似たような話題が続かないよう
今日は2月21日に書いた
TV番組「英雄たちの選択・本田宗一郎氏」の
続きを書きたいと思います。
私は「英雄たちの選択」という番組が好きなので
必ず一旦録画しています。
そして録画を見る事ができる時間が出来た時に
「実際に見るかどうか」を決めるのです。
本田氏の回を見るの、止めようかな?
と思った理由は
私が物理学的なものが大の苦手だからでした。
バイクや車の会社を作った人だから
物理学に関する難しそうな事柄がいっぱい出てくる
んじゃないだろうか?
という思いが頭をよぎったのです。
でも「えいっ」と思って見て見たら
幼い時から車や機械が大好きだったエピソードは
幾つか出てきましたが
全編ほぼ
「経営者として人としてどう生きたのか」
という内容だったのでした。
私は「人の生き方」に興味があるので
見た後に「凄いお得感」を
感じたというわけです。
特に
自分が作ってきた会社を辞める時のエピソードに
本田さんの思いが凝縮されている気がして
興味深かったです。
❶まず「65才で社長を退いた」そうですが
自ら会長になる事はありませんでした。
何年もの間
関白として実権を握ったと言われている
フジテレビの日枝久氏や日テレの渡邊恒夫氏たちとは
大きく違う決断なのだなぁ
と思いました。
❷2つ目は
自分のお子さんを次期社長に据えなかったことです。
ホンダの大元の会社は
血縁関係ではない人に引き継いだそうです。
私は以前から
発展という事を考えた時
政治家や企業の世襲制度はどんなもんだろう
とずっと思ってきたので
本田氏の辿り着いた結論に対してとても共感しました。
特に政治家の2世3世による政治には
疑問を抱いています。
因みに本田氏は
子会社を作ってそちらはお子さんを社長としたようですので
会社にもご家族にも
深い愛情があった人なのではないかと思います。
❸そして1番凄いのが
退職後に
「社員の皆さんのおかげでこれまでやる事ができました」
と2年半をかけて
社員の皆さんひとりひとりに感謝の気持ちを伝える
全国お礼行脚の旅に出たという事です。
「会社の発展は俺の手柄ではない。
社員の皆さんの努力のおかげだ。」
と思って辞めるだけでも偉いと思うのですが
その気持ちを実行して歩くというのが
凄いなぁとビックリでした。
(口だけではない。行動の人ですね。
海外の工場にも行かれたそうです。)
❹引退する時の言葉も素敵です。
「俺や次期社長(45才だったそうです)のような
頼りない者が社長をするわけだから
皆さんの力が必要なんです。
どうぞ皆さんの力を貸してください。」
こういう謙虚な言葉は
実は「できる人」にしか言えないと思います。
社員の人たちからは
「おやじ」「おやじ」と慕われたそうです。
*
本田さん
辛い事もたくさんあったと思いますし
破天荒な事もやられたそうですが💦
幸せな人生でしたね。
人生の難題を
苦労しながら解き続け学び続けた人生
だったのでしょうね。
斎藤兵庫県知事 岸田総理 石破総理をはじめ
現政治家の皆さんたちに特に知って頂きたい
本田宗一郎さんの生きざまです。