タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

中学校の部活動改革

2022年05月26日 | 徒然なるままに

ボクはブログ執筆の生活スタイルを、「週アル」の執筆は朝、「タケタケ」の執筆は夕方から夜、と決めています。ところがこのところ夜にいろいろな会合やあったり、仕事で疲れて夕食時にビールを飲むと寝てしまったりして、「タケタケ」の更新をサボり気味です。まぁこちらの方は、あんまり根を詰めずにのんびりとやるつもりで始めましたので、ご容赦くださいね。2~3日更新が滞っても、「あぁまただな…」くらいに思っていただけるとありがたいです。

さて、ボクは昔から卓球を続けていた関係で、現在地元の卓球協会の役員をさせていただいています。まぁあまり戦力にはなっていないのですが、少しでもお世話になった組織への恩返しを…という思いもあって、できる範囲で協会の仕事のお手伝いをさせていただいています。

その関係で「充て職」みたいな感じで、長岡市スポーツ協会の仕事にも関与しています。こちらの組織はいろいろな競技団体の代表が集まって構成されていて、年に数回の会議に出席して、必要に応じて意見を述べたり決議をしたりするのが仕事です。

そのスポーツ協会の会議で、去年あたりから頻繁に話題になっていることに、「中学校の部活動改革」があります。長年にわたり日本のスポーツ界を支えてきた中学校の部活動。日本人の多くが、青春時代の1ページとしてさまざまな思いを抱いている部活動。ボクがこうして卓球協会の役員を務めたり、60歳を過ぎた今でも卓球を楽しんでいるのも、すべてが中学校時代に卓球部に入部したことが始まりです。そういう人って結構多いんじゃないのかな?

その中学校の部活動が、文科省(ん?スポーツ庁か?)の方針で大きく変わろうとしています。一旦は「学校部活動」と「地域部活動」の2本柱となり、やがては「地域部活動」に一本化されて、学校から部活動が消えます。これはもう、国としての決定事項です。

この背景にあるのは「教員の働き方改革」です。部活動の指導は本来の教員の業務ではないにもかかわらず、長い間先生方の「子どもたちのために」という気持ちに支えられて運営されてきました。それでもかつては「子どもたちや保護者に感謝される存在」だった教員の部活指導が、少子化に伴い「責任問題を大きく問われ」「感謝ではなく非難される対象」へと変わってきたことも、この改革の大きな背景にあるのは間違いありません。

さて、部活動が「地域部活動」となった時、今までの先生方に代わって子どもたちに指導をするのは誰でしょう?これは、言わずと知れた「競技経験のある地域の人材」です。卓球に関して言うなら、「誰かいい指導者はいませんか?」と卓球協会に照会が来ることになります。他の競技だって似たようなものでしょう。正直に言います。そんな人、いるわけないじゃないですか。いたとしてもごく少数です。とても現在ある全ての中学校の全ての競技をカバーできる指導者の人数を、確保できるはずはありません。

現在、新潟県の中学生の卓球人口(日本卓球協会への登録者数)は、全国1を誇っています。これは冬にも室内でもできるスポーツとして、しかも「運動量があまり激しくない」「多少運動が苦手でもできる」競技として、雪国の新潟で卓球が選択されていることに他なりません。でも部活動が完全に中学校から離れたら、おそらく中学生の卓球競技人口は半減(またはそれ以下に減少)するでしょう。これは卓球だけでなく、他の多くの競技にも言えることです。

今回のこの「中学校の部活動改革」は、国民のスポーツ離れに拍車をかけるのは、きっと間違いないのだろうな…とボクは思っています。まぁやらなければならいない改革ですので、協力はしますけどね。

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