Choosing Wisely Japan:指導医コンソーシアムからの提言

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は晴れときどきにわか雨。晴れてはにわか雨が降るという日が続いています。これでは、雑草に栄養を与え続けているのといっしょで、あちらこちらで雑草が成長しています。道路では雑草の高さが人の高さを越え、歩道を歩いている人が見えなくなるほどです。あぶないです。では、本題へ。

 

 

 

 

　約５年前の2013年12月に、私たち総合診療医の指導医コンソーシアムは、5つの提言を発表しました。

 

 

　このうちの２つは、

 

　症状の無い健康な人々に対する、PET-CT検査によるがん検診、を推奨しない

 

　症状の無い健康な人々に対する、腫瘍マーカー検査によるがん検診、を推奨しない

 

 

　です。

 

 

　これらの検査の有効性には科学的エビデンスはありません。

 

 

 

 

　検査には擬陽性もあります。

 

 

　陽性となった患者さんには様々な精密検査を受けるように推奨されますが、そのような精密検査には侵襲的な検査も含まれます。

 

 

 

 

　侵襲的な検査を受けると合併症リスクもありますので最終的には有害イベントにつながるリスクがあります。

 

 

 

 

　過剰診断の流れをわかりやすく図示した論文が下記に出ています。

 

　https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5570540/

 

 

とある場所のシーサー

 

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