
現代ではこのような商いをなさっている方はいません。昭和の初期には
庶民の履物といったら下駄でした。鼻緒のみでも商売が成り立っていた
のでしょう。下駄屋さんは沢山ありました、いま見ることは無くなりましたが。
東京でも現存するお店は数軒しかないのでは。
ほとんどが靴屋さんにと、代わっています。

お店の左手に沢山の柄の鼻緒が掛けられているのが見えます。
お客さんは好きな柄の鼻緒を選んでいたのでしょう。作業台のようなものが
ありますが、ここで下駄に付けていたのでしょう。

お店の光景です。招き猫が少し大きいかな。帳場の格子が時代劇風です。

接客用の店先の上がり框です。火鉢、座布団、煙草盆が置かれています。
お客さんにはお茶の接待が当然あります。
余談ですが、子供の頃近所の下駄屋さんに女の子がいたら
その子のあだなは、間違いなく「カッコ」ちゃん、とつけていた。