Yoga ~precious moment~

″いま、ここ″ を大切に

タントラ勉強会♪

2024-07-16 18:49:57 | yoga
7/11は、50回続いた伊藤武先生のタントラ勉強会の最終回でした。
私がこの勉強会を知ったのは22回からなので、個人的には22回〜25回と、29回〜35回、39回、そして50回を受けていました。主にインドの中期密教までと空海を選んでいました。

ハタヨーガは仏教密教の中で生まれ、インドで仏教が滅ぼされてからは、チベットやインドネシアなどに渡ったり、ヒンドゥー教やジャイナ教の中で育ちました。
目指したのは、バラモンを介さず自分の身体を使ってヴェーダ儀礼を行うことです。神に祈り、捧げ物をし、輪廻から解放されること。
このように書くと宗教色が強く思われがちですが、実はフリー素材で宗教から切り離すことも可能だと思いますし、そもそもヒンドゥー教の元となるヴェーダの教えは宗教というよりも哲学に近いもの。神と言っても実体はなく「宇宙の法則」とも言い換えることができます。

私たち人間はテロメアを持つ生物の一種で、テロメアの寿命は120年です。でも人間は120年も生きられない。なぜか?テロメアなど知る由もなかった2000年以上前のギリシャの医師・ヒポクラテスはこう言っていました「人間がありのままの自然体で自然の中で生活をすれば120才まで生きられる」。つまり、自然から遠ざかるから寿命が縮まるのだと言うのです。
また、アーユルヴェーダは、紀元前3102年にカリユガという不和の時代に入った人類がパリグラハ(執着)により病気を発症し、ブラフマー神に祈ったところブラフマー神がアーユルヴェーダという治療法を思い出したとされています。つまり、病気は執着から発生すると。「私の家畜」「私の土地」「私の食べ物」…今までみんなで分け合っていたものを「自分だけのもの」という意識が生まれたことで病気が始まったー興味深い考えです。そう言えば、サーンキヤの二元論も「私」という概念から展開していきますね。

私たちは、あくまでこの宇宙の中に存在する森羅万象の一部でしかありません。宇宙の法則を尊重しながら、人間同士はもちろん他の生物たちと共に生きる方法を伝えているのがyogaなのかもしれないと感じます。

ハタヨーガの起こりと成り立ちはなんとなく分かりました。
私も次のステップに進まなければ…!


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