yomoblog

南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

稲を刈る

2008-09-24 | いろいろ
今日は数年ぶりの稲刈り体験をしました。
筑波山のすぐふもとの田んぼで、慣れない作業です。

農家のおじちゃんの指導の下、集まった約10人の素人たち。
まずは刈った稲を束ねるための縄作りから。
これがけっこう難しい。
6本くらいのワラを2束に分けて、それぞれを撚りつけるようにグリッと両手をこすり付けます。なおかつ、それぞれが撚れた2束が、さらに撚りあうように交差させていきます・・・と文章で読んでもわからないと思います。その場で聞きながらやっても、なかなか理解できなかったです。

左が縄、右が撚る前のワラ。ワラは去年のワラを縄用に取っておくんだそうです。

縄ができたら、いよいよ刈り取り。「ノコギリ鎌」というギザギザがついた鎌を使います。これが気持ちいいほど良く切れて、ザクッザクッと刈り取っていき、それを縄で縛って、竹で組んだ台に掛けていきます。つくばでは「おだがけ」と言われています。

なかなかの壮観。1週間くらい乾かすそうです。
これだけ刈り取るのに約1時間。お昼までにこれを2列作りました。

刈り取りの後は、農家の方が用意してくれたトン汁をご馳走に。
働いて腹減って食べる。ほんとうまいです。

しかし、とても田んぼすべてを刈ることはできず、残りはコンバインで刈ってもらうことに・・すると、2時間半かかって刈った面積をものの15分で刈っちまうじゃないか!石油エネルギーを食っているとはいえ、恐るべし機械化。

いつもご飯をおいしくいただいていますが、体を使って農作業すると、改めてご飯のありがたさと、数本の苗からたわわに実ってくれた稲への感謝を感じます。
ほんの一部の作業だったけれど、疲れるけどうれしい労働でした。
これからもおいしい新米、ありがたくいただきます。