非才無才の雄叫び

つぶやくこと、叫ぶこと、すべてボケ防止だ!

安倍元首相銃撃事件、警護に甘さはなかったか?

2022-07-08 21:48:39 | 日記
安倍元首相銃撃事件。
安倍元首相のご冥福を心よりお祈りします。

言論の自由、民主主義を踏みにじる、このようなテロ行為は、
断じて許せない。

そもそも犯人の山上容疑者は分かっていない。
ネットにもコメントを書いたが、
ロシアがウクライナに軍事侵攻して、各国の国防意識が高まる
中、このような形で国のリーダーを失うことは、国力の低下を
招きかねない。安倍さんに色々あっても国家レベルのリーダーを
失うことは国家の損失なのだ。

それにしても警察の警護は、どうなっていたのか?

ニュースで流れる襲撃時の映像が何度もながれているが、
山上容疑者が演説会場から離れるかに見せて、バックから
なにかを取り出して振り向いて進みながら、銃を構えて
爆発音と共に白煙が上がり、1秒程後、二度の爆発音。

テレビで警視庁OBの人も言っていたが、「周りにカバンを
持っている者をチェックする必要がある」などと発言してして
いた。
安倍元首相の背後をSPが警護しているようには見えなかった
様な気がする。
一発目の爆発があった時、安倍さんに体当たりして安倍さんを
守るのがSPではないのか⁉️山上容疑者は一発打った後、安倍さんに
突進して、安倍さんは最初の爆発音に驚いてか、振り向く姿が
あった。
昔、米国のレーガン大統領が銃撃されたニュースがあったが
SPは一発の銃声でレーガン大統領に飛びつき、他のSPは犯人を
取り押さえていた記憶がある。
それくらい出来なかったのか?

ところが奈良県警の記者会見は「捜査中」を理由に記者の質問に
ちゃんと答えない。逃げ越しに見えた。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安倍元首相の無事を祈る!

2022-07-08 16:57:21 | 日記
7月8日、4時半頃、仕事が一段落したのでツイッターを
確認していたら
「安倍元首相が銃撃された」と映像付のツイッターが目に
飛び込んできた。

急いでネットのニュースを確認した。
奈良市で街頭演説中に銃撃されたようだ。

まさか日本で、こんなことが起きるとは。
岸田首相のコメントのニュースが流れている。
辛うじて涙をこらえているように見えた。

犯人の供述の一部が報道されている。
動機については“政治的信条以外の安倍元総理の態度に
不満を持っていた”
という趣旨の話をしているという


小生も安倍元首相を快く思っていない者の一人だが
しかし、
これは違うぞ


小生の声など届かないかもしれないが
言論をもって闘うしかないのだ



今の日本で
まさかこんなことが
起こるとは思ってもみなかった。

1960年の日本社会党委員長の浅沼さんの
暗殺を思い出した。

安倍元首相には
一命を取り留められることを
祈る





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「憲法は機能しているか」井上武史教授の論説に思う

2022-06-21 16:03:26 | 日記
読売新聞が参議院選を前に「視点参院選2022」と
銘打ったコラムを発表して、4回目の6月15日の朝刊。
4のタイトルは「憲法は機能しているか」
論者は関西学院大教授で憲法学者の井上武史氏。45歳

そしてそれは
憲法は作られた状況や時代の下で、必要とされたことを
定めている。施行75年、日本国憲法は一度も改正されていない。
そういう憲法は世界中にほかに例がない
」から始まり、
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、我らの
安全と生存を保持しようと決意した
」の憲法前文を取り上げて
これは日本の安全を国際社会に、とりわけ国連に委ねるという
前提に基づく。だが、安全保障理事会の常任理事国である
ロシアが国際法に反してウクライナに攻め込み、核の脅威を
振りかざしている状況で、そうした前提はなお成立していると
いえるだろうか
」と疑問を投げかける。つまり「そうではない
だろう」と仰りたいのだ。だから続けて「前提が変わったのなら
それに基づく9条の平和主義が今でも本当に通用するのかと
いうことを議論すべきだろう。これまでの9条論は、侵略戦争の
反省から、日本が再び他国に侵略しないことを念頭に展開されて
きた。今や『9条が対外的な侵略への歯止めになっているか』では
なく、『9条が日本の安全保障にとって足かせになっていないか
どうか』が問われるべきだ


仰るとおりだが、教授の論調は日本の政界の、とりわけ自民党の
「危うさ」という暗部を踏まえたものではないような気がする。
「9条平和主義」を唱える野党はじめ平和主義者たちは、自民党
の「危うさ」に不安を感じて「9条平和主義」を手放せない一面
もあるのではないだろうか。

周知のように自民党には、「戦後レジュームからの脱却
(ウイキペディア・戦後レジューム:第二次世界大戦での日本の
降伏後、GHQによる占領下で出来上がった日本国憲法を始めと
する憲法や法令、テレビや新聞などのマスコミ、経済や金融で
は通貨発行権や通貨管理権の所在を意味する言葉として使われ
ている
)を唱える安倍元首相の周りに「反東京裁判史観」を唱え
る者や「太平洋戦争は日本の自衛のための戦争だった」「太平洋
戦争はアメリカが仕向けた戦争で、日本は悪くなかった
」等々戦
前回帰を唱える者がウヨウヨしている。こういう連中がいるか
ら、野党はなおさら9条の歯止めが必要と頑迷に、その主張に
しがみつくのではないのだろうか。

例えばよく比較されるドイツ。
ドイツは戦後、50回以上の憲法改正を行ってきたと言われてい
る。なぜ、それができるのか?
一つには、日本のように政権党の中に、戦前回帰を求める極右
勢力がいないのとナチスによる凄惨な戦禍を残した反省を子供
の歴史教育の中でも「強制収容所跡をはじめとするさまざまな
記念館、歴史博物館、展示会の見学が校外学習プログラムとし
て授業に組み入れられています
(web記事)」と徹底していたから
憲法改正を行えたのではないだろうか。

日本で憲法を改正するには、教授の論説のように議論を深め
同時に政権党から戦前回帰を求める勢力を一掃するか、再教
育することが求められる。

ただ日米同盟が強固である限り、その同盟のくびきによって
日本が戦前回帰の方向へ逸脱していくことはないとは思うが。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

知床・観光船重大事故は政府の安全基準の甘さが招いた!

2022-04-28 14:57:57 | 日記
「北海道・知床半島西部沖を航行中の観光遊覧船から23日午後、
「浸水している」との118番通報があった」というニュースが
流れて、矢継ぎ早に「浸水している」に続いて「船首が30度
傾いている」と知らせが入ったというニュース。そしてその後
「連絡がつかない」
その後、海保が出動して艦艇とヘリコプターで捜索しているが
遊覧船は見つからない。沈没したものと思われるというニュー
ス。
翌朝、「知床岬の突端で5人を発見、救助」のニュースに一縷
の望みを掛けたが、その後、死亡が確認された。発見された方
が5人から7人になり10人になって、最後に幼児が救助された
が、残念ながら死亡が確認された。
残された15人は行方不明。船体と共に海中に沈んだものと思わ
れる。

なんでこういうことになったのか?
とにかく、安全管理がズサンだった。KAZU1の船長は、知床の
海に詳しくない、熟練していない。無線が壊れていた等々。

しかし、それ以前の
重大問題がある。
国の安全基準が
甘すぎる。
人の命を軽視した
業者寄りの安全基準
北海道の北側の海水温は
4月でも1度から3度という。
浮器に掴まっても
この水温だと5分で意識がなくなるという。
なのに安全基準は
「小型船舶用膨脹式救命いかだ又
は小型船舶用救命浮器」
だったら皆、安いほうの
浮き具にするだろう。
調べてみると
膨脹式救命いかだは1個100万円
救命浮器は7万円から10万円
業者は安いほうを選ぶに決まっている。
国の安全基準は
人の命よりも
業者を営業させて税収を当てにしたものだ。



安全基準を
海水温15度以下の
海域で
営業する
観光の小型船舶に
膨脹式救命ボートの
設置を義務付けろ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウクライナについての和田秀樹氏の論説の安直‼️

2022-04-08 18:26:14 | 日記
4月6日のYahoo!ニュース
「プーチン=極悪非道、ゼレンスキー=正義の味方」そんな安直な
思考が見落とす重要事実


なんだろうと思って、覗いてみた。

精神科医の和田秀樹さんという方の論説のようだ。

ロシアがウクライナに侵攻して1カ月余り。欧米や日本の報道スタ
ンスは「ロシア=悪、プーチン=極悪非道」だ。精神科医の和田秀樹
さんは 「プーチンは悪者で、ウクライナ=可哀想な犠牲者、ゼレ
ンスキー=正義の味方という単純な思考では見落としてしまうこと
もある。欧米のウクライナ報道の根底に“アジア人差別”があるとの
指摘をする専門家もいる」という
」という紹介から始まる。

待てよ⁉️

 「プーチンは悪者で、ウクライナ=可哀想な犠牲者、ゼレンス
キー=正義の味方」って安直で単純な思考なのか?

ご自分の思考方法をくどくどと述べた後、
前置きが長くなったが、そういう思考習慣をつけている人間に
とって、今のウクライナ情勢はかなり違和感があるのは事実だ。

----------
ロシア=悪、ウクライナ=かわいそうな犠牲者
プーチン=極悪非道、ゼレンスキー=正義の味方
----------

 というような図式が出来上がり、それ以外の意見が言いにくい状
況となっている


そんなことはない。むしろ

ロシア=悪、ウクライナ=かわいそうな犠牲者
プーチン=極悪非道、ゼレンスキー=正義の味方
」という図式を作る
方が「単純」で「安直」ではないか。

ロシアを悪とは報道していない。ロシアのプロパガンダに影響を受
けたロシア国民を世界は哀れんでいる。経済制裁で、そのうち生活
苦が彼らを襲うことも知らないからだ。大統領最高顧問が辞任し国
外に脱出したとか、「全国将校の会」会長がウクライナへの侵攻に
反対の声明を出したとか、またロシアの若者が中心となった反戦デ
モで15000人からの逮捕者が出たことも、そして2万人くらいのロシ
ア人たちがロシアを脱出していることも知らされている。さらに日
本や海外に在住しているロシア人たちの苦悩も報道されている。

ロシア=悪と図式を作るのは精神科医らしからぬやり方だ。

■かなりひどいアジア人差別がベースのウクライナ報道
 ただ、少し異なる見方・考え方を探ることにも意味があるはず
」というのなら、タイトルの「■かなりひどいアジア人
差別がベース
」などと断定した表現は避けるべきだ。

そうした意図もあり、先日、私のユーチューブ番組「和田秀
樹チャンネル」にイスラム学者の中田考氏(同志社大学元教授=イ
スラム法学・神学)をゲストに招いたのだが、こちらの気づかない
視点が与えられて有意義だった
」と中田氏の言説に賛意を表明して
おられる。

そして中田氏の言説の代弁。
ひとつは、今回のウクライナ報道が、実は、かなりひどいアジア
人差別
がベースになっている可能性があるという指摘だ。
 ロシアはチェチェン紛争(ロシアからの分離独立を目指すチェチェ
ン共和国と1994年から2度にわたって戦われた民族紛争)のときは、
今のウクライナ攻撃の比でない市民無差別攻撃を行い、20万人の民
間人が殺害されたとされる。人口100万人前後の国だから5人に1人
が殺されたことになる。
 それに対して、当時の欧米各国の制裁は現在のウクライナ戦争に
対する制裁と比べたら小さいものだったし、残虐な映像も今日ほど
流されなかったのは確かだ。チェチェン人がかわいそうだとか義捐
金を送ろうなどという声は日本でもほとんど聞こえなかった


どこを調べたら、そういう記述ができるのか。ウクライナとチェチ
ェンを同列に扱うなんて、何も解っていないではないか。

実際、欧米のメディアがウクライナの現地から中継をするとき
に、リポーターは「ここは、シリアやパレスチナでないのです。ヨ
ーロッパの中でこのような惨事が起こっているのです」などと平気
で言うらしい。
 彼らの発想では、シリアやパレスチナで一般市民が爆撃されても
問題ないが、ヨーロッパではダメだということなのだろうか。単純
にこれまで戦争や紛争が起こらなかった地域で人々が死んでいると
いう驚きを伝えたかったのかもしれないが、シリアやパレスチナと
いったアジア系を蔑んでいると受け取られてもしかたない


ウクライナの現地からリポートするとき
ここは、シリアやパレスチナでないのです」というのは、例えは
よくないが、リポーターの脳裏には「シリアやパレスチナは紛争の
絶えない地域」というイメージが強かったので、そのような表現に
なったのであって、「ひどいアジア人差別意識」があってのことで
はない思われる。廃墟と化したウクライナの現場に立ってリポート
する時、あまりの惨状と、いつ銃弾やミサイルが跳んでくるかわか
らない現地で、そういう意識等吹っ飛んでいるはずだ。
まして「シリアやパレスチナで一般市民が爆撃されても問題ない
ということではない
はずだし、第一、精神科医が、そのような言辞を弄するなんて酷す
ぎる。
ヨーロッパではダメだということなのだろうか」と
、とんでもない解釈で稚拙極まりない。
それでも精神科医かと言いたい。
どうして、このレベルの分別もできないのか、理解に苦しむ。
言葉を返すが実に「安直」で「単純」だ・

ウクライナ報道の根底には「ひどいアジア人差別意識がある」と穿
った思考を披瀝したつもりのようだが、これはウクライナとチェチ
ェンを同列に扱ってしまっていることに原因がある。
チェチェンはロシア連邦共和国の中の自治共和国で、アメリカなら
州、日本なら都道府県のレベル。チェチェン紛争はロシアの国内問
題のため、下手すると内政干渉になり、欧米はじめ世界の世論はも
どかしい状況だったはずだ。だから義援金などの支援もできなかっ
たのではないか。
それを「ひどいアジア人差別意識がある
穿った物言いをしたつもりだろうが、その思考の単純さは否めな
い。

しかし不思議なのは、和田氏も中田氏もエリート中のエリートだ。

和田秀樹氏は東大卒の精神科医で国際医療福祉大学大学院教授
1960年生まれの62歳。大阪府出身の受験アドバイザー、評論家
(教育・医療、政治・経済)臨床心理士、映画監督、小説家、管
理栄養士。複数の大学、大学院の非常勤講師や東進ハイスクール
顧問も歴任。ヒデキ・ワダ・インスティテュート、緑鐵受験指導
ゼミナール代表とマルチの活躍で天才。

一方の中田 考氏は元同志社大学教授
1960年生まれの62歳。日本のウラマー(イスラーム法学者)、実業
家、ライトノベル作家。株式会社東講代表取締役社長。哲学博士。

名古屋弁で言えば
「どえりゃー人だわ」
なのにこの程度の理解力しかないのは、
どうしたことか?
日本の知識人たちの理解力のレベルは
偏っているものと思えて
衝撃を受けた
こんな偏り方をしていいのか?
おまけに
yahooニュースまでもが
「安直な思考が見落とす重要事実
などと粉飾している。
「どえりゃーことだわ」



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゼレンスキー大統領の国会演説に鳥越氏のノー天気ぶり

2022-03-24 16:31:57 | 日記
ネットの記事・デイリー新潮の見出しが眼に入った。
ゼレンスキー大統領の国会演説に異を唱えた2人の日本人 
外交評論家は「能天気というほかない」3/23(水) 6:03配信


17日、ゼレンスキー大統領の演説にTwitterで猛反対したのは、
ジャーナリストの鳥越俊太郎氏である。

ウクライナ大統領が日本の国会でオンライン演説をするそうだ。
紛争の一方の当事者の言い分を、国権の最高機関たる国会を使っ
ていいのか? 国民の声も聞かずに! 中国・台湾紛争でも台湾
総統の演説を国会で流すのか?〉
〈私はゼレンスキーに国会演説のチャンスを与えるのには反対す
る! どんなに美しい言葉を使っても所詮紛争の一方の当事者だ。
台湾有事では台湾総統に国会でスピーチさせるのか?〉
〈おいおい、ゼレンスキーはそんなことを言ったのかい? 紛争
の当事者だ。何を言うか、分からんねぇ? 国民は許さない。た
とえ野党まで賛成してもだ!! 


鳥越俊太郎さんも、年取ったなあ
昔はもっと冷静で鷹揚だったような気がしていたが
10年前のテレビ番組で青筋立てて、わめき散らしていたのには、
驚いた。
その時は、論点が噛み合っていなかったような記憶がある。
今回もウクライナの事態を理解できていない。
ウクライナとロシアを「紛争の当事者」とだけ捉えて、武力侵攻
したのは、どちらかには、触れないまま、とにかく「紛争の当事
者」と主張するだけで、譲るつもりはない。とにかく領有権問題
例えば南シナ海のスプラトリー環礁の領有をめぐって、フィリピン
中国、ベトナムが争っているが、それだったら「紛争の当事者」
と断って、他国の元首の国会演説などもってのほかだと批判する
のは、もっともなことだか・・・・。

バイデン米国大統領が、ロシアのウクライナへの侵攻を、マスメ
ディアを通して、しきりに警告していたが、ゼレンスキー大統領
は当初、ロシアの侵攻はあり得ないと、自国の国民に冷静さを保つ
よう演説していたニュースが流れていたが、2月24日、ロシアが
ついにウクライナに侵攻を開始したニュースは、日本国中、みんな
が知っていることだ。
単なる「紛争」ではない。
ロシアが侵略戦争を起こし、ゼレンスキー大統領は祖国防衛の
先頭に立っている。

鳥越氏は、それを理解出来ないようで、ただのジジイになって
しまったのではないか。
「国民は許さない」⁉️
なにを言っているの?
小生もそうだが、多くの国民が許しているし、激励し称賛して
いる。
念のため、鳥越氏と同じ左翼の日本共産党は、どうしているか
ネットを調べてみた。
#志位和夫 委員長の会見
「ウクライナのゼレンスキー大統領の日本国会演説について
記者団の質問に答えて」とあって動画があった。
日本共産党の志位委員長は、記者団の質問に答えている。
ロシアの侵略戦争を非難し、祖国防衛の先頭に立つゼレンスキー
大統領を称えているではないか。
嬉しくて目頭が熱くなった。
「国民は許さない」は、鳥越氏と鳥越信者くらいなものだ。
勝手に「国民は許さない」などと言うな😡
このままだと、鳥越氏は
晩成を穢すことになりそうだ。
郷里の先輩よ
頼むから
立ち直ってくれ😱

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウクライナの2歳の坊やよ!パパは必ず戻って来るからね。

2022-03-11 11:53:00 | 日記
ウクライナの
現地のニュースが流れる中に
鉄砲を担いだ父親に抱かれた
2歳くらいの男の子が
別れるのが嫌で、
泣き喚きながら、その小さな拳で
父親の頭や顔を叩いている姿は
多くの人の涙を誘っただろう。

プーチンは
子供を悲しませるだけでなく、
殺戮している。
学校や病院を爆撃して、 
そして最近では、
毒ガス兵器も使うのではないかと
言われている。

独裁者プーチンよ
チャウシェスクと同じように
おまえは、いつか
自国のロシア兵に
銃殺される
覚悟しておけ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プーチンよ。戦争をやめろ ! ウクライナから軍をすぐに撤退させよ!

2022-02-25 12:08:19 | 日記
衛星写真等を公開して、バイデン大統領が警告していたとおり、
2月24日の夕刻のニュース
「ロシア軍がウクライナに侵攻」のテロップの向こうに漆黒の中を
幾筋もの閃光が走り、ロシア軍がウクライナを攻撃し始めた事を
知った。

プーチンめ
戦前の日本軍と同じ作戦を取りやがって
「ウクライナ東部のロシア人の住民がジェノサイド
に遭っている。ドネツク人民共和国とルガンスク共和国から
救済の要請があった。これらの共和国を救済する為、平和維持軍
を派遣する」
バカめ
世界が騙されると思っているのかっ

ところが騙されたのが
日本にいたよ
政界のあのハトポッポ
鳩山由紀夫ちゃん
鳩山由紀夫氏が3月1日ツイッターに書き込んだという。
私はあらゆる戦争を非難する。ロシアは一刻も早く停戦すべき
だ。同時にウクライナのゼレンスキー大統領は自国のドネツク、ル
ガンスクに住む親露派住民を『テロリストだから絶対に会わない』
として虐殺までしてきたことを悔い改めるべきだ。なぜならそれが
プーチンのウクライナ侵攻の一つの原因だから
」と持論を
展開したというが、これは「持論」ではない。プーチンの受け売
り。ドネツクとルガンスクの親ロシア派の住民がジェノサイトに
遭っているというプーチンの作り話・プロパガンダを、そのまま
信じている。
ニュースやネットを少し注意深く読めば、誰でもすぐに判るもの
を、どうして理解出来ないのか首を傾げたくなる。

ニュースの中で、プーチンが気がおかしくなったという
映像が流れる中に、
マクロン仏大統領と10mもあろうかと思うテーブルの端に座る
プーチン、それだけでなく自国の閣僚とも8mほど離れて会議に
望むプーチンの映像は、確かに異常に見える。
精神に異常をきたした見方もできる。
しかし、これには3つの理由が考えられる。
1.暗殺を恐れている。
2.コロナウィルスの感染予防のため。
3.自身の病を部下や来客者に気づかれないようにする。

暗殺を恐れているというのが、本当かもしれない。
フェイクニュースだろうが、ネットを見渡すと、プーチンが
核シェルターに雲隠れしたという。
背景にはロシア全土に広がった「戦争反対」のデモ。
そして
ロシアの「全ロシア将校の会」の声明
プーチン大統領に戦争を止めるよう「直訴」したのは退役
将校でつくる「全ロシア将校の会」。主導しているのは、会
長を務めるレオニード・イワショフ退役大将(78)だ。現役
時代にはコソボ問題なども担当し、NATO側と接触。NATO
の東方拡大反対論者でもある。
1月末、会は公式サイトに声明文を発表した。その概要は次
のとおりだ。
「今日、人類は戦争の前夜に生きている。戦争は巨大な悪、
犯罪だが、ロシアは、迫りくるこの破局の中心にいる。外
からの脅威はもちろんあるが、今、それは危機的ではなく、
ロシア国家の存在や死活的国益を損なうものではない。
NATOの軍勢は脅威となる活動を展開してはいない。だか
らウクライナをめぐる状況は、ロシアを含む国々が国内の
勢力(エリート)のために人為的につくりだされた、打算
的な性格のものである」
ウクライナとの戦争が起きた場合、ロシアの国際的な地位
は地に落ちる、とも指摘する


前線でも、フェイクニュースだろうが、黒海艦隊で反乱が
起きたとか、ロシア兵が自軍のトラックや装甲車の燃料タ
ンクに穴を開けて投降してきたとか・・・とにかくロシア
兵の士気は低いとしう報道がしきり・・・。
いずれロシアで内乱が起きるだろうといわれていて、ロシ
アのウクライナ侵攻が、プーチン政権の終わりの始まりに
なるだろう。

それにしても、日本のマスコミは駐ロシア大使に面談する
機会がありながら、鋭い質問ができない、ありきたりの質
問しかできないのは、なぜか。だから駐ロシア大使は
ウクライナ東部のロシア人の住民がジェノサイド
に遭っている。ドネツク人民共和国とルガンスク共和国から
救済の要請があった。これらの共和国を救済する為、平和維持軍
を派遣した
」とプーチンの言葉を繰り返すだけ。
答えに窮するような質問ができないか。
例えば
「ロシアは国連の常任理事国なのだから、ウクライナの
地域紛争がウクライナとロシアとの国家間の紛争に発展し
そうであれば、国連の安全保障理事会の開催を要請すべき
だったのではないか。なぜそれをせずに自国で他国の一部
の地域を国家として独立を認め、軍隊を送ったのか」
と質問できたはずた。

いずれにせよ、ウクライナはゼレンスキー大統領を先頭に
善戦していて、ロシア侵攻から11日を超えた。泥沼化する
とも言われている。
ロシアの戦費は一日2兆円を消費しているようで、20兆
円を超えたことになる。
従って戦争が終わっても、世界のロシアに対する経済制裁
などからロシアは深刻な不況に陥るはずだ。
それを見越してロシアの富裕層はロシアを脱出している
ようだ。

そしてロシアで内戦が勃発する。

プーチンよ
今すぐ戦争をやめよ
住民の虐殺を
すぐにやめよ









  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「太平洋戦争の大嘘」虚偽記載特集その9

2022-02-11 22:45:26 | 日記
半年ぶりに「太平洋戦争の大嘘」に戻ってきました。
ただ昨年の終戦記念に放映されたNHKスペシャルに衝撃を受け
そのことをまず伝えなければならないという思いが消えません。

では昨年8月15日放映のNHKスペシャル
開戦 太平洋戦争〜日中米英 知られざる攻防〜」を振り返ります。
このドキュメンタリーは蒋介石の15年に及ぶ膨大な日記や記録等
が新たに発掘され、NHKが独自に入手した英国・米国の一次資料
と日中の一次資料を突き合わせて、太平洋戦争開戦の真実を解明
しようとしたものです。

しかし小生は蒋介石に対して、あまりいい印象を持っていません
でした。蒋介石は軍閥の親玉程度の私利私欲の強い将軍で、
例えば南京での市民に対する暴虐の大半は蒋介石軍の兵士の
仕業と思っていますので、その規律の無さはそのまま蒋介石
の人間性を反映していると今まで思っていました。

ところが蒋介石がルーズベルトやチャーチルに送った書簡の
内容や日記、部下に送った電報等が紹介されると、卓越した
隻眼の持ち主であることが解ってきます。

NHKスペシャルは冒頭、次のように切り出します。
これまで、日本とアメリカの関係を軸に検証されてきた「開戦に
至る道程」に、新たな光が当たろうとしています。近年、蔣介石が残
した膨大な日記や書簡などが相次いで公開されたことで、日本や
中国で、多角的な分析が進みました。そして、太平洋戦争開戦に、中
国が決定的な役割を果たしていたことが明らかになったのです


『一対一では日本に勝てないけども、第三国の力を利用できれば
日本に勝てる』というのが蔣介石の発想です。これがいわゆる蔣
介石の“国際的解決戦略”という発想
」から、米国に対しては全米に
支部を持っていた、元国務長官スチムソンが名誉会長を務める
「日本の侵略に加担しないアメリカ委員会」に対して、2万ドル
を使ってロビー活動を展開します。そして一方で上海事変を仕
組んで日本軍を引き込み、日本側に2万人からの戦死者を出させ
ますが、上海市民の犠牲も20万人となり、「中国の民衆が犠牲
になっている」と世界に発信しましたが、米国は動きません。中
国の訴えによって開催された国際会議でも、日本に対する非難
声明は出されたものの、米国の制裁回避の主張で、他国もこれ
に同調して蒋介石の願望は打ち砕かれます。
しかし、上海事変で2万人の戦死者を出した日本は、ドイツを
介して、蒋介石も受け入れ可能な条件を用意して和平工作に乗
り出しますが、交渉の最中、関東軍が南京に進撃して南京を陥落
させると、世論が沸騰し、そして閣僚らが強気になって交渉の
条件を吊り上げろと近衛文麿首相に迫り、近衛はこれを了承して
しまいます。そして、より厳しい条件を蒋介石に提示して、結局
交渉は決裂してしまうのです。これによって日本は窮地に陥って
いた蒋介石を助けることになったとNHKは報じています。
蒋介石の日記
もし日本が柔軟な条件を提示していれば、政府内で対立が起き、
動揺すると懸念していた。いまこのような過酷な条件を見て安
心した。我が国は、これを受け入れる余地はない。政府内で対立
が起こることもない」(1937年12月26日

そして近衛首相は
帝国政府は、爾後国民政府を対手(あいて)とせず」と声明を出し
て中国との交渉の道を自ら断ってしまうという愚策に走ってし
まう。このようにして蒋介石の路線へと乗せられて、日中戦争
の泥沼に嵌っていきます。
蔣介石の日記を10年かけて精読した鹿教授。(中国人・大東文化大
教授)日本の外交戦略が、何度も中国の窮地を救っていたと指摘
します


蔣介石が国民政府の高官に宛てた命令書。プロパガンダに対
する考えが記されていました。
『1か月の10万米ドルの対米宣伝経費は惜しんではいけない。
現在の外交情勢を見ると、イギリスは深思熟慮の国であり、説
得が難しい。アメリカは世論を重視する民主国家であるため、
動かしやすい。世論が同意し、国会も賛同するならば、大統領
は必ず行動する』

その言葉通り
アメリカは・・・・1939年7月、日米通商航海条約の破棄
を通告。日本への経済制裁をちらつかせたのです。スティムソ
ン委員会などによって、中国の惨状を伝えられていたアメリ
カ市民の8割以上が、この経済政策の転換に賛成しました

このようにして米国の世論は反日へと傾いていきます。

1940年9月27日。
実はこの半年ほど前。蔣介石は、最大の危機に陥っていまし
た。 「このニュース(日独伊三国同盟)が事実であれば、我が抗日
戦の困難はまた一つ減ったことになる。人知の及ばない、まさ
に神の助けである」(蔣介石日記1940年9月27日)

ヨーロッパで第二次世界大戦が勃発し、1940年に入るとナチ
スドイツの圧倒的な攻勢によって、ヨーロッパ諸国のアジア
権益をめぐる状況が激変しました。援蔣ルートと呼ばれる中
国への支援経路が断たれ、蔣介石は持久戦の維持が困難にな
ったのです。
そうした中で日本が選択したのが、日独伊三国軍事同盟でした。
三国同盟によって、国際社会における中国の価値は高まると見
た蔣介石。部下に送った電報にその考えが記されています。
「日本は独伊と互いに利用しあおうとしたが、実際の効果は得
がたく、却って自身の孤立を深め、危機を招くのだ。日本が手
に入れたのは、有名無実の同盟関係だけで、反対に中国は強大
な戦友を獲得したのだ

日本の三国同盟締結に活路を見出した蔣介石。このとき展開
したのが、老練な外交戦略でした

その外交戦略で英米を引き込み、日本を長期戦に引きずり込
んでいきます。
そうとも知らない日本は、自ら破滅への道を選択して行くの
です。
結局、近衛内閣は、蔣介石との交渉継続ではなく、陸軍が既
成事実化していた、汪兆銘政権の承認を選択しました。
日中戦争勃発から4年。1941年7月。日本は、中国との持久戦を
維持するために、天然資源の確保を狙った軍事行動を開始しま
す。アメリカの対日石油全面禁輸を招いた「南部仏印進駐」でし

1941年11月・・・米国の暫定協定案の詳細を聞いた蔣介石
は・・・チャーチルに宛てた電報・・。戦況悪化を過大に伝
えることで、イギリスの介入を引き出そうとしていました。
・・・このとき、太平洋戦争開戦へと歴史の歯車を回したのは、
イギリスの首相、ウィンストン・チャーチルでした。・・・チ
ャーチルはルーズベルトに電報を送り、暫定協定案への懸念を
伝えていました。
「・・・ただ一つの懸念は中国です。もし中国が崩壊すれば、
我々の直面する危機はさらに大きくなるでしょう」(1941年
11月26日)
チャーチルが恐れていたのは日本が交渉条件をのむことで、
アメリカが開戦に踏み切らないことだったと言います。ナ
チス・ドイツと厳しい戦いを強いられていたイギリスにと
って、アメリカの参戦は勝利の絶対条件だったのです。
最終的にアメリカは、日本に妥協的な暫定協定案を破棄。改
めて、交渉に応じる条件を示しました。そこでは、中国からの
日本軍のすべての撤退が条件とされ、交渉の過程で示されて
いた日本の立場を理解する言葉も一切なくなっていました。
そしてこの条件を、日本は最後通牒と受け取ったのです。
甚大な死傷者を出しながら、日中戦争の国際化を達成した蔣
介石。開戦(真珠湾攻撃)のまさにその日の日記です。
「本日、我が国の抗日戦略の成果は頂点に達した。しかし、物
事は極まれば必ず反す。警戒しなくてはならない

(蔣介石日記1941年12月8日)
ところどころ省きながらの長い引用となりましたが、これで
ハル・ノートが届く前に、日本政府は米国の暫定協定案破棄
後に提示された条件を「最後通牒」と受け取っていたことが
判明しました。
そして藤井氏の「太平洋戦争の大嘘」で主張する太平洋戦争
開戦の真相は、スターリンやルーズベルトが誘導したのでは
なく、日本を戦略に乗せた蒋介石だったのです。
日本政府に対しては
この先のブログ「yahoo知恵袋 ハルメートの質問に答える
をご参照ください。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

yahoo知恵袋 ハルノートの質問に答える

2022-01-22 00:19:34 | 日記
ハル・ノート肯定派の諸兄の記述は、全くもってそのとおりです。
小生は僭越ながら肯定派諸兄の記述を補完するため、次の記述を
行います。
まず、関東軍作戦参謀として柳条湖事件を起し満州事変を起した
首謀者の一人で軍事思想家の石原莞爾でさえ「ハル・ノート」と
ほぼ同じ主張をしていたと言われている。また戦前、官僚や外交
官を歴任し、戦後、幣原内閣の後、内閣総理大臣に就任した吉田
茂は「ハルノート」を「最後通牒」ではなく「試案」に過ぎなか
ったと述懐している。
ハル・ノートの翻訳原文の冒頭に「厳秘 一時的且拘束力ナシ
「第一項 政策ニ関スル相互宣言案」とありハル四原則を中心
に箇条書きに記載されて、その第二項の冒頭には「・・・・措置
ヲ採ルコトヲ提案ス
とあるように、ハル・ノートは、あくまで提案書であり覚書であ
ったことは明白だ。
にも拘らず東條内閣は、なぜハル・ノートを最後通牒と言ったの
だろうか?おかしなことに当時の日本政府はハルノートより20日
以上前の1941年11月5日の御前会議で帝國国策遂行要領を定め
昭和十六年十一月五日御前会議決定
帝国は現下の危局を打開して自存自衛を完了し大東亜の新秩序を
建設する為比の際対米英蘭戦争を決意し左記処置を採る
武力発動の時期を十二月初旬と定め陸海軍は作戦準備を完整す
対米交渉は別紙(甲案、乙案)に依り之を行う
独伊との提携強化を図る
武力発動の直前泰との間に軍事的緊密関係を樹立す
対米交渉が十二月一日午前零時迄に成功せば武力発動を中止す

と対米戦を決意して、その後の政府・統帥部等の連絡会議でも、
11月25日までに米国からの返事がなければ開戦を実行すると
していたが、11月27日にハル・ノートが届いたため、11月29日
まで延長したとある。
しかし、11月25日には海軍機動部隊が択捉島の単冠湾に集結し
翌26日に、その機動部隊はハワイに向けて出動した。機動部隊
が出動した後に届いたハル・ノートを「最後通牒」と受け取っ
たのは、不自然だ。むしろ4月16日のハル四原則とその後の対
米交渉さらに6月21日の米国案、そして8月の米国の日本に対す
る石油の全面禁輸を最後通牒と受け取って対米戦を決意したの
ではないか。例えば10月30日、11月1日の連絡会議での嶋田海
軍大臣や永野軍令部総長の開戦決意は、それを裏づけている。
つまり東條ら当時の閣僚たちがハル・ノートを「最後通牒」と
解釈したのではなく、開戦するために意図的に「最後通牒」と
発表してマスコミを通して国民のコンセンサスを得、戦意高揚
を図るプロパガンダとして利用したのではなかったのか。そう
いう疑問が残る。

したがって4月16日のハル四原則は、日本にとって、とりわけ
日本軍上層部にとって、相当、厳しいものだったのだろう。

ハル・ノートに書かれたハル四原則と4月16日にハル国務長官
が野村大使と会談した際に手交したハル四原則には惹干のニュ
アンスの違いがあるような気がしてならない。
ハル・ノートは正式には「合衆国及日本国間協定ノ基礎概略」
とある如く二国間の協定の基礎案として「相互宣言案」と
前置きしており、平たく言えば、お互い、これを守りましょ
うよという程度のものだが、4月16日のものより柔軟さが伺え
る。この表現には日本に対米戦を思い留まらせようという意図
が透けて見える。
第一項「政策に関する相互宣言案」
一、一切ノ国家ノ領土保全及主権ノ不可侵原則
二、他ノ諸国ノ国内問題ニ対スル不関与ノ原則
三、通商上ノ機会及待遇ノ平等ヲ含ム平等原則
四、紛争ノ防止及平和的解決並ニ平和的方法及手続ニ依ル国
  際情勢改善ノ為メ国際協力及国際調停尊據ノ原則


4月16日、野村大使との会談に臨んだハル国務長官の態度は、
かなり厳しかったのではないか。
なぜか?
日本の外交電を傍受し暗号を解読していた米国は、日本の動き
をほぼ把握していたといわれている。
外交では和平工作を模索しながら、裏では軍部が南部仏印への
進軍の計画を進めるなど二面作戦を米国は見抜いていたのだ。
だから4月16日の野村大使との会談ではハル国務長官が提示
した四原則は日本に、特に日本の軍部にとっては受け入れがた
いものになった。
ハル四原則(ウィキペディア)
1.すべての国の領土と主権尊重
2.他国への内政不干渉
3.通商上の機会均等を含む平等の原則
4.平和的手段によって変更される場合を除き太平洋の現状維持
四原則の核心は軍事行動の否定であり[53]、日中戦争から北部
仏印進駐までの日本の軍事的政策の放棄を内包するものであっ
た[54](ただし、満州国については影響せず、将来の問題につ
いて適用される旨をハルは野村に説明している[53])

このようにハル四原則は民主的平和的な内容になっていて、今
日にも通じる内容になっている。にも拘わらず、特に日本軍は
これを排斥した。
 そもそも日中戦争は石原莞爾らが天皇の裁可を得ず謀略をも
って起こした柳条湖事件を契機に満州事変へと戦争を拡大させ
満州を占領したうえで満州国を建国したことに始まる。

その後に起こった盧溝橋事件も北京議定書に定められていない
豊台に関東軍が駐屯していたことが契機となっている。
このように軍の規律や統制を無視し、中国との条約をも無視す
る軍部の独断専行を、政府は、なぜ止めることができなかった
のか?本来ならば天皇の裁可を得ず実行したとなれば天皇の有
する統帥権の侵害で大罪は免れないところであったが、軍内部
で謝罪を上奏するなど日和見主義が横行していた。なぜ軍内
部に日和見主義が蔓延していたのか。昭和になって5.15事件、
2.26事件と正論を主張する首相や閣僚を次々と暗殺する事件が
発生し、その後も閣僚以外の者に対する暗殺事件は続いた。こ
れが軍内部に限らず政界にも及び、暗澹たる雰囲気を醸成し
ていったものと思われる。
明治維新で革命を成し遂げ、欧米の政治経済・文化を取り入れ
て世界の列強国になったはずの日本に、なぜ合理的な精神が根
付かなかったのだろうか。
推論を出ないので小生の拙い私見とお考えいただきたいのだが、
日ロ戦争以降、戦費の借款の返済に追われた明治政府は、国費
留学生を欧米列強に送り込む余裕がほとんどなくなっていたの
と、軍部内には、ロシアを破って列強に肩を並べたことから驕
りが生じ、留学を軽視する傾向があったのではないかと推測す
る。ちなみに日ロ戦争を指導した著名な軍人11人中、海外留学
の経験者は5人。指導者以外の前線の指揮官ら将官クラスも相
当数留学していたものと思われる。
 ところが昭和の軍人の中で若い頃に留学した者は山本五十六
が米国、石原莞爾がドイツ。探せないのかもしれないが、ほか
に見当たらない。
東條英機は駐在武官として海外に赴いてはいるが、留学の経験
はない。この欧米留学の経験こそが合理的精神の醸成に必要だ
ったのではないか。
これを怠ったため軍部の中で、武士道の精神が復活していった
のではないか。幕末、水戸烈公の屈辱をはらすため、水戸藩士が
脱藩して井伊大老を暗殺した桜田門外の変を起こしたように、
幕末の浪士の気風が軍部の中で蔓延し、5.15事件や2.26事件を
起こして、軍の規律や統制を失っていったために、暴走するこ
とになり日中戦争の泥沼に嵌ってしまったと考える。
日米交渉の最中、東條の発言は、まさに武士道的情念論に終始し
たといえる。
曰く「支那事変にて数万の生霊を失い、見す見すこれを去るは何
とも忍びず・・・・」10月14日の閣議前、東條は近衛首相と会談
し、駐兵問題について再考を求められたがこれを拒否し、閣議で
は持論を「興奮的態度で力説した」という

「撤兵問題は心臓だ。…米国の主張に其儘服したら支那事変の成
果を壊滅するものだ。満州国をも危くする。さらに朝鮮統治も危
くなる。帝国は聖戦目的に鑑み非併合、無賠償としてをる」
と日本
国の利益だけを考えて、謀略によって占領し、無断で中国の地
区を占拠したりしておきながら「聖戦目的に鑑み非併合、無賠
」など手前勝手な主張で、合理的な精神等微塵もなく勝手な論調
を展開して実に度し難い。しかも反省の欠片もない。
武士道というのは、ある意味やっかいなもので、例えば佐賀鍋
島藩の教則「葉隠れ」の究極の教義は「武士道とは死ぬことと
見つけたり」と死の覚悟を説いていて、本人が死んだ後の残さ
れた家族の悲嘆など顧みない。だから峻烈な戦いを発揮できる
という教えだ。しかしこれが一歩間違うと、武骨で傍若無人の
振舞いをする者が増え怒声を張り上げる集団になっていく。こ
ういう集団は得てして、冷静な議論が影を潜め、怒号が飛び交
って、少数意見は退けられ猪突猛進の者の意見が通ってしまう。
これが昭和の軍部だったのではないか。
だから国を誤った方向に導き、310万人からの戦死戦病死者
を出してしまった。痛恨の極みだ。

さて余談だが「知恵袋」では、米国は、ハル四原則を守ってはい
ないではないかという意見があるが、的外れだ。この時点の野
村大使とハル国務長官の会談のテーマは中国大陸の問題と日本
軍の南進の問題が主要な議題。もっともこの四原則を他地域に
演えきすれば米国は対スペイン戦争で獲得した中南米地域の租
借地を所有しており、日米交渉の最中、この問題を日本側から
追及されて、しどろもどろの返答しかできなかったといわれて
いる。
それと質問者の「・・・受け入れなかったのってバカすぎじゃ
ないですか?」の文言にのみ反応して「昔の人はバカだったと
切り捨て」と、前後の文脈から、怒り、悲しさ、虚しさを読み取
れないのは寂しい限りだ。


靖国派といわれる
愛国者たちよ
小生も愛国者の一人だ
国を愛するなら
もっと学問を積め
読解力を身につけよ
哲学を学べ








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする