晴れ女☆彡
まだまだ、修行中!
 



 


*** ***

  【水無月 しずくの月】


雨の月に ときのしずくが生まれた

潮の満ち干のように
『とき』は少しづつ成長し
みちて ひいて
満たされて ひいていく

やがて 『とき』は至り
満たされてこぼれたひとしずくは
水面に落ちて
 『とき』のしずくが生まれた

生まれたばかりの『とき』のしずく
波紋を広げて ひびき続ける

雨となり
山を下り 海に落ち
街の空で消えたり 揺らいだり
街路樹に止まり ビルの窓をつたう

あの『とき』は 雨の月

『とき』の余韻に呼ばれたように
知らず 空を見上げた
雨上がりの空に
 初夏の陽射しが注いだら

過ぎ去った『とき』は
消え残り かすかに手を振る
 
…水無月に また戻れるさ・・・

(by www.cha16 =2006.06.01=)


 

 
  
(-.-)(@_@)(+_+)(*_*)(-.-)(@_@)(+_+)(*_*)
 
 
 


*** ***

【水無月の風は 雨の匂い 】


街路樹の 苔色の木肌をなぜて
行き交う人の背にひかれてついて
路面に跳ねる 雨粒と戯れ   
上るでなし、落ちるでなし、

水無月の風は 
  雨の匂いに包まれる

光る皐月に 生まれた若葉にも
  大きく伸びよと 指令が届く
すっぽりかぶったぐれ~の雲から
潜ったあまつぶ 降りてきて
水無月の水は    雨の色に染まる  

                  
流雲が降りきて しぶく川面にご挨拶
ざーざぁ~どどぉ~と 堰の響きに
踊る川辺は  川とあまつぶの饗宴
人の世の騒音なぞは消えていく  

水無月の風は あまつぶと混ざり渡る

ねずみ色の水辺に 
 しんという音を 
    ひとつ見つけた


(by www.cha16=2004.06=)

 
勝手なもので    
  寒い冬には春を待ち
  春が過ぎたらお日さまを待ち
  雨の季節には雨を待ち
  暑くてたまらぬ夏までも待つ。
  四季は移ろうからたまらなく待ち遠しい
   6月、水無月です。
 
 カテゴリ-TOP 記事番号:管理人-52 2006-06-03 19:04:03


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )