皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
この時期の沖縄地方は、だいたい厚い雲に覆われて時々雨という感じ。外で作業されている方々は合羽を着たりしてめんどくさそうです。本土の太平洋側はカラリと晴れの天気が多いようです。うらやましいですね。では、本題へ。
自己血糖測定は慣れてくると簡単にできますが、血液が必要なので、自分自身の指先に針を刺すことを毎日やらねばなりません。
毎日この痛みに付き合うのはつらいことです。
私は患者さんの気持ちに寄り添って共感することを常としていますので、糖尿病の患者さんの自己血糖測定のつらさを感じています。
このような痛みを伴う血糖測定ですが、最近におけるバイオセンサー技術の進歩によって、針をささなくても測定できるという画期的な方法が開発されました。
汗に含まれる糖を測定して、血糖の値を推測するというテクノロジーです。
しかもサイズは絆創膏程度と小さくなっています。
また、さらに新たな技術進歩によって、マイクロニードルによって薬剤の投与も合わせてできるものまで開発されてきています。
これらのバイオセンサーはもともとスポーツ選手対象に特注されたものでした。
常に身体に身に付けることができるので、ウェアラブル・バイオセンサーと呼ばれています。
そしてスポーツから医療への応用に展開されてきています。
糖尿病に対しては、人工膵臓システムとウェアラブル・バイオセンサーの開発が急速に進んでいます。
名護市のビーチ
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