「もうすでに医療崩壊が始まっている」等など、連日の新型コロ
ナ感染症関連からGOTOキャンペーン中止等々のニュースは朝、
昼、夜と引きも切らない。テレビばかりではなく、週刊誌は、も
っと過激だ。
中でも「週刊ポスト」
GOTOキャンペーン中止等に関連して
「会見での言葉に失望し、後手後手の対策に絶望した
『さらば菅総理』それが最善のコロナ対策だ!専門家も官僚も財界
も“首相の余命は3ヶ月”と見限った」と辛らつこの上ない見出し。
この「週刊ポスト」の記事に
「持病もない、発熱もないー『軽症』と診断されたのに1時間後に
急変して・・『コロナ突然死』に襲われた人の特徴」のタイトル。
重症化するまでは苦しくないことから「パッピー又はサイレント
ハイポキシア」和訳で「幸せな低酸素血症」「沈黙の低酸素血症」
という病状を指すという。
「新型コロナ感染症ではハッピー・ハイポキシアの患者が多い。
急死の原因は心臓発作や脳卒中もありますが、多くはハッピー・
ハイポキシアの状態から急激に肺炎が進行した可能性が高い」と
自治医科大学付属さいたま医療センター副センター長・讃井医師。
同医師の解説では、新型コロナウイルスは肺の奥深く入り込むので
通常の肺炎と違い、自覚症状が現れにくい。そして急激に新型コロ
ナウイルスが増殖して、「低酸素血症」になるらしい。いわゆる免
疫暴走の「サイトカインストーム」とは別の症状ということらし
い。
このように「ハッピー・ハイポキシア」でコロナ感染症の「軽症
者」の病状が急変して死に至るということで、各自治体も対応に苦
慮しているものと思う。
小生も日々の感染者数、死亡者数も気になって仕方がないが、やは
り、ホテルや自宅での療養中の感染者の状況を知りたい。ホテルは
医師や看護師が待機しているようだが、自宅待機は放置しているの
に等しいのではないかという疑問がある。
厚生労働省には自宅療養者の区分がないので、一都3県の自宅療
養中の感染者数を調べてみた。
1月18日
東京 9442人
千葉 5002人(自宅待機の区分がないので、入院調整中を転記)
神奈川 5087人
埼玉 4988人
合計24519人
一都3県で、2万5千人に迫ろうとしているので、全国では自宅
療養者が5万人程度はいるのではないかと思ったが、ニュースで
は3万人強。どこか変だな。自治体によっては千葉県のように自
宅療養者の区分を設けていない自治体もかなりあるのかもしれな
い。
とにかく、これらの人々の不安をできる限り押さえ、その中から
重症者を出さないことが、医療現場にとっても重要だが、自治体
によっては食料品等を届けているところもあり、また血液中の酸
素飽和度を測定する「パルスオキㇱメーター」を貸与している自
治体もあるようだが、それはそれで必要な措置だとは思うが、急
変時に対応できるものではない。酸素濃度が低下して、保健所に
連絡取っている間に急変してしまう場合も想定される。したがっ
てパルスメーター以外に、アビガン等の医薬品を配布する必要が
あると思うが、そういう話は出てこない。ただ電話で体温のチェ
ックや体調の確認だけ済ませている自治体が多いようだ。これで
は、あまりにも無策ではないか。
その辺はどうなっているのか東京都新型コロナウイルス対策本部
に電話で尋ねたが、対策本部は感染者等の応対だけで、その管轄
は保健所ということなので、東京のある保健所に電話をしたが、
話中で電話が繋がらないので、埼玉県の「埼玉県新型コロナウイ
ルス感染症サポートセンター」に電話をしたが、東京と同じ答え。
上尾市を管轄する鴻巣保健所に電話をしたら、保健所も自宅療養
中の感染者の管理は、体温チェック等だけで、薬云々は保健所の
管轄ではありませんということで、外部からの電話対応と感染者
の管理で精一杯という感じだった。業務に忙殺されるために、自
宅療養者に対する根本的な対策を練る暇もないと言うのか。
しかし警察庁発表のように
「コロナ感染後 自宅で体調急変などして死亡 全国で122人 警察庁
2021年1月6日 4時44分 」となっているので、自宅療養中の人々
は、いつ病状が急変するか分からないという危機感にさいなま
れているはず。
昨年5月の当方のブログで、アビガンを配れと叫んだ。
新型コロナウイルス軽症者にアビガンを配布して医療崩壊を防げ!
アビガンと喘息治療薬オルベスコを自宅療養者に、至急、無償で
配布すべきだ。そのことで自宅療養者の不安感を少しでも和らげ
ることができるし、アビガンの服用で重症化を防ぐことができ、
オルベスコで呼吸困難な症状を軽減させることができるはずだ。
重症者や急変して亡くなる方を減らすには、それしかない。
アビガンについては藤田医科大学が一定の知見を有している。
なのに、厚労省は、昨年12月21日、アビガンの新型コロナウイル
ス治療薬としての「承認を見送」った。
以下に、ある医師の怒りの告発レポートの一部を転記する。
「論座
アビガン「承認見送り」に見る医療行政の混乱・迷走
安倍前首相の表明から、7カ月後の「手のひら返し」
川口浩 東京脳神経センター整形外科・脊椎外科部長
藤田医科大学ファビピラビル観察研究事務局
抗インフルエンザ薬であるファビピラビル(商品名アビガン)は
同じく RNA ウイルスである新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に
対しても増殖抑制活性を持つことが報告されている 1)。新型コロ
ナウイルス感染症(COVID-19)に対する臨床研究としては、中国で
行われた非無作為化試験で抗 HIV 薬であるロピナビル・リトナビ
ル(商品名カレトラ)及びインターフェロン α を 14 日間投与さ
れた患者に比べファビピラビル及びインターフェロン α を 14 日
間投与された患者で PCR の陰性化がより早かったことが報告さ
れている 2)。また、同じく中国でCOVID-19 患者を対象に行われ
た無作為化試験で、抗インフルエンザ薬であるウミフェノビルを
10 日間投与された患者に比べファビピラビルを 10 日間投与され
た患者で、7 日目の症状改善率が高い傾向があったこと、また
発熱期間と咳嗽期間が短かったことが未査読論文として報告され
ている 3)。さらに本邦で行われた無症状・軽症のCOVID-19 患者
を対象としたファビピラビルの早期投与、遅延投与の無作為化試
験で、PCR の陰性化率、発熱期間について遅延投与群に比べ早期
投与群でより改善傾向があったことが発表されているほか 4)、ロ
シアで行われている COVID-19 患者の非無作為化試験の中間報告
で、5日までのウイルス陰性化率がファビピラビル投与群で62.5
%、非投与群で 30.0%と前者で有意に高かったことが報告され
ている 」
他のweb記事
「藤田医科大学の土井洋平教授は、インフルエンザ治療薬の「ア
ビガン」を患者に投与した状況について報告しました。
それによりますと、アビガンを投与された300人のうち、軽症と
中等症の患者ではおよそ9割、人工呼吸器が必要な重症患者では
6割で2週間後に症状の改善が見られたということで、土井教授
は現在行われている治験などでさらに効果を確かめる必要がある
という考えを示しました。
また、吸い込むタイプのぜんそくの治療薬「オルベスコ」につい
ても報告され、肺炎になったあとで投与された75人のうち、症状
が悪化して人工呼吸器が必要になった患者が少なくとも3人、亡
くなった患者は2人だったということで、この薬を使わない場合
に比べて悪化する割合を下げられる可能性があるとしています」
このような優れた効果をもたらすアビガンを厚生労働省はなぜ認
可を見送ったのか。厚生労働省は国民の命を守るという使命感等
ないのではないのか。開発メーカーが「武田」だったら対応が違
っていたかも知れないと思ってしまう。きっとそのレベルだ。
官僚は劣化していると以前のブログでも書いたが、官僚の劣化は
厚労省ばかりではないのだろう。
実施した後から言うことは容易いので恐縮だが、菅首相の肝いり
で始めた「GOTOキャンペーン」は、特に観光業を救済しようと
したが、実施に関しては粗雑だったといわざるをえない。一気に
国民を移動させたら、感染学会の医師たちも懸念しているように
感染拡大に拍車をかけているようなものだと。したがって、最初
は65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人たちに限って期限を切っ
た旅行をさせ、その旅行が終わって、2週間以上たって、感染の
状況を見定めたうえで、65歳以下の健康に人たちを旅行させても
良かったのではないか。
とにかく自宅療養者に、
アビガンとオルベスコを
至急、配布すべきだ
ナ感染症関連からGOTOキャンペーン中止等々のニュースは朝、
昼、夜と引きも切らない。テレビばかりではなく、週刊誌は、も
っと過激だ。
中でも「週刊ポスト」
GOTOキャンペーン中止等に関連して
「会見での言葉に失望し、後手後手の対策に絶望した
『さらば菅総理』それが最善のコロナ対策だ!専門家も官僚も財界
も“首相の余命は3ヶ月”と見限った」と辛らつこの上ない見出し。
この「週刊ポスト」の記事に
「持病もない、発熱もないー『軽症』と診断されたのに1時間後に
急変して・・『コロナ突然死』に襲われた人の特徴」のタイトル。
重症化するまでは苦しくないことから「パッピー又はサイレント
ハイポキシア」和訳で「幸せな低酸素血症」「沈黙の低酸素血症」
という病状を指すという。
「新型コロナ感染症ではハッピー・ハイポキシアの患者が多い。
急死の原因は心臓発作や脳卒中もありますが、多くはハッピー・
ハイポキシアの状態から急激に肺炎が進行した可能性が高い」と
自治医科大学付属さいたま医療センター副センター長・讃井医師。
同医師の解説では、新型コロナウイルスは肺の奥深く入り込むので
通常の肺炎と違い、自覚症状が現れにくい。そして急激に新型コロ
ナウイルスが増殖して、「低酸素血症」になるらしい。いわゆる免
疫暴走の「サイトカインストーム」とは別の症状ということらし
い。
このように「ハッピー・ハイポキシア」でコロナ感染症の「軽症
者」の病状が急変して死に至るということで、各自治体も対応に苦
慮しているものと思う。
小生も日々の感染者数、死亡者数も気になって仕方がないが、やは
り、ホテルや自宅での療養中の感染者の状況を知りたい。ホテルは
医師や看護師が待機しているようだが、自宅待機は放置しているの
に等しいのではないかという疑問がある。
厚生労働省には自宅療養者の区分がないので、一都3県の自宅療
養中の感染者数を調べてみた。
1月18日
東京 9442人
千葉 5002人(自宅待機の区分がないので、入院調整中を転記)
神奈川 5087人
埼玉 4988人
合計24519人
一都3県で、2万5千人に迫ろうとしているので、全国では自宅
療養者が5万人程度はいるのではないかと思ったが、ニュースで
は3万人強。どこか変だな。自治体によっては千葉県のように自
宅療養者の区分を設けていない自治体もかなりあるのかもしれな
い。
とにかく、これらの人々の不安をできる限り押さえ、その中から
重症者を出さないことが、医療現場にとっても重要だが、自治体
によっては食料品等を届けているところもあり、また血液中の酸
素飽和度を測定する「パルスオキㇱメーター」を貸与している自
治体もあるようだが、それはそれで必要な措置だとは思うが、急
変時に対応できるものではない。酸素濃度が低下して、保健所に
連絡取っている間に急変してしまう場合も想定される。したがっ
てパルスメーター以外に、アビガン等の医薬品を配布する必要が
あると思うが、そういう話は出てこない。ただ電話で体温のチェ
ックや体調の確認だけ済ませている自治体が多いようだ。これで
は、あまりにも無策ではないか。
その辺はどうなっているのか東京都新型コロナウイルス対策本部
に電話で尋ねたが、対策本部は感染者等の応対だけで、その管轄
は保健所ということなので、東京のある保健所に電話をしたが、
話中で電話が繋がらないので、埼玉県の「埼玉県新型コロナウイ
ルス感染症サポートセンター」に電話をしたが、東京と同じ答え。
上尾市を管轄する鴻巣保健所に電話をしたら、保健所も自宅療養
中の感染者の管理は、体温チェック等だけで、薬云々は保健所の
管轄ではありませんということで、外部からの電話対応と感染者
の管理で精一杯という感じだった。業務に忙殺されるために、自
宅療養者に対する根本的な対策を練る暇もないと言うのか。
しかし警察庁発表のように
「コロナ感染後 自宅で体調急変などして死亡 全国で122人 警察庁
2021年1月6日 4時44分 」となっているので、自宅療養中の人々
は、いつ病状が急変するか分からないという危機感にさいなま
れているはず。
昨年5月の当方のブログで、アビガンを配れと叫んだ。
新型コロナウイルス軽症者にアビガンを配布して医療崩壊を防げ!
アビガンと喘息治療薬オルベスコを自宅療養者に、至急、無償で
配布すべきだ。そのことで自宅療養者の不安感を少しでも和らげ
ることができるし、アビガンの服用で重症化を防ぐことができ、
オルベスコで呼吸困難な症状を軽減させることができるはずだ。
重症者や急変して亡くなる方を減らすには、それしかない。
アビガンについては藤田医科大学が一定の知見を有している。
なのに、厚労省は、昨年12月21日、アビガンの新型コロナウイル
ス治療薬としての「承認を見送」った。
以下に、ある医師の怒りの告発レポートの一部を転記する。
「論座
アビガン「承認見送り」に見る医療行政の混乱・迷走
安倍前首相の表明から、7カ月後の「手のひら返し」
川口浩 東京脳神経センター整形外科・脊椎外科部長
藤田医科大学ファビピラビル観察研究事務局
抗インフルエンザ薬であるファビピラビル(商品名アビガン)は
同じく RNA ウイルスである新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に
対しても増殖抑制活性を持つことが報告されている 1)。新型コロ
ナウイルス感染症(COVID-19)に対する臨床研究としては、中国で
行われた非無作為化試験で抗 HIV 薬であるロピナビル・リトナビ
ル(商品名カレトラ)及びインターフェロン α を 14 日間投与さ
れた患者に比べファビピラビル及びインターフェロン α を 14 日
間投与された患者で PCR の陰性化がより早かったことが報告さ
れている 2)。また、同じく中国でCOVID-19 患者を対象に行われ
た無作為化試験で、抗インフルエンザ薬であるウミフェノビルを
10 日間投与された患者に比べファビピラビルを 10 日間投与され
た患者で、7 日目の症状改善率が高い傾向があったこと、また
発熱期間と咳嗽期間が短かったことが未査読論文として報告され
ている 3)。さらに本邦で行われた無症状・軽症のCOVID-19 患者
を対象としたファビピラビルの早期投与、遅延投与の無作為化試
験で、PCR の陰性化率、発熱期間について遅延投与群に比べ早期
投与群でより改善傾向があったことが発表されているほか 4)、ロ
シアで行われている COVID-19 患者の非無作為化試験の中間報告
で、5日までのウイルス陰性化率がファビピラビル投与群で62.5
%、非投与群で 30.0%と前者で有意に高かったことが報告され
ている 」
他のweb記事
「藤田医科大学の土井洋平教授は、インフルエンザ治療薬の「ア
ビガン」を患者に投与した状況について報告しました。
それによりますと、アビガンを投与された300人のうち、軽症と
中等症の患者ではおよそ9割、人工呼吸器が必要な重症患者では
6割で2週間後に症状の改善が見られたということで、土井教授
は現在行われている治験などでさらに効果を確かめる必要がある
という考えを示しました。
また、吸い込むタイプのぜんそくの治療薬「オルベスコ」につい
ても報告され、肺炎になったあとで投与された75人のうち、症状
が悪化して人工呼吸器が必要になった患者が少なくとも3人、亡
くなった患者は2人だったということで、この薬を使わない場合
に比べて悪化する割合を下げられる可能性があるとしています」
このような優れた効果をもたらすアビガンを厚生労働省はなぜ認
可を見送ったのか。厚生労働省は国民の命を守るという使命感等
ないのではないのか。開発メーカーが「武田」だったら対応が違
っていたかも知れないと思ってしまう。きっとそのレベルだ。
官僚は劣化していると以前のブログでも書いたが、官僚の劣化は
厚労省ばかりではないのだろう。
実施した後から言うことは容易いので恐縮だが、菅首相の肝いり
で始めた「GOTOキャンペーン」は、特に観光業を救済しようと
したが、実施に関しては粗雑だったといわざるをえない。一気に
国民を移動させたら、感染学会の医師たちも懸念しているように
感染拡大に拍車をかけているようなものだと。したがって、最初
は65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人たちに限って期限を切っ
た旅行をさせ、その旅行が終わって、2週間以上たって、感染の
状況を見定めたうえで、65歳以下の健康に人たちを旅行させても
良かったのではないか。
とにかく自宅療養者に、
アビガンとオルベスコを
至急、配布すべきだ