<平成30年度A日程 准看護師試験 第41問~第50問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2024年10月18日 | 准看合格法
問題 41  グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)について、正しいものを一つ 選べ。 


1  開眼、言語反応(発語)および運動反応を評価する。 

2 呼びかけにより開眼すれば、4点である。 

3 理解不明の声を出す場合は、1点である。 

4 合計点が低いほど軽症である。



















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・正解 1


1  開眼、言語反応(発語)および運動反応を評価する。 

2 呼びかけにより開眼すれば、3点である。 

3 理解不明の声を出す場合は、2点である。 

4 合計点が低いほど重症である。


※グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)=意識障害レベルを点数で分類 開眼機能(E)1~4点、言語機能(V)1~5点、運動機能(M)1~6点



















問題 42  クリティカルパスについて、正しいものを一つ選べ。 


1  患者の問題ごとに、治療やケアの経過を記録したものである。 

2 患者の治療やケアに対する特定の反応や症状に、焦点を当てたものである。 

3 患者の経過や情報について、要点をまとめたものである。 

4 入院から退院までの標準的な看護計画を示したものである。













 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)






















・正解 4


1  患者の問題ごとに、治療やケアの経過を記録したものである。=看護記録の経過記録

2 患者の治療やケアに対する特定の反応や症状に、焦点を当てたものである。=フォーカスチャーティング(FC)

3 患者の経過や情報について、要点をまとめたものである。=看護サマリー

4 入院から退院までの標準的な看護計画を示したものである。=クリティカルパス


※クリティカル=危機的な、重大な

 パス=行程、経路



















問題 43  呼吸の異常について、正しいものを一つ選べ。 


1 成人の場合、1分間に24回以上の呼吸を過呼吸という。 

2  異常に深く大きな呼吸が持続するのをビオー呼吸という。 

3 呼吸困難時に、下顎が動いている呼吸を起座呼吸という。 

4 チェーン・ストークス呼吸は、脳出血やアルコール中毒患者にみられる。











 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 4


1 成人の場合、1分間に24回以上の呼吸を頻呼吸という。

2 異常に深く大きな呼吸が持続するのをクスマウル呼吸という。

3 呼吸困難時に、下顎が動いている呼吸を下顎呼吸という。

4 チェーン・ストークス呼吸は、脳出血やアルコール中毒患者にみられる。





















問題 44  バイタルサイン測定について、誤っているものを一つ選べ。 


1 呼吸音を聴診する場合は、患者が協力できる範囲で深呼吸を促す。 

2 患者の脈拍を初めて測定するときは、左右の橈骨動脈を同時に触診する。

3 麻痺がある患者の血圧測定は、健側で行う。 

4 口腔検温は、意識障害のある患者に適している。












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 4


1 呼吸音を聴診する場合は、患者が協力できる範囲で深呼吸を促す。 

2 患者の脈拍を初めて測定するときは、左右の橈骨動脈を同時に触診する。

3 麻痺がある患者の血圧測定は、健側で行う。 

4 口腔検温は、意識障害や呼吸困難のない患者に適している。

















問題 45  病室環境について、正しいものを一つ選べ。 


1 ベッド周囲の整理整頓は、看護者の役割ではない。 

2 温度が一定に設定された病室では、患者の状態に合わせて掛物などで調整する。 

3 看護者の話し声や靴音、器具の音は、患者に安心感を与える。 

4 室内湿度は、20~30%が望ましい。 














 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)














・正解 2


1 ベッド周囲の整理整頓は、看護者の役割である。 

2 温度が一定に設定された病室では、患者の状態に合わせて掛物などで調整する。 

3 看護者の話し声や靴音、器具の音は、患者に安心感を与えるわけではない。 

4 室内湿度は、50%前後が望ましい。※夏期は50~60%、冬期は40~50% 




















問題 46  体位変換の援助について、正しいものを一つ選べ。 


1 看護者は、支持基底面を狭くした姿勢で行う。 

2 仰臥位から側臥位にする場合は、患者の膝を伸ばした状態で行う。 

3  水平移動する場合は、患者の両腕を組み、両膝を立て身体を小さくまとめる。 

4 水平移動時に、看護者と患者の負担を軽くするには、患者を持ち上げて移動させる。 












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)















・正解 3


1 看護者は、支持基底面を広くした姿勢で行う。 

2 仰臥位から側臥位にする場合は、患者の膝を曲げた状態で行う。 

3  水平移動する場合は、患者の両腕を組み、両膝を立て身体を小さくまとめる。 

4 水平移動時に、看護者と患者の負担を軽くするには、患者を水平に滑らせるように移動させる。 
                  

※支持基底面=体重を支える面積のこと 身体の安定性に大きく影響


















問題 47  食事の援助について、正しいものを一つ選べ。 


1 治療食は、栄養士の食事箋に基づいてつくられる。 

2 視力障害のある患者には、食事内容などを具体的に説明する。 

3 患者の状態に関わらず、患者の体位は側臥位にする。 

4 患者の口に運ぶ1回量の食物は多めにする。 











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・正解 2


1 治療食は、医師の食事箋に基づいて栄養士が献立を作成してつくられる。 

2 視力障害のある患者には、食事内容などを具体的に説明する。 

3 患者の状態や状況に応じて、患者の体位は座位や側臥位にする。 

4 患者の口に運ぶ1回量の食物は少なめにする。 



















問題 48  排泄の援助について、誤っているものを一つ選べ。 


1 便秘の患者には、腰・腹部の温罨法をすすめる。 

2 床上での排泄時は、患者が腹圧をかけやすいように体位を整える。 

3 便器を使用する際は、肛門部が便器の端にくるように調整する。 

4 排泄後は、排泄物の量、性状および皮膚の状態などを観察する。












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 3


1 便秘の患者には、腰・腹部の温罨法をすすめる。 

2 床上での排泄時は、患者が腹圧をかけやすいように体位を整える。 

3 便器を使用する際は、肛門部が便器の中央にくるように調整する。 

4 排泄後は、排泄物の量、性状および皮膚の状態などを観察する。

















問題 49  ベッド上での清潔の援助について、正しいものを一つ選べ。 


1 清拭時のベッドは、看護者が援助しやすい高さに調節する。 

2 下肢の清拭時は、患者の足関節を支えて下肢を安定させる。 

3 熱布清拭は70℃のお湯で行う。 

4 エタノールを使用しての洗髪では、70%エタノールを用いる。 










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・正解 1




























問題 50  寝衣交換について、正しいものを一つ選べ。 


1 寝衣は、通気性の低いものを選ぶ。 

2 麻痺のある患者の場合は、健側から着せる。 

3 ズボンの着脱は、可能であれば膝を立てた状態で行う。 

4 身体に汚れがある場合、清拭する前に寝衣を交換する。 












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


















・正解 3


1 寝衣は、通気性の高いものを選ぶ。 

2 麻痺のある患者の場合は、患側から着せる。※脱健着患

3 ズボンの着脱は、可能であれば膝を立てた状態で行う。 

4 身体に汚れがある場合、清拭後に寝衣を交換する。 














<おことわりとお願い>

正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!


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