非才無才の雄叫び

つぶやくこと、叫ぶこと、すべてボケ防止だ!

読売新聞「編集手帳」に物申す・・だって!

2011-03-30 14:20:14 | 日記
東日本大震災に被災された皆様に心より

お見舞い申し上げます。

亡くなられた方とご遺族に心からお悔やみ申し上げます。

そして、一刻も早く行方の分からない方々が発見されることを

祈るばかりです。


さて、これも夫のつぶやきの代筆です。

我が家は読売新聞をここのところずっと購読していて

夫は震災以降、丹念に新聞を読んでいる。

今日(3/30)の朝刊を読んでいて

「これなんだろうね?」

読売新聞の「編集手帳」を指しながら

私に解説する。

「編集手帳」は朝日新聞の「天声人語」と並ぶ

新聞コラムの双璧だ・・・と。

学識の高い人が毎日書いているので、恐れ多いと言いながら

今日のは・・ねえ・・・だって。

今日の「編集手帳」は門人路通という松尾芭蕉の

お弟子さんが書いた書物の中に、芭蕉の言葉があって

「平生すなわち辞世なり」つまり「常日頃、これが

最後の一句と心得て言葉を紡げ」という教えらしい。

筆者はこの度の震災を思い、新聞の震災記事を読む時に、

この芭蕉の教えを思い出さざるを得なかったのだろう。

「夫と妻は、親と子は、最後にどんな言葉を交わしたのだろう。」

と被災した人たちを思いながら「・・倒壊した家屋から思い出の

品々を泥だらけになって掘り出す人が大勢いるという」

ニュースに触れたのだろう。筆者は続けて「『ありがとう』か、

『ごめんよ』か、『子供を頼む』か。残された品は家族の耳もとで

何ごとかを語り続けるだろう。泣けとごとくに」と記しているが

夫が問題にしているのは、この「泣けとごとくに」の締めくくり。

これで何を言おうとしているのが分からなくなってしまった・・・と。


この「泣けとごとくに」は石川啄木という歌人の結句を

使ったのじゃないかと夫は指摘している。

「やはらかに柳あおめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに」

石川啄木の感情豊かで、ちょっとナルシシズムが入った

結句。

つまり「泣けといわんばかりに・・・」

「編集手帳」の筆者は冒頭、松尾芭蕉の覚悟を迫った教えを

紹介したのに、震災に遭われた人たちのことを思いながら

涙があふれてきたのではないか・・と夫は言う。

らしからぬセンチメンタリズムだと・・・。

芭蕉の教えを引用した以上は、「生き抜いてほしい」という

結語がほしかったと夫は言っている。

毎日、名文を書くのは難しいだろうけど

もうちょっとなんとかしてほしいと・・・・読売さん。


■埼玉不動産仲介手数料最大無料メディアエステート








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする