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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

お見舞い

2005-08-15 | 2008年1月まで
母方の祖父がガンを患っている。お盆の墓参りがてらお見舞いにいった。物を食べられずやせてしまい、ベッドに伏せるようになってしまった。

初孫だったこともあり、自分はよ~くかわいがってもらった。軽トラに乗せられて一緒に農協にいったり、町の花火を見に行ったり、正月のあいさつまわりをしたり。自分もおじいちゃんと出かけると近所のスーパー「かわねや」へ連れて行ってもらうのが楽しみだった。

お見舞いにいっても、何を話したらいいのか戸惑い、結局は親戚の人と世間話をして終わってしまう。「元気?」とか「調子はどう?」とか、数週間前はまだ声をかけられた。伏せってはいなかったし、座って話ができた。
しかし、すっかりやせこけて力をなくしたおじいちゃんを前にすると、気の利いた言葉は出てこない。「こんにちは」のあとが続かない。なんと言えばいいのか。
今日は弟も一緒に行ったので、並んで「だれがだれかわかる?」と聞いた。そのとき、おじいちゃんは、うれしそうにちょっと笑った。笑ってくれて良かった。弟は特に久しぶりだったから、大きくなっていてうれしいみたいだ。
そして、「元気でなぁ」と逆に言われてしまった。元気で生きていけ、といわれたような気がする。おじいちゃんが生きてきてくれてありがとう、と言いたい。