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先祖を探して

Vol.84 海外サイトで紹介されていたチュラドゥール

当家のご先祖様が眠るチュラドゥールという美しいお墓。
18世紀頃に建造された2つの中庭と納骨堂がある琉球式のお墓です。
何とこのチュラドゥールが海外サイトで紹介されていました。

巨石の建造物などを紹介するサイトのようですが、その中の1つに記載がありました。



https://www.megalithic.co.uk/article.php?sid=55022

原文と訳
Rock Cut Tomb in Kyūshū. A giant rock cut tomb in Okinawan style with unique double front enclosures and the gates.
The word chura means beautiful in Okinawan language, dūru (←tūru) is rock cut tomb (originally meant cave burial).

九州にある岩を切り出した墓。 独特の二重になった正面囲い(庭)と門を備えた沖縄風の巨大な岩を切り出した墓。
ちゅらという言葉は沖縄語で美しいという意味で、dūru(←tūru)は岩を切り出した墓(元々は洞窟の埋葬を意味していました)です。

This tomb is attributed the Toyoyama (豊山) clan who was dispatched from the Central Kingdom of Okinawa to Oki-no-Erabu-jima island as the landlord succeeding Yononushi Ganashi, the predecessor who committed suicide, frightened by the Central Kingdoms mission.

この墓は、沖縄本島から沖永良部島で自害した前任者(前島主)の世の主の後継者として、琉球王国からの辞令によって派遣された豊山家のものです。

一部説明にミスがありますが(豊山家 → 宗家と豊山家)、こうして海外のサイトで紹介されていることは嬉しく思います。
このチュラドゥールは現在も民間墓として子孫が使っておりますので、観光地ではありませんが、島の島主であった世之主の墓の近所にあるため、時々観光客が訪れているようです。
世之主の墓とはまた違った魅力があるお墓だと思います。しかし古い墓石も置いてありますので、環境破壊につながらないように気を付けて、丁寧に来墓していただければと思います。




中庭の門の上部ですが、納骨堂側から見るとアーチ状、反対側から見ると直線というように、細かなつくりをしています。
沖縄本島の世界遺産に登録されている中城城もこれと同様のアーチ門で有名ですね。

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