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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

充実の、くう・ねる・のぐそ。

2012-06-05 | 田んぼ
6/2(土)の「くう・ねる・のぐそ講演会」、来て下さったみなさん、ありがとうございました~

茨城県の誇る、おそらく日本唯一ののぐそ研究家、糞土師の伊沢さん。
伊那谷でもさわやかな旋風を巻き起こしてくれました。
6/1の夜、スタッフと有志で歓迎会をしたんですが、すでに話が盛り上がって夜の12時まで話し込み・・
初めて会ったのに、親子ほどの年の差も感じなく、すっかり打ち解けてしまい、
「人生観かわった」「目からウロコ」と、30代のセイネンたちは、60代の糞土師から大いに刺激をもらったのでした。

そして本番の講演会と交流会も、充実でした。
「ウンコは命の返し方、責任のとり方」
「責任感だけじゃ続かない。楽しくやることが大事」
など、印象に残る言葉です。

動物のウンコは菌類のごちそう。
菌類のウンコ(有機物)は植物のごちそう。
植物のウンコ(酸素)は動物のごちそう。
ある生物にとってのウンコ(排泄物)が、次の生物にとってはごちそう(栄養源)として、生態系が全てつながって回っているという視点は新鮮でした。いわゆる生態系ピラミッドとしての 食べられる生物→食べる生物 の間に、実は「ウンコ」が入っているんです。
そうやって、ぼくたち人間と、虫もバクテレリアも植物も動物も、ほかのあらゆる生命とつながっている。
人も自然の一部。

自分に自信を持って、熱い思いを伝える伊沢さん。でも、ユーモアも忘れない。
単にノグソの意義を知るだけじゃなくて、ノグソを通して、伊沢さんが貫いてきた「自分のやり方で生きる姿勢」をも教えてもらった気がしました。
だから、大きく変わりつつある今の時代の中で、新しいより楽しい生き方を模索している30代セイネンたちに、特に心に響く話だったんでしょう。

翌日のワークショップは、「お尻でみる葉っぱ図鑑」講習。
どんな葉っぱが、拭き心地がよいか、実物をいろいろ見たり触りながら、体験です。
ティッシュの吹き心地が3点とするなら・・、例えば、桐の葉は5点!だてに筑波大のマークではない!?
葉裏の細かい羽毛がソフトタッチで最高です。
ミントの葉も、仕上げによい香り。トイレ用芳香剤なんてメじゃないです。


この葉っぱ、ソフトだね~


まるでお化粧のパフみたい~(大きなキノコの茎がスポンジ状になったもの)


これが最高得点の葉っぱ。(名前忘れた)。葉っぱとうか、まるで柔らかい小動物のしっぽのようです。ほんと、最高でした。

葉っぱ講習のあとは、山中でいよいよ実践。
9人中、6、7人がノグソ成功しました!
もちろん、ぼくもです。3.11の断水時以来でした。

最初は怖かったけど・・これが、気持よかった~
自然とつながって、すっきり爽快。
葉っぱの拭き心地のよさに感動。
そして、大地へ栄養をお返しできてよかった。
驚いたのは、すぐさまハエが飛んできて、ウンコを食べに来たこと!
だからハエって嫌われちゃうんだね・・
その後はアリに食べられ、もぐらやイノシシにも食べられるかも。
最後は、木の根に栄養として吸収されることでしょう。

自然とつながる感覚を体験することができて、糞土師に感謝です。
なんだか生きる勇気ももらった気がします。
協力してくれたみなさん、来てくれたみなさんも、どうもありがとうございました。
(秋か来春に別の企画で来てもらえそうになったので、今回来れなかった人はお楽しみに。)
ちなみに、来週6/9は安曇野市で講演会だそうです。

糞土師のくわしい情報は、ノグソフィア参照。





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2 コメント

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Unknown (山口)
2012-06-11 17:48:10
中川村での講演に参加出来なかった者ですが、安曇野庁舎に行き聞いて来ました! 本にもうんこサインをもらいました。 ありがとうございました。
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よかったです (yomo)
2012-06-12 22:25:51
ちょうど1週間後に安曇野で講演だったんですよね~
どうでしたか?
中川村ではかなり密度の濃い時間でしたよ。

今秋か、来春に、飯田市の博物館でのぐそ企画あるかも・・。その時はぜひまた参加してくださいね。
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