どうして
9時55分という中途半端な時間に
入り口に戻ったかと言うと
10時からの「ガイドウォーク」に
参加したかったからです。
⇧
(集合場所)
チケットを購入する窓口の近くに
「ガイドウォーク 10時~11時 500円」
と書いてあったので
迷わず
「これに参加しよう!」と決めていました。
行ってみると
私は参加希望者の最後の1人らしく
すでに
ガイドさんの周りには
10名くらいの観光客の人たちが集まっていました。
ガイドさんは
「同じところを歩くのよ。
一度見てきたのならわざわざお金を出して
もう一度行かなくてもいいんじゃない?」
と笑いながら私に言ってきたのですが
「いいんです!
是非一緒に行かせてください!」
とお願いして輪に加わりました。
復原町並
2周目スタートです。
結論から言うと
この判断は凄く凄く正しかったと思います。
ガイドさんは
一乗谷についての知識がとっても豊富で
いろいろな事を大変詳しく教えてくれました。
例えば
この一乗谷には
当時(5代義景の頃)2000戸もの家があり
8000人~10000人ほどの
住民が住んでいたこと。
商人・農民
中級武士・上級武士が
同じエリアに住んでいたけど
その土地の大きさは
階級によって決められていたこと。
文化の水準が高く
1つの家に井戸が1つは配置されていたこと。
(庭と家の中の両方に井戸がある家もあったほど)
行く途中で立ち止まっては
遠くに見える山城や
朝倉義景の屋敷などについても語ってくれました。
可能なら
皆さんにも是非この遺跡に行って頂き
ガイドウォークも体験してほしいと思うので
詳しくは書きませんが(笑)
1周目に私が見たのはいったい何だったんだろう?
と思うほど(笑)
色々なことを
いっぺんに知ることができました。
同じ「復原町並」が
まるで別の場所であるかのように
はっきりした輪郭で見えた2周目なのでした。
*
歴史はずっと
「勝者」からの視点で語り伝えられてきているので
戦いに負けてしまった
明智光秀や朝倉義景・浅井長政などは
地元の人たちでさえ
知らない事も多いのだそうですが
近年
発掘や調査が進み
新しい視点で歴史は見直されてきています。
この地の朝倉氏は
人に頼られ
要人をかくまってあげ
そうした経緯(いきさつ)から
攻めこまれ敗北してしまったけれど
領民思いの優れた人物だったのではないかなぁ
と私は遠い昔に思いを馳せています。
2周目のガイドウォークは
私の「そういう事が知りたかった」という思いに
しっかり応えてくれました。
ガイドの岸田さんです。
ブログに載せる事を了承していただき
写真を撮らせて貰いました。
自分が宿泊したホテルの直ぐ近くに
一乗谷朝倉氏遺跡があったことも奇跡でしたが
この岸田ガイドさんにお会いできたのも
奇跡のように思いました。
帰りは教えていただいた通り
8号線を通って鯖江に向かったので
山道も坂道も通りませんでした。
もちろん
この日の小田さんライブも素晴らしく
とっても充実した「北陸3days」でした。
小田さんに感謝です。
ありがとうございました。
(*^^*)
sawaさんの感想がガイドとなって、
私まで一緒に歩いて、お話を
聞かせていただいているようでした😊
ございます。
「面白かった!」と、物語や詩を書いておられる
まかろんさんに言っていただけて、本当に嬉しい
です。(*^^*)
素敵な偶然を「セレンディピティ」というのだ
そうですが、たくさんのセレンディピティに
遭遇した幸運な旅でした。✨