生野菜の力は解っていても

生野菜から酵素をいただく、これはとても素晴らしいことです。

だからお元気な方には、食事に生野菜ジュースやサラダ、
スムージーなどをお薦めする訳なのですが…、

私自身は、正直それほどの量の生野菜は食べられませんし、
水もあまり飲めません。

胃腸が極端に弱っている場合は、
生野菜は刺激が強いようなのです。

スムージーも、どんなに時間をかけて、
唾液と混ぜながら食べるように飲んでも、
消化されない場合もあります。

だから全ての人に、
単純に「健康のために、生野菜を食べましょう」と、言えないようにも思えます。


だけどみんな元気になりたい。
元気になって、はつらつと飛び回りたい。
自分で畑仕事をしてみたい。
美味しい野菜をばりばり食べたい。

自然の力や野菜の力を知ると、
余計にそう思う様になって、焦ったりすることもあります。

だけど、焦ってはだめなのだと。

ひとりひとり、体調は違います。
いくら生野菜が身体を元気にするからと、
断食が生命力を蘇らせるからと、
むやみに突っ走っても、難しい時もあります。

甲田光雄先生の御本には、そのことが良く出てきます。

簡単に言えないことが、人の身体には沢山あります。

まず小食にして、
噛むことが出来る方は、良く噛んで食べる。

玄米は一口１００～１５０回。
それでも消化しないようなら、玄米クリームを少しずついただく。
おかずも５０回以上噛む。

少しずつ少しずつ、自分の身体と向き合って、
体調が良くなったなあと思えることを、
食事の中で見つけていけると良いですね。