写真日誌

気ままなフォトスケッチです。

啓明学園北泉寮<1>

2010年06月04日 | 歴史的建造物
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啓明学園北泉寮(国登録有形文化財) 旧三井家拝島別邸。
東京西郊、昭島市拝島町にあり、帰国子女が多く通学。幼稚園から高等学校まで一環教育を行っています。
なお当寮は公開日が設定されていて見学希望者は申し込みをすることになっています。


数奇屋門が正門です。
 


     北泉寮とは。
北泉寮は鍋島直大(ナオヒロ)侯爵の邸宅として明治25年(1892)頃現在の千代田区永田町の旧首相官邸のところ
に建てられた和館が原型となっています。
近代日本の上流階級の住宅に多く見られるように鍋島邸も洋館とセットの和・洋並置式邸宅として建築されました。大正12年(1923)の関東大震災の際、洋館は倒壊しましたが、ほとんど被害を受けなかった和館は三井八郎右衛門が、震災後、鍋島侯爵から買受け、昭和2年(1927)三井家別荘として現在の啓明学園構内に移築しましたが、その際建物の大幅な増改築がされたようです。
北泉寮の名称は北は三井北家(三井高雄)の北を、泉は住友家(英子夫人の母方の実家)の屋号泉屋に由来しています。
北泉寮は造形的には江戸時代の大名屋敷伝統を継承し、玄関部分の格式的な構え、主体部分の1階和風客室、2階御居間・次の間、奥様居間、御寝室などの座敷飾りなどに書院造の流れが認められます。
また、1階洋風客室・次の間・御食堂には近代洋風のデザインが加味された折衷様式となっています。

                                        - 啓明学園北泉寮パンフより-



「数奇屋門」。薄く加工した板をメッシュのように編んであります。

 


南側から見た北泉寮前景。見てのとうり壁の部分がありません。
全面ガラス戸で雨戸を閉めるのがひと仕事です。

  


屋根の先端が寺院の屋根のようになっている「数奇屋造り」で
和風建築の趣を感じさせる造りです。

 



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