スコティッシュ・フォールドのひとりごと

スコティッシュ・フォールドの「ひー(オス・19歳)」とその妹「こっちゃん・11歳」、その飼い主「でれすけ」のブログ

東京都江戸東京博物館。

2008年09月17日 | 「博物館・科学館・動物園」
先日、でれすけは、

江戸東京博物館

に行って来ました。




今年のお盆休みに、以前からずっと気になっていた、上野・不忍池の不思議なギザギザビル、正確には「ソフィテル東京」という、非常に奇抜悪趣味な建物を見に行ったのですが、なんと、悲しいことに

既に取り壊されていた!!!

…のです
(あの地域にあの外観ですから、当然と言ったら、当然ですが


そんな訳で、「ソフィテル東京」を見られなかったことへのリベンジとして(?)、同じ人(菊竹清訓氏)が設計した別の建物、すなわち

江戸東京博物館

を見に行くことにしたのです。




東京の両国国技館のお隣にあるこの博物館、さすがバブル期に設計・建設されただけあります

無駄にバカでかい建物と、やたら電気を無駄遣いしていそうな誰も利用していないエスカレーター。(※正式には、「動く歩道」というらしい。)

3階から6階までは、動く歩道で直行です


バブルマニアにはオススメの建物です。



ちなみに、この博物館、5・6階が常設展で、6階から入場し、5階から退場します。

6階から入場すると、入口すぐ近くに無料のガイドボランティアの人がいるのですが、おしゃべりに夢中で、ガイドボランティアをする気は全くなさそうでした
(…声掛けたけど、まるで無視されましたよ


そんな訳で、ガイドの人には頼らず、自分達で博物館をまわることに




まず、入口すぐに再現された「日本橋」。

説明によると、

アプローチに用いられる日本橋は実物大、半分の長さで材質も当時のままに復元されています。

…とのこと。

「はぁ、そうですか…じゃ、次。






…あまりテンションがあがらないまま、6階の江戸ゾーンを見終わり、いよいよ5階の常設展示へ。


5階は大きく「江戸ゾーン」と「東京ゾーン」に分かれていて、江戸明治大正昭和の東京の変遷が展示されています。




まずは「江戸ゾーン」。





【江戸指物】

指物(さしもの)っていうのは、簡単に言うと木の板を指し合わせて組み立てて作った器具のこと。
要は、木で作ったやらやら箪笥なんかのことで、士農工商の「工」の職の人たちのお仕事です。








続いては「棟割長屋」



ぱっと見は普通のおうちなんですが…


裏にまわると、なんと…





出産してました






庶民生活とあわせて「お産の風俗」が展示されていることがこの博物館の自慢のようですが…。



医学・医療系に関する学位だけでは飽き足らず、「出産に関する文化人類学」で「学芸」の学位を取得したでれすけは、

もっとちゃんと調べてから展示してよね~~

という気持ちで展示を見ました。

そもそも、江戸前期の「収婆」や「取上婆」の時代と、賀川玄悦が現れた後の中期の産科学(産婆が生業から職業になった時代)、「坐婆必研」などの著書が出た後期の時代で、【産婆】の役割も違うんだし

説明に「産み綱」のこと書くんだったら、「産科新編」などの説明も必要なんじゃないの~…と、釈然としない思いで見てました。


 







絵草紙屋。

現代風に言うと「本屋」…ってトコでしょうか




とりあえず、長くなってしまったので、今回はこのへんで