってわが家のケースは対象にならないかな?
●だってわが家のケース場合、チャイルドシートを装着しなければならないってことになったら、2台の車に分乗しなければなりません。前項の「全員が乗れなくなる場合」に該当するんじゃないかな?


まぁそんなわけでいろいろ家族で検討したんですが結論は出ず、「いっそ警察に電話して聞いてみよう」ということになりました。今日のブログは、昨日ボクがこの件について長岡警察署交通課に問い合わせて教えていただいた結果です。

警察に電話するって、別にやましいことがなくても緊張するモノですね。「市民の八百政と申しますが…」といつになく強ばった口調で話すボクに、警察署の方は優しく丁寧に対応してくださいました。「なるほど、事情はよくわかりました」と。

しかし、その後で発せられた言葉は「ちょっと即答できませんので、きちんと調べて折り返しお電話いたします」でした。なんと!この問題は、その道のプロである警察署の交通課の職員が「即答できない」ほどの難問だったのですね。きっと子どもや孫のいる家庭なら、どこの家でも疑問を感じる問題だと思うんですけどね。

きっと上司に相談していたんでしょうかね。約15分後にボクのスマホに着信がありました。警察の方が電話口で説明してくださった内容は以下の通りです。とても丁寧な説明でした。ボクの補足質問も含めて書いておきますね。


警察:チャイルドシートは大人1人分の座席に1つ装着するという考え方になります。ですから後部座席にチャイルドシートを装着した場合、残りのスペースに大人が2人座るということになります。

ボク:だけど実際の問題として、後部座席にチャイルドシートを付けたら、残りのスペースに大人が2人座るって無理ですよね。

警察:そうですよね。私の車も後ろにチャイルドシートを付けていますが、大人が2人座るのは難しいです。

ボク:そういうルールってことですよね。しょうがありませんね。では「乗車定員の範囲内にもかかわらず、チャイルドシートを設置することで全員が乗れなくなる場合」というのは、どんなケースを指すんですか?

警察:例えば、大人3人と子ども3人が1台の車に乗ろうとした場合を考えてみます。子ども3人は大人2人分ですから、このメンバーで5人乗りの車に乗車することは可能です。ですが、チャイルドシートを3つ装着したら大人1人が乗れなくなります。こういうケースが「免除されるケース」に該当します。

ボク:えっ?その場合って、「後部座席に大人が1人、子どもが3人乗る」ってことですよね。チャイルドシートもなくて、この人数ではシートベルトもできませんよ。それでもOKなんですか?「後部座席で大人2人が(チャイルドシートのない)子ども1人をはさんで座って安全確保して乗車する」ケースよりも、よっぽど危険だと思いますけど。

警察:まぁそういう考え方もできますが…。


まぁ納得したわけではないんですが、これ以上警察に食い下がったところでどうなるわけでもないので、お礼を言って電話を切りました。だけど、このチャイルドシート問題って、いろいろな矛盾点を孕んでいるなぁ…って思いました。

で、結局わが家は2台の車に分乗して出かけることになりましたので、ガソリン代と高速代が2倍かかりました。もしレンタカーの利用ってことになったら、もっとお金がかかりますよね。まぁ行き先はビッグスワンで、今日はアルビが勝ったから文句は一切ありませんけどね。

ただ、「子どもの安全のためにはしょうがない」って気持ちももちろんありますが、一方で「バスやタクシーでは免除される」という例外が認められていることにも疑問が残ります。このチャイルドシートの義務化で、「相当な利権を得ている業者や政治家がいるんじゃないの?」などと、穿った見方もしてしまう尻の穴の小さな人間であることを恥じています。

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