陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

オフィスの温度しだいで働きぶりが変わる

2024-07-18 | 仕事・雇用・会社・労働衛生

この労働カテゴリー、だんだん勤め先の不満ばかりを書きつのる記事ばかりで申し訳ないですが、今回もそんなテーマでよろしくお願いします。

とくに事務職のような内勤者に多い問題が、オフィス内の温度。
とりわけ冷え性の女性にとっては死活問題ですよね。猛暑の夏と寒さ厳しい冬にありがちな体調不良の原因ナンバーワンはこれに尽きます。会社に病気にさせられているようなものです。

クーラーの機種や窓の多さ、ドアの位置、ひとの密集度などもろもろの要素も加味されますが、やはり一番の原因はその職場内での権力者の体感温度。
現場まわりが多くて暑がりの男性が多いと、夏場なのに恐ろしいほど冷やされます。ツンドラ地帯もいいところ。就業中なのに、二度も三度もお腹を壊してトイレに駆け込む事態に。でも、他の人はこちらの腸の弱さなんて理解及びません。お昼に悪いモン食べたんじゃないの?なんて冗談飛ばしてくるだけで。

これとは逆に、冬になると狭い社内なのに、べらぼうに暖房を利かせている職場もありました。
その職場は比較的中年女性が多く、しかもそこの長は老夫婦。みんな寒がりなんですね。でも、私の席の真上に空調の換気口があって、いちばん暑かったんです。外が寒かったから、スーツの下に重ね着してさらに背中にカイロまで貼ってきたために、汗が噴き出し頭がぼんやりして大変でした。狭いフロアなのに何十人も密集しているから、二酸化炭素で空気が悪かったせいもあると思っています。

じつは私、職場によって、寒がりになったり、へっちゃらになったりして。
自分でもその基準がよくわからないのです。とある大病院に勤めていたときは、玄関が常に開くのでかなり寒い。でも、私は経理書類を階段つかってあちこちに運んだり、立ち仕事で接遇対応もしていたので、そんなに寒くはなかった。フロアが迷うぐらい広いから、かなり歩き回りますし。基本、ひとり一台足もとに小型ヒーターを置いてくれるぐらいの親切な病院だったのですが、私はいつもオフにしていました。自転車通勤だったうえ、当時は毎朝筋トレで鍛えていたので体温が高かったからでしょう。冬でもかなり薄着で過ごしていましたし。環境としてはかなり恵まれていたのでしょう。

中小企業で経営が苦しいと、夏のクーラーの温度を高めにされたりもしますよね。
風通しがいい職場ならいいのだけど、窓が開けられないこともありますし。冬のヒーターも服で調節してといわれても、その羽織ったカーディガンの色でごちゃごちゃ難癖つけられたり、デザイン性がいいと奇異な目で見られたりもします。

けっきょくのところ、オフィス内の空気や熱量を支配しているのは、その場にいる人間なのかもしれませんね…。デスクが多いとPCも多いので、熱や埃がこもりやすく、頭痛になる確率も高かったですね。

こういうどうにもならない職場環境は、入社してみないと、働いてみないとわからないことなんです。
でも、会社で働く時間って一日の大半を占めるわけですから、やはり快適な環境にしていただきたい。労働衛生上、職場の照明の光度なども決められていますしね。

(2021/08/18)


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