水彩作家・U-ku(ゆーく)さんの絵から受けるインスピレーションを手掛かりに、青山美智子さんが短い物語を綴った絵と言葉のコラボの作品集。
物語というより詩のような感じです。
「猛獣たち」「死写会」とダークな物語が続いたので、ここでちょっとひと一息。
深呼吸のような一冊です。
冬ならば「赤」。
冬は冬の太陽の不足な部分を補うような「赤」が欲しくなります。
赤いシクラメンを置いたり、赤いセーターを着たり。
赤い模様の入ったクッションカバーやラグもほしい。
冬は赤に惹かれます。
赤は冬の私へのエールのような存在なのかも。
この本もエール。
日々、生きる私への、あなたへの。
ラブレター。
文字を遊ばせて、飛ばせて、弾かせて。
色を流して、重ねて、形作って。
自由でいいんだよーーー!
ゆるーく、ゆるーく。
力を抜きましょ。
そう詩う本です。
<本文より>
ナクシタモノハ未来ニ取リニカエレバイイ