秋分の日♪

秋分点は15:50。

今日の代行クラスでも少しお話ししましたが（本クラスでは来月お話しします）、
ヨガでは陰陽を重要視しており、現状「ハタヨガ」という言葉が出てくる一番古い経典『アムリタ・シッディ』にも春分と秋分が大事だということが書かれています。つまり、陰陽（相反する二つの要素）が均等になる状態が重要なようです。

ハタヨガでは、それを自分の体を使って行います。
ご自分の体の中にペアで存在するものを思い浮かべてみてください。目、耳、手、脚、肺等…それらは働きが異なるため二つ共必要なことがわかります。しかし、医学的に二つある意味の分からないものが存在します、それは鼻の穴です。鼻の穴は隣接している上に90分か2時間おきにどちらかを優位に使い呼吸をしています。だったら初めから一つで良いはずです。呼吸だけなら最悪口も使えますし。
ヨガはそこに意味を見出しました。
左右の鼻の穴は常にどちらかが詰まっている、これをどちらも均等に通した瞬間に、右でも左でもなく中央を貫く第三の管（スシュムナー）が開き、そこから生命エネルギー（プラーナ）をアディパティマルマ（梵孔：頭頂）へと抜けさせることで解脱するのだ、と考えました。
※この時に腎臓も使うという説があり、腎臓が二つある説明にもなっています。（腎臓の話はまた冬にでも）
つまり、ヨガの最終目的である"解脱"を実行するには、呼吸法が欠かせないということです。
私のクラスでは必ず呼吸の時間を取り入れていますが、特に秋には詳しく説明しています。

ヨガをされる方の中には「私は解脱なんて目指してないよ」という方も多いでしょう。（かく言う私もその一人です。解脱なるものが本当にあって、可能だとしても、今世ではないと感じています。）ですが、こんな説もあります、
ヨガに出会う人は皆、「解脱へ向けた説明を聞く準備が整った人」であると。なぜならば、ヨガの経典『ヨーガ・スートラ』が「さて、」という言葉から始まるからです。
「さて、」という言葉は、何か前置きがあって初めて出てくる言葉かと思います。そこにはこんな前置きがあるのではないかと言われています：「あなたは輪廻に飽きたのですね、輪廻が苦しいものだと気づいたのですね、」。
"では、ヨガ（解脱へ向かう方法）の説明をしましょう"というわけです。
ですから、ヨガを選んだということは、意図的かどうかに関わらず、あなたの魂が「輪廻を終わらせたい」と感じている証拠なのだそうです。
なので、私はヨガをする皆さんのことを同志だと思っています。同じ大学に入学した同級生のようなイメージ。少なくとも興味があり、ひとまず入学してみた人たちの集まり(=´∀｀)人(´∀｀=)
一緒に勉強していきましょう？面白ければ続ければ良いし、飽きたら退学して別の道へ進めば良いのです😊