<令和元年度A日程 准看護師試験 第71問~第80問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2024年07月27日 | 准看合格法
問題 71  安静療法の効果を高めるための援助について、誤っているものを一つ選べ。 


1 安静の必要性の理解と納得への援助 

2 日常生活動作への援助 

3 社会的役割の遂行への援助 

4 医療者に対する全面的依存への援助






















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 4


※安静=筋肉に負担のかからない状態 体を横たえた姿勢






















問題 72  徒手筋力テスト(MMT)で「重力を除けば全可動域を完全に動かせる。」とす る評価はどれか、正しいものを一つ選べ。 


1 0 

2 2 

3 4 

4 5


















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)






















・正解 2


※MMT=0(筋収縮なし)~5(最大抵抗を加えてもなお重力に打ち勝って動く)




















問題 73  放射線療法に伴う晩発性障害について、正しいものの組合せを一つ選べ。 


a 消化管潰瘍 

b 放射線宿酔 

c 血小板の減少 

d 骨壊死 

1 a、b  2 a、d  3 b、c  4 c、d












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 2


a 消化管潰瘍 =胃や十二指腸などの内面が胃酸や消化液で浸食され傷が出来た状態

b 放射線宿酔 =放射線治療により一時的に起こる吐き気など

c 血小板の減少=出血が起こりやすくなり、血が止まりにくくなる 

d 骨壊死=骨の内部が死んでしまうこと 


※放射線療法に伴う晩発性障害=放射線を被ばくしてから、その障害発症までの潜伏期間の長いもの


















問題 74  検査を受ける患者の看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 医師からの検査の説明時には、看護職は席を外す。 

2 食事制限や薬剤の服用中止の指示を確認する。 

3 検体の取扱いは、標準予防策(スタンダードプリコーション)の対象外である。 

4 検査結果に異常がない場合は、看護職から説明する。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 2


1 医師からの検査の説明時には、看護職は同席する。 

2 食事制限や薬剤の服用中止の指示を確認する。 

3 検体の取扱いは、標準予防策(スタンダードプリコーション)の対象である。 

4 検査結果に異常がない場合は、医師から説明する。


※検体=人体から採取・排泄された検査の対象となる物質 血液・尿・便など



















問題 75  透析療法を受ける患者の看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 血液透析の場合は、シャント部の拍動を確認する。 

2 血液透析中の頭痛や吐き気は、よくある症状なので心配しなくてもよいことを説明 する。 

3 腹膜透析は、週に 3 回程度行うよう、説明する。 

4 腹膜透析は、医療機関で行うよう、説明する。












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)












・正解 1


1 血液透析の場合は、シャント部の拍動を確認する。 

2 血液透析中や透析終了後の頭痛や吐き気(不均衡症候群)は、よくある症状である。 

血液透析は、週に 3 回程度行うよう、説明する。 

血液透析は、医療機関で行うよう、説明する。


※腹膜透析=お腹の中に透析液を入れて、腹膜を利用して血液をきれいにする 自分で1日4回程度行う




















問題 76  脊髄クモ膜下麻酔を受ける患者の看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 第 1~2 腰椎間腔が十分開くよう患者の姿勢を整える。 

2 麻酔で痛覚は消失するが、触覚は残ることがあると説明する。 

3 麻酔中は、血圧上昇をおこしやすい。 

4 低比重の局所麻酔薬が使用される場合は、手術部位が下になる体位をとらせる。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)















・正解 2


 第 3~4あるいは第4~5 腰椎間腔が十分開くよう患者の姿勢を整える。 

2 麻酔で痛覚は消失するが、触覚は残ることがあると説明する。 

3 麻酔中は、血圧低下をおこしやすい。 

4 低比重の局所麻酔薬が使用される場合は、手術部位がになる体位をとらせる。


※低比重の局所麻酔薬=本問の場合脊髄液よりも軽い麻酔液のこと














問題 77  喫煙が関連する疾患について、誤っているものを一つ選べ。 


1 食道がん 

2 慢性閉塞性肺疾患 

3 1型糖尿病 

4 心筋梗塞












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)















・正解 3


※1型糖尿病=生まれつき膵臓のインスリン分泌機能が低いことなどが原因 糖尿病のうちの約5%

 心筋梗塞=心臓の筋肉が壊死する病気

















問題 78  がんの一次予防について、正しいものを一つ選べ。 


1 がん検診を受ける。 

2 生活習慣を見直し、適度な運動を取り入れる。 

3 何か症状を自覚したらすぐに受診する。 

4 がん治療後、再発予防に取り組む。




















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 2


1 がん検診を受ける。=二次予防 

2 生活習慣を見直し、適度な運動を取り入れる。=一次予防 

3 何か症状を自覚したらすぐに受診する。=二次予防 

4 がん治療後、再発予防に取り組む。=三次予防


※一次予防=病気の発生を防ぐ

 二次予防=病気の重症化を防ぐ

 三次予防=すでに発病している病気を管理する


















問題 79  40 歳代の死因順位(人口動態調査、平成 28 年)の第 2 位を選べ。 


1 心疾患 

2 脳血管疾患 

3 悪性新生物 

4 自殺












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)














・正解 4


1 心疾患  第3位

2 脳血管疾患  第4位

3 悪性新生物  第1位

4 自殺 第2位


※悪性新生物=がん並びに肉腫のこと




















問題 80  修正MRCスケール(MRC息切れスケール)のグレード 3 について、正し いものを一つ選べ。 


1 息切れのため、同年代の人よりも平坦な道を歩くのが遅い。 

2 平坦な道を約 100m歩くと、息切れのために立ち止まる。 

3 息切れのために家から出られない。 

4 ゆるやかな上り坂を歩くときに息切れがある。














 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


















・正解 2


1 息切れのため、同年代の人よりも平坦な道を歩くのが遅い。=グレード2 

2 平坦な道を約 100m歩くと、息切れのために立ち止まる。=グレード3 

3 息切れのために家から出られない。 =グレード4

4 ゆるやかな上り坂を歩くときに息切れがある。=グレード1


※グレード0=激しい運動をした時だけ息切れがある

 「やまぐち呼吸器内科・皮膚科クリニック」HP参照















<おことわりとお願い>

筆者は医療実務に関しては疎いので、ご了承願います。

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!


 「あなた様のご健康と学業成就を祈念しています!」


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