チェックイン3時、アウト12時。
ゆっくり滞在できてうれしい設定。
東京方面から車で90分は、とても近いから海辺の別荘がわりになる?
1階のラウンジにある本やDVDは借りられます。
「マイ・ブルーベリーナイツ」
今回はこちらをお借りしましたが、最後まで見られず。
そのせいか、私達にはロマンチックもブルーベリーも足りないみたいで、この後
1ヶ月もしないうちにパブロフは目の急病に・・・
この本はたぶんご主人の蔵書だと思います。
ちょうど訪れたばかりの、スパリゾートハワイアンズや、かって訪れた温泉地が
紹介されていてタイムリー。
特にマザーテレサの言葉で、
誰かがやるだろうという事は、誰もやらないという事だ
という事を知りなさい」という一文が心に残りました。
ちょっとここにはカラフルすぎかな、と思って見ていたら
いつも控え目な若女将が「ここには華やかすぎるでしょう」とズバリ言い当てる。
見た目は山の手の素敵な奥様風なのに、若女将はとても勉強熱心。
私なんかの話でもメモを取って下さいます。
数回しかお会いしていませんが、芯が強く、内に秘めた情熱を感じる方です。
ご主人の出会いや、宮城の老舗宿での修行の話はとてもドラマチック。
若女将、修行時代の仲間の女将の宿。
10年近く前に泊まったきりなので、近いうちに再訪できたらと思います。
今回の部屋は未来の若女将?のおすすめで決めたのですが、彼女の作品が
館内に飾られています。
彼女はまだ小さくて、でも初めて会った時からお茶目な行動をとるとご主人
であるパパに「大人になれ」と言われていたけれど、私から見れば十分大人。
利発で聡明な彼女に会えるのも、この宿を訪れる大きな楽しみの1つです。
金波楼さんにお邪魔するのは、昨年の10月以来。
既にグランドオープンから4ケ月経っていますが、館内にはオープンしたての宿
とは思えない、静謐な空気と時間が流れていました。
この雰囲気はプレオープンの時からなのですから、ある意味で、前泊の今年開業
20周年を迎える「おとぎの宿・米屋」さんとは正反対。
もちろんどちらも滞在していて快適なのですが、米屋さんがあれもこれもと施設
やサービスで提案してくれる足し算のもてなしだとしたら、こちらは引き算の魅力。
いかに必要なものを残しつつ、不要なものを削ぎ落としてゲストが心地よく過ご
せるかよく考えられていて、変に媚びたりしない、控えめで暖かな接客なのです。
今の私にはどちらも魅力的に思えますが、いずれはどちらかの宿の方が楽になる
時が来る気がします。
いきなり、結論のような事を書いてしまいましたが、ここ10年で数十軒の宿に
開業前後から係り、中には全室制覇した宿も何軒かありますが、ここは特別。
初めてオープン前から全室制覇を決めていた宿
なのです。
それはやはりオーナーご夫妻の宿に対する考え方に共感すべき点が多くあったから。
いずれは・・・と新しい宿について模索されていたご主人は、長らく設計士さんと
共に、海辺を中心に各地の宿を訪ね歩き、勉強し、構想を練られてきました。
その訪れた宿の中のいくつかが私が通っていたり、オープン前からおつきあいのある
宿だったのです。
会う前から、そんな人が新たに宿を建て替えられるのなら、きっと素晴らしい宿が
できるに違いないと確信しました。
そして待つこと数年。
その間の震災を始めとする数々の試練を乗り越えて、今3代目の建物として新しく
スタートを切った「里海邸」さん。
創業120年の老舗宿の新しい建物は、ずっと昔からそこに建っていたように自然
に、大洗の海辺に溶け込んでいます。
初代の建物の良いところを取り入れた設計。
「きっとここは、多くの人に安らぎを与えてくれる名旅館になるだろう」
自分の予感が正しかったかどうか、これから全室制覇を目指し、細く長く見守り
たいと思っています。
ゆっくり滞在できてうれしい設定。
東京方面から車で90分は、とても近いから海辺の別荘がわりになる?
1階のラウンジにある本やDVDは借りられます。
「マイ・ブルーベリーナイツ」
今回はこちらをお借りしましたが、最後まで見られず。
そのせいか、私達にはロマンチックもブルーベリーも足りないみたいで、この後
1ヶ月もしないうちにパブロフは目の急病に・・・
この本はたぶんご主人の蔵書だと思います。
ちょうど訪れたばかりの、スパリゾートハワイアンズや、かって訪れた温泉地が
紹介されていてタイムリー。
特にマザーテレサの言葉で、
誰かがやるだろうという事は、誰もやらないという事だ
という事を知りなさい」という一文が心に残りました。
ちょっとここにはカラフルすぎかな、と思って見ていたら
いつも控え目な若女将が「ここには華やかすぎるでしょう」とズバリ言い当てる。
見た目は山の手の素敵な奥様風なのに、若女将はとても勉強熱心。
私なんかの話でもメモを取って下さいます。
数回しかお会いしていませんが、芯が強く、内に秘めた情熱を感じる方です。
ご主人の出会いや、宮城の老舗宿での修行の話はとてもドラマチック。
若女将、修行時代の仲間の女将の宿。
10年近く前に泊まったきりなので、近いうちに再訪できたらと思います。
今回の部屋は未来の若女将?のおすすめで決めたのですが、彼女の作品が
館内に飾られています。
彼女はまだ小さくて、でも初めて会った時からお茶目な行動をとるとご主人
であるパパに「大人になれ」と言われていたけれど、私から見れば十分大人。
利発で聡明な彼女に会えるのも、この宿を訪れる大きな楽しみの1つです。
金波楼さんにお邪魔するのは、昨年の10月以来。
既にグランドオープンから4ケ月経っていますが、館内にはオープンしたての宿
とは思えない、静謐な空気と時間が流れていました。
この雰囲気はプレオープンの時からなのですから、ある意味で、前泊の今年開業
20周年を迎える「おとぎの宿・米屋」さんとは正反対。
もちろんどちらも滞在していて快適なのですが、米屋さんがあれもこれもと施設
やサービスで提案してくれる足し算のもてなしだとしたら、こちらは引き算の魅力。
いかに必要なものを残しつつ、不要なものを削ぎ落としてゲストが心地よく過ご
せるかよく考えられていて、変に媚びたりしない、控えめで暖かな接客なのです。
今の私にはどちらも魅力的に思えますが、いずれはどちらかの宿の方が楽になる
時が来る気がします。
いきなり、結論のような事を書いてしまいましたが、ここ10年で数十軒の宿に
開業前後から係り、中には全室制覇した宿も何軒かありますが、ここは特別。
初めてオープン前から全室制覇を決めていた宿
なのです。
それはやはりオーナーご夫妻の宿に対する考え方に共感すべき点が多くあったから。
いずれは・・・と新しい宿について模索されていたご主人は、長らく設計士さんと
共に、海辺を中心に各地の宿を訪ね歩き、勉強し、構想を練られてきました。
その訪れた宿の中のいくつかが私が通っていたり、オープン前からおつきあいのある
宿だったのです。
会う前から、そんな人が新たに宿を建て替えられるのなら、きっと素晴らしい宿が
できるに違いないと確信しました。
そして待つこと数年。
その間の震災を始めとする数々の試練を乗り越えて、今3代目の建物として新しく
スタートを切った「里海邸」さん。
創業120年の老舗宿の新しい建物は、ずっと昔からそこに建っていたように自然
に、大洗の海辺に溶け込んでいます。
初代の建物の良いところを取り入れた設計。
「きっとここは、多くの人に安らぎを与えてくれる名旅館になるだろう」
自分の予感が正しかったかどうか、これから全室制覇を目指し、細く長く見守り
たいと思っています。