総合診療医からの健康アドバイス

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インスリンの自己注射

2017-12-07 11:11:23 | 医療情報

 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 沖縄あるあるですが、沖縄のスーパーはレジ係りの人が袋詰めします。本土から来られる方は驚かれるようです。そのせいか、確かにいつも並んでいます。最近はどのスーパーも袋詰め専用レジがあります。そこはやっぱり早いせいか、あまり並んでないですね。全部そうなるのも時間の問題ですね。では、本題へ。

 



 前回説明しましたように、1型糖尿病のひとは全員、2型糖尿病のひとも病気がかなり進んだひとはインスリンの自己注射が必要になります。


 インスリンによる治療が導入され、さまざまなインスリン製剤が開発されるようになって、多くの患者さんが上手に自分自身の血糖を管理できるようになりました。



 血糖の管理が上手くいっているかどうかをきちんと評価していくことは重要です。


 診療所や病院で行なわれる血液検査でヘモグロビンA1Cというのがあります。


 これは約3カ月の血糖のコントロール状態をみる検査です。



 インスリンの自己注射をやっているひとは原則として自己血糖の測定機器を購入してもらっています。


 低血糖や極端な高血糖にならないように注意するためです。


 インスリンの注射は効き目がよい反面、食事の量が少ないときにいつもの薬液量を注射して血糖が下がり過ぎたり、注射のタイミングを逃してしまうと今度は上がり過ぎてしまうことが起こることがあります。



 自己血糖の測定では、一般的に毎日1回から数回測定してもらいます。


 測定には血液が必要です。


 まず、使い捨ての細い針で指先の腹を自分自身で刺して微量の血液を絞り出し、その血液を測定機器に付いているセンサーに滴らします。


 数秒後には機器の画面上に血糖が表示されるという具合です。

 

 続きは次回に。

 

 

さとうきび畑

 

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