Choosing Wisely 提言の続き

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は曇り時々雨。最近はずっと雨が降っています。昨日は雷も鳴っていました。しかし、台風21号は恐れていたとうり、被害が各地で発生しました。死者も出ています。年々、台風は強力化しているように思われます。まだまだ、台風シーズンは終わっていません。これからも気をつけましょう。では、本題へ。

 

 

 

 

　3つ目の提言は、脳のMRI検査による脳ドックは推奨しない、というものです。

 

 

 

　健康で症状がない人にこの検査を行うことでの有効性の科学的エビデンスありません。

 

 

　たまたま見つかった血管の奇形に対しての外科的な手術を行い、その結果として神経後遺症を残したケースもあります。

 

 

 

　このような検診は保険外診療で行われます。

 

 

　だから、私のような医師がどうのこうのと言うことはできないのではないか、と言われることがあります。

 

 

 

　しかし、このような検診で何か引っかかった場合、結局は皆、病院に紹介されます。

 

 

　そして病院では保険診療が行われるのです。

 

 

　すなわち、追加の精密検査は保険診療で行われるのです。

 

 

　限られた医療資源は有効に配分することが必要です。

 

 

　科学的エビデンスのない検診を推奨することは、医療の倫理のうちの社会正義の原則にも反するのです。

 

 

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