漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

読書メーターまとめ(2013年5月27日~6月2日)

2013年06月05日 16時19分05秒 | 読書メーターまとめ
あら、先週は意外と少ない冊数。
忙しかったのもあるけど、マンガ読んでないのが大きいか


2013年5月27日 - 2013年6月2日の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1514ページ

ころころろ (新潮文庫)ころころろ (新潮文庫)
☆☆☆☆ 5編からなる短編すべて、若旦那の目が見えなくなる!の巻。『はじめての』がプロローグ。若旦那12歳。淡い初恋が散る話。すべての発端。『ほねぬすびと』突然失明!!?たとえ目が見えなくても、冴えてます若旦那。表紙絵のゴトクを頭に乗せた猫登場。二徳無いから五徳ってwww。『ころころろ』若旦那の眼のために東奔西走する仁吉。子供や妖かしたちに振り回れっ放し。一文銭の伏線がいい。『けじあり』え!?佐助結婚したの!?・・・って、○落ちでした。怖いけど切ない話。
読了日:06月02日 著者:畠中 恵

いっちばん (新潮文庫)いっちばん (新潮文庫)
☆☆☆☆ 我こそは『いっちばん』の贈りものをするんだと張り切る妖かしたちのドタバタが面白い。それが最後でスリのお縄に繫がり、親分はお手柄、若旦那は役に立てて嬉しい、妖かしたちは若旦那が元気になって嬉しい。メデタシ、メデタシ。『いっぷく』鳴家を捕まえた七之助。嫌な奴かと思ったら、冬吉再登場。友達が出来て良かったね、若旦那。『天狗の使い魔』王子稲荷。知ってる場所が出てくるとより楽しい。確か、本殿の裏の崖に狐が棲んでたという穴があった。
読了日:05月30日 著者:畠中 恵

首斬り人の娘 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)首斬り人の娘 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
☆☆☆ 1659年、バイエルン郊外のショーンガウで子供殺しと魔女の嫌疑で産婆が捕まる。町の首切り人クィズルは彼女が無実だと信じ、町医者の息子ジーモンと共に犯人探しを始める。迷信深い田舎者が集団ヒステリーに陥ってる中、彼ら(&クィズルの娘)だけは近代的な理性の持ち主。冷静に論理的に謎を解いていく。オカルトっぽい事件と首切り人の設定が時代感たっぷりで、歴史好きにはにはたまらない。クィズルによって、今まで処刑人に抱いていたイメージが180度変換した。ただオヤジが主人公なのに、タイトルに“娘”と付いてるのは何故?
そういえば、フランスのドラマ「王立警察ニコラ・ル・フロック」にも理性的な拷問人が出てたのを思い出した。今で言う監察医みたいな役だった。首切り人=サディスト設定は偏見に満ちたファンタジーなんだろう
読了日:05月29日 著者:オリヴァー ペチュ,Oliver Potzsch

ちんぷんかん (新潮文庫)ちんぷんかん (新潮文庫)
☆☆☆ 5編の短編集。『鬼と小鬼』いつも死にかけてる若旦那。今度はマジで三途の川のほとりまで来てしまう。賽の河原で石を積む子供たちを助け、船賃のない亡霊にお金を譲りと相変わらずお人よし、もとい優しい。きっと極楽へ行けるでしょうが、その前に長生きしよう!河原で出会った冬吉、また出てこないかな。『ちんぷんかん』寛朝坊主のお弟子秋英初の妖かし退治。『男ぶり』おたえと藤兵衛のなれそめ。若旦那の頭脳はおたえ似だった。『今昔』またも松之助に縁談。今回は彼もその気がありそうだが・・・。『はるがいくよ』諸行無常。切ない。
読了日:05月27日 著者:畠中 恵

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